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今年もブルックに会いに行こう

奥日光の湯川へ行きました

2016-06-04

 梅雨入りも近づく6月第1週の週末、是が非でもフライフィッシングに行きたいと考えていました。昨年訪れた奥日光の湯川がとても良かったので、今年も出掛けることにしました。

 当初は日の出前には釣り場に着くように…と考えていたのですが、やはり早起きができず、家を出発したのは9時前でした。
 昨年は赤沼茶屋から入ったのですが店の駐車場は満車でしたので、今年は湯滝から入ろう、と湯滝レストハウスの駐車場へ停めました。

 時間は11時過ぎでしたので、少し早い昼食を、と湯滝を見ながら、舞茸天そばで腹拵えです。

さらさらと流れる滝です
湯滝です

いただきま~す
湯滝をバックに舞茸天そば

 お腹が膨れたところで遊漁券を購入します。11時半になっていたので準備を考えるとスタートは絶対に正午を過ぎると半日券を購入したところで、ふと振り返ると、何やら旨そうなヤツと目が合いました(笑)。

むむっ。旨そうじゃん
豆いっぱい大福

 オヤツも確保したことだし…と準備を始めます。使う道具は出発前から決めていました。特にこの竿はロールキャストがやりやすくて、湯川のような頭上に枝が被さっているところにはピッタリです。実のところこの竿を湯川で使いたくてやって来たのです。

tackle

 湯滝から遊歩道を下っていき、釣り人が居ないところから川に入ります。今日は川のウェットフライの釣りに挑戦しようと、パートリッジ&オレンジを結びます。
 どうやったらいいのかな?とロールキャストでダウンに投げてメンディングをしながら流しこんだり、流れを横切るようにスイングさせてみます。

絶対居るでしょ?
湯川の風景

 倒木がいかにも湯川らしいよね~と、上流からウェットフライを流し込んでみると、ゴン!と手元にファーストバイトがありました。やっぱりこういうところに潜んでいるのかな?と改めて流すと根掛かりでフライを失くしてしまいました。
 ちょっと狙い過ぎた…と次のフライを取り出し倒木の手前を流すと、コツ!とアタって初物が釣れました。

一年ぶりにご対面
川のウェットフライで初物です(12:40)

一年前は逃走されたから
赤い斑点がステキ

ちゃんと泳いで行きました
川に戻して休憩中を

濡れちゃったからよくわからない
こんなので釣れました

 川ではドライフライかルースニングばかりなので、手元にゴッ!とアタリが来る釣りが新鮮です。止水ではお馴染みなんですけどね。この竿のグリップ(スプライススウェル)は、竿を直接握るような作りになっていますから、アタリがダイレクトに伝わる面白さをより感じます。

 初物が釣れてしばらくすると、急にトイレに行きたくなってきたので、湯滝レストハウスの駐車場まで引き返します。トイレをすませて、一旦車に戻るとお昼寝を決め込んでしまいました(笑)。

 目が覚めると15時半頃だったでしょうか。さすがにこれでは何しに来たんだか分からない、と、再び出発の準備を進めていると隣の車の方が戻ってきました。
 少しお話しすると魚は結構出ますよ。小さいのか素早くてなかなかハリに掛からないですけどね。今日は小滝が良かった。とのことでした。

 そこで、先ほどは少しずつ下っていき、釣り人がいたら一旦遊歩道に上がって、また川に入って、を繰り返していましたが、今度は小滝の少し上流から入って再開しました。
 対岸の少し深くなっている流れの中にウェットフライを流し込んでいくと、コン!とアタってくれました。

う~ん愛い奴ぢゃ
オレンジ色が強いコでした(16:00)

 ウェットフライを流すと再びブルックが釣れました。この3尾めが少しサイズアップしたので、記念撮影をと思ったら、しくじって逃げられてしまいました(泣)。

 気を取り直して川に向き直ると、水面まで覆い被さっている枝の下で、パシャッとライズがありました。これはドライフライに出るんじゃね?とティペットを少し伸ばし、14番くらいの自作パラシュートに変更すると、思惑通り出てきました。
 もっと出るかも?と粘ると10回くらいは出てくれたでしょうか。そのうちハリ掛かりしたのは2~3本。どうやら小さい魚の活性が高いようです。こりゃ楽しい!と夢中になっていると二人組が追い越して下っていきました。声を掛けるとよく釣れますね~この川とホクホク顔でした。

 僕は魚が出なくなるまで楽しんでから、遅れて川を下っていくと、早い流れの脇に巻く反転流を見つけました。こんなトコにはちょっと良いサイズの魚が付いていたりしないかな~?と、慎重に流すと、狙い通りに一発で出てくれました。

それでも20cmはないかな~
速い流れの脇に落とし、狙い通りの一本

 その後はすぐに小滝まで下ってしまいました。

水がとても澄んでいました
小滝です(16:14)

 小滝は降りる道が無いので、一旦遊歩道に上がります。先程追い越していった二人組が下から上がってきたのでどうでしたか?と声を掛けると、小滝の下は良くないとの返事だったので、再び小滝の上手から川に降りて、今度は遡行します。

 倒木をまたぎ、ゆるゆると遡りながらフライを投げると、ドンドン魚が出てきます。なかなかハリ掛かりしないのですが、これもご愛嬌と意に介さず、次々と投げてたくさんの魚のご挨拶を頂きました。

これがやりたかった
お気に入りの道具と記念撮影(17:12)

 次第に日が陰り、川が暗くなってきました。真っ暗になると脱渓の道が分からなくなるので早めに上がり、湯滝の辺りの様子を見てから、18時頃、終了としました。

 駐車場へ戻ってきて、ウェーダーを脱いでスッキリしたら、日が暮れてしまう前にオヤツを頂きます。もちろんさっき目が合ったアイツこと豆いっぱい大福です。

いただきま~す
コイツでシメるのです

 豆いっぱいと銘打つだけあって小豆がゴロゴロの餡は食べごたえ抜群。大変美味しゅうございました。オヤツも美味しく頂いて、気持ちよく後片付けをしていると、車のフロントバンパーにデカいカディス(トビケラ)が停まっていました。5cmはあるぞ…こりゃ。

デカっ!
大きいカディスが車に停まってました

 次に来るまでにはこんなデカいカディスフライを巻いて持ってきたいなぁと思います。こんなのがバサっとやられるシーンなんて夢があるじゃないですか。

 帰り道は東北道上り羽生PA(鬼平江戸処)で晩ゴハンです。食事のできる店は閉店間際でオーダーストップだったのですが、開いていた万七というところのポスターが目に留まりました。

ホウホウ
万七のポスター

 一番下に載っているとろろ飯が旨そうだ…と飛び込んで注文。しばらくするとやってきました。

キター!
とろろ飯です

 分量はそんなに多くないのですが、たいへん美味しく頂きました。釣りも楽しかったのですが、何だか食べ物もいろいろ楽しんだなぁ…と満足です。最近釣り以外に食にも愉しみを見出すようになっちゃったのは、やっぱりトシの所為かなぁ?

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