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ヒラメを釣って昆布締めを食べたい

鹿島灘へ出撃!

2015-12-23

 さる11月1日に飯岡の幸丸にひとつテンヤマダイ釣りに行った際に、他船でヒラメがよく釣れていました。これを見てヒラメ釣りたいなぁ、昆布締めにして食べたいなぁと思っていました。
 そこで21日、鹿島灘のヘッドランドにルアー釣りに行きましたが、釣ることができず、次の機会を窺うこととなりました。

あぁ惨敗
鹿島灘

 やっぱり獲物を確保するには、船に乗るのが一番、と、23日の天皇誕生日、鹿島港の利喜丸に予約を入れて行ってきました。
 ここを選んだのは、沖釣り情報誌つり情報の巻末情報コーナーに初心者歓迎と書いてあったので選びました。手漕ぎボートで急遽端物仕掛けを作って釣ったことはありますが、乗合船のイワシ泳がせによるヒラメ釣りは初めてです。

 初心者かつ滅多にやらない釣りなので、わざわざ竿を買うことは避け、竿は借りました。これが3mあって、イワシが弱らないように船の揺れを竿の長さで吸収するんでしょうね。コマセマダイの竿で代用できないかな?
 出港前にある程度準備を済ませます。船宿オリジナルの仕掛けが良かろうと購入したのはこちら。

船宿オリジナル
この日の仕掛け

 船上で作れるように一通りは持っていったのですが、ご当地モノが一番良いと思います。オモリは80号です。
 さて、鹿島港から出発した船は北に向かったようです。

遠くに海岸が見えます
凪の鹿島灘

 ポイントに着くと、活イワシが配られ、釣り開始です。中乗りさんにイワシの付け方(最初は付けて貰いました)と、50㎝ほど底を切って待つ釣り方を教わり、第一投です。
 こんなもんかな~と50cmほど底から浮かせて待っていると、なんだか良く分からない重みが掛かります。根掛かりしちゃったかな?と大きくしゃくってみると、ググン!と魚のヒキが伝わりました。
 お!何か掛かった!と巻き上げてみると、立派なヒラメがぽっかり浮いてきました。やった~!

まさにビギナーズラック
釣れました。一投めから。

 なんとまぁ、一投めから釣れるとは。ニヤニヤしながらイワシを活かすタルに入れて、二流しめを入れます。既にどうやって食べようか妄想でいっぱいです(笑)。

もうお帰りでもいいか?
チラチラ見てはニヤニヤ。

 2流しめは何やらゴソゴソというアタリを感じました。それ食え~もってけ~と念じたのですが、我慢が足りなかったか、イワシが齧られただけでした。

がぶっと行けよな~
哀れ。齧られたイワシくん

 3流しめからは何も異常が起こりません。延々時間が過ぎてゆき、周りの人も今日はシブいね~なんて声があがります。この船は片舷流しなので、潮下側になったらみんな置き竿でまったりクルージングモードになってました。

 終了間近、潮下側でまったりしていたら、いきなり反対側の左舷に連続ヒットのフィーバータイムがやってきました。デカいヒラメを続けて3枚上げちゃう人も居てビックリ!潮上で全部釣り切れるワケが無い!と頑張ったのですが、釣れませんでした。

 そのまま沖揚がりの時間となりました。本当に1投めだけで釣ったので、まさに虎の子。野球で言うなら、先発ピッチャーの立ち上がりに一発カマして、後はゼロ行進のスミ1状態でした。朝マズメって重要だなぁ。

 陸に上がってからは、お昼ごはんのお弁当をいただきました。ごちそうさまでした。

炊き込みご飯のお弁当
おいしかったです

 他に茹でタコも頂きました。サービス満点だなぁ。

 家に持ち帰って彼女に見せると、喜んでくれました。5枚おろしに挑戦してみる?気兼ねなくやれるチャンスだよ?と水を向けると、こんな機会、滅多に無いからやってみる!と乗り気です。

どーですか?
じゃーん

頑張ってます
5枚おろしに挑戦中

上手いじゃん!
綺麗にできました

 料理本を見ながら挑戦した5枚おろしは、とても上手にできました。
 さて、かねてより昆布締めを狙っていただけに、既に昆布は調達済みです。北海道の船泊漁協からお取り寄せの利尻昆布(礼文島だけど)です。

この日を待ってた
これですよ

 昆布締めは当然昆布に包まれる時間が必要です。この日の晩御飯はアラ炊きで。

じゃーん
アラ炊き

 薄味に仕上げたアラ炊きは、良いお出汁が出て、一緒に炊き合わせた豆腐がとても引き立つ上品な一品でした。

 そして迎えた26日。3日間冷蔵庫にて昆布に包まれたヒラメの昆布締めとのご対面です。

ヨッシャー!
ヒラメの昆布締めとご対面

 いざ一口食べてみた彼女の感想はすごい!でした。ヒラメの昆布締めを考えた人ってエラい。ノーベル賞をあげたい。とてもシアワセなお味でした。

 今回はもう1サクを刺身にしてみました。さらにバーナーで炙ったものを作って食べ比べです。あぁ、なんて贅沢な。

どーですか?
ヒラメのお刺身
(上段が炙り。下段がそのまま)

 もちろんお刺身も激旨でした。それでもなお、彼女は残るサク全部昆布締めでもいいと昆布締めを大絶賛していました。

 また、今回初めて寿司に挑戦してみました。レンジで温めたご飯に粉末の寿司ご飯の素を混ぜて、ラップで包んで、お刺身を載せるだけの素人仕事ですが、素材が良いためか、こちらもおいしくいただきました。

バーナー大活躍
左が炙り。右がそのまま。

 そして贅沢にも昆布締めのお寿司にも挑戦。また彼女が頑張って切り出してくれたエンガワもいただきます。

う~ん、ヒラメ尽くし
左が昆布締め。右がエンガワ。

絶品
エンガワの炙りを寿司で

 寿司もおいしく頂きました。エンガワの炙りはレモンを絞って、ほんの少し塩を掛けてやるのが良かったです。あ~シアワセ。

 残ったサクはやっぱり昆布締めにしました(笑)。翌日には昆布締めのお茶漬けも作ったりして、考えられる限りを尽くして堪能させて頂きました。ご馳走さまでした。

動画

movie

ヒラメの昆布締め茶漬け(カツオ出汁)
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 やっぱり食べて美味しい魚釣りは良いですね。彼女にとってもヒラメの5枚おろしに初挑戦など、良い経験になってくれれば、釣りに行った甲斐があった、というものですね。

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