トップ釣行記

当麻池に行ってきました

冷たい雨に打たれて転進

2014-11-25

 急遽11月24日に帰省することになりました。この日は勤労感謝の日の振り替え休日ですが、夕方18時に大阪で所用のため、25日に有給休暇をとりました。
 したがって25日はさいたまに戻るのですが、大阪→さいたまへの移動だけに有給休暇を使うのは勿体無い。意地でも釣りに行ってやる!と、候補地を物色しました。

 すっかり寒くなった時期の帰省と言えば、毎度お馴染みの両ウドンの底釣りです。候補地をネットで調べて、かつらぎフィッシングセンターに決めて、雨の降る朝7時過ぎに実家を出発しました。
 カーナビに住所を入力しウロウロと探したところ、それらしき跡地がありました。

えー!?
草がボウボウはえてます

 どうやら結構前に廃業してしまったみたいですね…。

 このまま帰ってしまうのも何だか悔しい、どこか無いか?とiPhoneで検索し、ウドン池では無いものの、ここから程近い当麻(たいま)池に行くことにしました。
 決め手になったのは屋根付きの釣り座があるらしいという点です。廃業したかつらぎフィッシングセンターは屋根のある釣り座があると聞いていたから出張ってきたのだし、以前に行った京都の釣天狗池にも屋根付きの釣り座がありました。長い竿は使えませんが、関西には屋根付きの釣り座がある釣り池が結構あります。そういえば瀬戸内の釣船には屋根のある船が多いし、西日本の釣り人は屋根が好きなのでしょうか?

 せっかく出張ってきたので、せめて冷たい雨を凌げないととてもやっていられません。そうと決まればカーナビをセットし直し、ようよう辿り付いたのは10時30分に近い頃でした。

 雨の平日ですが先行者が3人、テントを出して釣りをしていました。事務所に行くと池の方がいないので、先行者の方々に話を聞いてみました。すると何か急用で出て行ったよ。釣りをしていれば帰ってくるよとのこと。この人はスポニチの取材で来られていたAPCの杉本功さんという方でした。後で調べるとスポニチへら釣り大会の大会委員長を勤められているとか。普段関西の情報は全然入ってこないので、寡聞にして存知あげませんでした。

 早速、合羽を着込んで、入り口並びの屋根付き釣り座に道具を並べて開店します。

小さい池です
釣り座の風景です(10:46)

先行の方々は桟橋に
事務所方面を望む

 竿はダイワの孤月峰9尺。道糸はPE0.3号。ハリスは0.4号30-35cm、ハリは上下ともガマカツのクワセマスター4号、ウキは武州阿吽 底釣用カヤPCムクトップ10番です。
 えさはGうどん本舗のGうどんを水120ccで標準作り。まぶし粉は隼人大池ペレットです。

 水深を測ってみると、ウキが竿先の直下にくる、いわゆるチョウチンです。2.5mといったところでしょうか。
 えさを打ち始めると5投くらいでウキにサワリが出始めます。これはいい感じ?と期待していると、モヤモヤと動くばかりで落としません。これはジャミっぽいなぁ。

 エイヤ!っと合わせると、やはりクチボソが掛かってきました。そうか…キミ達は元気なのね。

やっぱりキミか
クチボソが掛かってきました(10:57)

 続けてえさを打っていきます。しばらくはへらぶなが寄るまで我慢、と早いアタリでもなんでも積極的にあわせていきますが、偶然でも何でも掛かりません。
 どんどんウキのトップのナジミが浅くなっていきます。相当ジャミが寄っているのではないか?と思いつつ、へらが寄ったら大人しくなるはず!と我慢の打ち返しを続けます。

 相当時間が経った後、一回スレで引っかいたのをきっかけに、少しアタリを待つことにしました。えさが着底した直後はジャミのモヤモヤサワリがでるので、それを見送ります。しばらく待つとサワリが止まります。おそらくまぶし粉が剥がれたのでしょう。その後もアタリを待ち続けると、チクッ!と小さいながらも鋭いアタリが出て、ようやく初物が釣れました。

ようやく釣れました
初物釣れました(12:00)

 やっぱりこういう釣り方になっちゃうのね…、と狙いが当たったものの少し残念な感じです。というのも待ち釣りになると、えさ打ちの回数が減っちゃうので、魚が薄くなって長続きしないのです。
 えさを打ってサワリが出ないようなら早めに打ち返します。サワリが出たらアタリを待つのですが、なかなか決めアタリが出ません。

 そんなこんなを繰り返すと、ようやく1節落とすアタリが出ました。

久しぶりに釣った
2枚め釣れました(12:42)

 少しウキにサワリが増えてきました。えさ打ちの甲斐があったか魚が寄ってきたのかな?小さいながらも鋭いアタリをあわせると、ギュン!と元気な魚が竿を絞ります。

よーしよーし
3枚め釣れました(13:10)

 へらぶなの寄りを感じられるようになってきました。今がチャンス!とえさ打ちを続けると、ツン!と落としてイイ感じです。

反応がいい
4枚め釣れました(13:34)

 しかしこの後、反応が無くなってしまいました。
 途中、先行のお客さんが様子を見にこられ、少しお話ししました。埼玉から来ましたと話すと、埼玉は釣り場がたくさんあって良いよねと羨ましがられました。今度、椎の木湖に行くんだよ。あそこは大きい魚が釣れるんだって?と楽しげに話しておられました。僕の所属の例会では8月に行くんですが、腕が大変なことになりますよ。平均1kgが50枚とかですからへらぶな釣っているのかコイ釣っているのか分からなくなりますと答えると、大変驚いておられました。こんなやりとりも遠征ならではですね。

 雨は相変わらず降り続けます。釣れるペースはポツポツでした。

久しぶりに釣れた
6枚目釣れました(14:33)

ぽつぽつと
7枚目釣れました(15:04)

 7枚めは一荷で掛かっていましたが、一匹外れてしまいました。

これにて終了
8枚目釣れました(15:11)

 15時を回ってしまって、これはイカン!と慌てて帰り支度を始めます。最後に事務所に寄ってお代を払おうと思ったら、留守番していた常連さんでした。お代を預かってもらって池を出ようとしたら、ちょうど池主さんが帰ってきたのでご挨拶できました。
 どこからお越しですか?と聞かれてさいたまなんですと答えると、わざわざそんな遠い所から…と驚いてました。これから帰るとまでは言いませんでしたが(笑)。

 枚数を聞かれて10枚行かなかったですと答えると、少し残念そうにしていましたが、型は?と聞かれて、良い型が混じりました。白くて格好良いのが釣れましたよと答えると、少しホッとされていました。

 帰り道は意外とスイスイと進み、17時前に実家に到着しました。1時間ほどですね。宅急便で発送の段取りをして、新幹線で帰ると、さいたまの自宅に着いたのは22時過ぎでした。
 些か疲れましたが、滅多に行けない場所への釣りを堪能できました。遠いところでも新幹線を使うとなんとかやれる、といういつもの帰省パターンでした。

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