やっぱり間違いの無いシアワセなお味
職場の後輩2人からカワハギ釣りに行きませんか?とお誘いをいただき、千葉県金谷の光進丸へ行ってまいりました。
思い起こせばカワハギ狙いでの前回の釣行は2005年11月26日久比里の山下丸で、と実に10年以上も前のこと。その後、折れたシーバスロッドを改造してカワハギ竿をデッチ上げようという計画を立ち上げたものの、これが滞り、もうそんな年月が経ってしまったのですね…。
やや遅れて到着し、岡沢釣具店で受け付け、仕掛け・えさを購入し、乗船します。船はやや小さめですが、ベンチに座布団が結び付けてあって、なかなか好感が持てます。船長も出船前にやったことある?と声を掛けてくれたので、前回から10年くらい経つので…と答えると、丁寧に釣り方をレクチャーしてくれました。
準備を済ませていざ出港。港から北へ少々走った辺りで、釣り開始です。ポイントの真正面には富士山が鎮座しておりました。
覚束ない手つきでえさのアサリを付け、投入すると、早々にゴゴン!と明確なアタリが伝わり、初物が釣れました。よかった。手ぶらでお帰りじゃ寂しいもんね。
初物釣れました
なかなか食べ応えのあるサイズが勢い良く掛かってくれました。船長もそうそう。そんな感じとにっこり微笑んでくれました。
この分ならたくさん釣れるんじゃないか?と期待も高まるのですが、そうは問屋が卸しません。時折コツン!とアタるのですが、待ってもアワせてもハリ掛かりしないのです。
どうして掛からないのだろう?と心が折れそうになった頃、犯人の正体が見えてきました。
これは無毒で美味しいと聞きましたが、僕のような素人は手を出さずにリリースします。
これは食べるところがありません。3年後に期待して海へお帰り頂きます。
この子も食べるところ無し。来年お相手してね、と再放流です。
トラギスも出てきてバケツが賑わってきましたが、本命のカワハギのキープサイズは伸び悩みました。
誘ってくれた後輩達
後輩達もいまいち伸び悩んだ様子でした。う~ん、楽しかったけど、もうちょっと釣れるともっと楽しいかな?
帰り道はちょっと寄り道して、上総湊港にてハゼを調達します。港の出入口から、方々に投げて探ると、固まってアタリが出る場所を見つけました。よし!ここだ!と折り畳み椅子に座って陣取り、集中攻撃を掛けると、日没までに8匹釣れました。ハゼは年末に甘露煮を作るべくキープし、無事帰宅しました。
翌日はカワハギを捌いて頂きました。3尾だけですから調理も楽々(ちょっと悲しいけど)です。献立はカワハギの肝味噌鍋です。
カワハギの肝味噌鍋
身は1匹分ですが、肝を3匹分使い、等量の味噌で和えて、鍋に放り込むという、なんとも贅沢な料理です。一人用土鍋に昆布で出汁をひいて、カワハギの身、野菜をグツグツと煮えたところで、肝投入!
…スゴい味がしました。鍋のおツユでこれだけスゴいのはちょっと例が無い感じ。以前タラの白子を贅沢に使って雑炊を作って悶絶した(笑)ことを思い出しました。そんな感じ。←って伝わらないか。
とってもシアワセなお味でした。このまま満腹で布団に入った時の感じと言ったら、もう、これ以上のシアワセがあろうか?いや、無い。とニヤニヤしながら眠りについたのでした。
その間台所では、残る2匹のカワハギが丸干しになってました。
翌週の日曜日、このカワハギの干物を料理して頂きました。献立は炊き込みご飯と干物の炙りです。
こちらは彼女とおいしく頂きました。もちろんシアワセな晩御飯を頂いたワケですが、やっぱりカワハギの肝が無い分、何か足りない…といった感じを彼女も抱いていたことでしょう(笑)。
食べるのが平日になってしまったので、足の速い肝は僕が一人で鍋祭りをしてしまいました。近いうちにもう一度行って再度作って食べたいと考えています。
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