日光・湯川へ行ってきました
入梅も間近となる頃、是非行っておきたいのが渓流のフライフィッシングです。この時季は何をやっても楽しいので、ついつい他の釣りにかまけて疎かになってしまうのですが、川を歩くだけでも気分が良いし、梅雨に入ると川が増水するので、実のところ一番良いタイミングでの釣行は案外難しいものだったりします。釣行先を検討しているうちに、奥日光の湯川へ行こう!と閃きました。
これまで2度釣行したことがあるのですが、初めては赤沼茶屋から釣り上がるも、やたら暑い日に当たって丸ボウズ。前回は湯滝下でニジマスをニンフで釣ったものの、ブルックトラウトを釣ることは叶わないでいました。
遥か昔、明治の頃、パーレットさんが放流したというブルックトラウト。それが代を重ね、子孫を繋いで現在も湯川に泳いでいる(詳しくはこちら)というのは、なかなかにロマンを感じさせるものがあります。しかし単純に前回釣れなかったから釣りたいってことと、さる事情からショコラ隕石餅なるものを食さねばなるまい、という事情により、ブルックトラウト(パーレット鱒)を釣りに行こう!と決めたのでした。
朝、のんびり起きて9時頃出発し、日光市内で買い物をします。その後、湯川へ向かいます。まずはお昼ゴハンをとドライブイン郭公で天ざるを頂きます。
赤沼茶屋で入漁券を購入し、支度を整えて川へ向かいます。
今日の道具は、竿がル・グラン・ソワールのアルディ704、リールはキネヤのモデル700、ラインはDT-4F、リーダー・ティペットともに6Xです。
湯川らしい流れです(13:45)
テクテクと歩いては、ところどころで川を覗いて様子を窺います。要所には必ずと言っていいくらい、釣り人が入っています。
下の写真のところ、左側の瀬尻?でライズを見つけました。遊歩道から時間をかけて様子をみると、時折ライズが出ています。
釣れるかな(14:11)
川に静かに入り、ライズのあった辺りに向けて14番くらいのパラシュートを投げます。ところが何も反応がありません。サイズが合っていないのかな?と交換しても芳しくありません。
ライズがある割には反応が良くありません。見限って動くか、粘るか悩むところです。周りを良くみるとモンカゲロウ?のような大きい虫が飛んでいます。どうやら、これに反応しているのかも知れません。ところが、パタッと大きい虫が出なくなってしまったので、移動を決断します。
テクテクと歩いて上流へ向かいます。遊歩道脇で談笑していた釣り人3人組の方に話を聞くと、午前中はずっとモンカゲロウのハッチがあった、とのこと。やっぱり大きいのが出てるのか。
遊歩道を歩くと男体山が目に入ります。写真を撮っていたら釣れましたか?ハイカーから声を掛けられたり、まったりとした雰囲気の場所です。
青木橋下流(16:12)
目ぼしいところには必ず釣り人が入っており、青木橋に近づくにつれてますます増えてきました。ちょうど昼過ぎの時間帯とあって、グループがベンチでのんびり話していたりして、やっぱり異常無し、といった気配のようです。
青木橋(16:14)
青木橋まで行っても入れそうな場所が無かったので、赤沼茶屋方面に戻ります。釣りができるところを確保するのが優先かな?という感じなので、ヤツモモウラから上流に遡ることにします。ここから上流は遊歩道から離れているので、まだできるところがあるかも知れません。
底が緩いので、一歩ずつ気を付けながら進んでいきます。先に進んで、川幅が狭くなり、遊歩道から見えなくなった辺りでパシャっと出ました。
ネットの中で写真を一枚撮って、次に手に持った写真を撮ろうと思ったら、ビタビタと暴れ、ヌルッと逃げられてしまいました。
こんなところでした
その後、少しずつ進みながらフライを投げていきますが、後が続きません。その先で釣り人の姿が見えましたし、夕方が迫ってきてイブニングをどこで過ごすか、と考えて移動します。
ヤツモモウラから上がって下流へ歩くと、釣り人が少なくなっています。最初にライズを見つけたところまで来るとパシャ!とやらかしています。様子を見るとやっぱりライズが多いです。なぜか分からないのですが、明らかに他所と数が違います。
よーし、ともう一度川に入ります。やたら大きなモンカゲロウが飛んでいて、水面をツーっと滑るとガバッとやらかしてます。これは…と結んだフライは8番くらいの大きな白いハックルのパターンです。
期待しながら投げると、すぐにパシャっと出ました。ですがハリ掛かりしません。着水してすぐに出たのですが、流すと出ません。
水面を流されながら滑る動きが目立っているのだろう、と、チョンチョンとスケーティングさせると、やっぱりガバッと出ます。ところが掛かりません。調子に乗って続けると、明らかに反応が違って、5・6回ほど出ましたが全て空振りです。フライを引っ張るので、魚が想定していない方向へ引かれて食い切れないのでしょう。でも楽しい。
辺りが暗くなってきて、次第に魚も出なくなってきました。キャスト精度も落ちてきて、枝に引っかかってティペットが切れてしまいました。予備のフライも無いし、アイにティペットを通すのも苦労し始める光量になったので、これにて終了です。
結局、釣ったのは一匹だけだったけど、勢いよくガバッと水面のフライに襲いかかるシーンが何度も見られて楽しかったです。また来たいなぁ。
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