5年ぶりに飯岡・幸丸へ
毎年、夏にご一緒(というか便乗)させて頂くシイラ釣りの幹事を務めるYさんのお声掛けで、エノさんとともにひとつテンヤマダイ釣りに行ってきました。
思い起こせば5年前、普段釣りをしない職場の先輩がタイを釣りたいと洒落のように言ったことから千葉県は飯岡の幸丸の午後船に、ひとつテンヤマダイ釣りに行ったことがあります。
その時は小さいマダイが一匹釣れただけ。でも釣り自体は楽しかったので、また行きたいなぁ…と思いつつ、早や5年の月日が流れてしまっていたのです。
前回のシイラ釣行の際に車中でひとつテンヤの話題で盛り上がったことから、個人的にも5年前の記憶を思い出し、ふと仕事帰りのタックルベリー神田駅前店で、一本の中古竿を見つけました。ジャッカルの鯛夢TMS-245M-STです。
店員さんに尋ねてみると、カタログを引っ張り出してくれて関東周辺でひとつテンヤをやるにはちょうどいいですよとのこと。これはいっとけ!って言われてる?以前キャンペーンで貰った割引券があったよね…?と、お買い上げしてしまいました。
あくる日、テンヤも買っておかないとね…と、上州屋神田駅前店でテンヤを物色します。同じ名前のテンヤがあったので、竿と同じなら相性も良かろう、とお買い上げ。
着々と準備を進める中、いよいよXデーがやってまいりました。1日の夜半過ぎ、Y氏とエノさんが迎えに来て下さいました。Y氏の運転で飯岡の幸丸に到着したのは4時前。釣り座は先着順なので、どうしても早くなってしまいます。
5年ぶりに着いた来た幸丸さんは少し様子が変わってて、乗船料の支払は自動販売機になってました。へ~。釣り座は左舷の大艫にお客さんが居たので、その隣から3席並びで取れました。
港で出船まで待機後した後、乗船です。出港すると少し波があるのでキャビンに入ったのですが、厚着と人の熱気で暑くなり、少し気持ち悪くなってしまいました。同じ波っけがある海でも、濡れても構わない格好で風に吹かれる夏の方が船酔いはし難いですね。
ポイントに到着して釣り開始です。
竿は前掲ジャッカルの鯛夢TMS-245M-ST、リールはダイワのセルテート(初代)2500、糸はPE0.8号で、リーダーはDUELのH.Dカーボン船ハリス(漁業者専用)2号5mです。水深は20~30mくらいです。Yさんのアドバイスを受けて、テンヤは5号でスタート。
テンヤを落としていくと底に着いたことは分かるのですが、どうやって釣ったらよいのか分かりません。落とし込んでいく時にアピールし、魚が食うと聞くのですが、その状況はどうやったら作れるのか?
あれこれ竿を操作して試しているとYさんにヒット!本命ではありませんが、コチが釣れました。
この日、一番釣り方を掴んでいたのはエノさんでした。食べ頃の、とっても美味しそうなマダイをゲット!
さらに同サイズを追加し、頻繁にアタリを出していました。
あまりに絶好調なので釣り方を尋ねてみると、底を取ったら、船の流れで底から切れるので、竿先を送り込んで落とす。エビが跳ねるようなイメージと言っていました。この中でアタリを待つ、いわゆる喰わせの間を与える点がキモと話してましたが、この時にダイワの竿の柔らかく感度の良いメタルトップが効いていました。別途持ち込んだシマノのハリのある竿と交換しながら釣り方を掴んだようです。
聞いたところでエノさんのイメージが共有できるわけでもなく、僕にはなかなか釣れません。困った時のボウズ逃れの手、底探りでとりあえず何でもいいから一匹を…と、底を引きずるように引っ張ると、何とか初物が釣れました。
初物釣れました
他に一匹小さなハナダイを追加し、次は本命のマダイを…とあれこれ試します。エノさんの話す釣り方のイメージが実現できません。腕が悪いのか、僕の竿はハリのある感じなので、そもそも合ってないのか?
底が取り難くなってきたので、テンヤを10号に替えたりしたのですが、マダイを釣ることは叶わず、イナダを追加するに留まり、終了の時刻となってしまいました。
港へ戻り、宿で昼食のカレーライスを頂きました。その際ずいぶんとクーラーボックスが並んでいるなぁ、と思ったら、ヒラメ船が絶好調で、5枚おろしを頼むお客さんの順番待ちでした。2枚3枚は当たり前に入っている状況で、あまりの量に待たされるため、頼むのを躊躇うお客さんが出るほど。う~ん、次はヒラメにしようかな?
家に帰ってきて今日の獲物を下拵えをし、1日空いた3日に彼女と料理して頂きました。
前回気にいったイナダのユッケです。かきまぜてしまうと見た目がアレなので、焼肉のタレをかける前に撮影しました。
イナダのしゃぶしゃぶ
イナダのしゃぶしゃぶです。この2品は前回独りで食べてしまったので、激しくリクエストを頂いたのでした(笑)。もちろん美味しかったです。
ハナダイは干物にして冷凍保存していました。
こちらは8日、ハナダイ飯を作って、アユ・カマスの干物と一緒に頂きました。当初一匹は干物を焼いて食べる目論見だったのですが、新規購入した炊飯器は火力が足りず芯残りする大失敗でしたので、旧炊飯器で急拵えです。炊飯器で作る時は炊き込みご飯モードにしないといけない模様。いろいろな機能付きの炊飯器はかえって要注意ですね。
旧炊飯器は白飯が炊き上がるとおこげができる変なヤツですが、最後の仕事はちゃんとこなしてくれました。うむ。大儀であった。
最後はハナダイ茶漬けで締めです。新潟・柏崎釣行の際に第4回ご当地どんぶり選手権(2013年)でグランプリを獲得したという鯛茶漬けを食べて以来、こちらも彼女から激しくリクエストを頂いていたものです(笑)。
もちろん美味しく頂いたのですが、工夫をすると、例えば、お茶を淹れる際に使う出汁を変えてみるとか、刺身や焙った身、皮なんかを載せたら、きっと旨くなるはず。もっとたくさん試してグランプリ受賞作とはいかないまでも、旨い鯛茶漬けを作ってみたいものです。
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