トップ釣行記

手漕ぎボートで海へ出よう

マゴチを狙って内房の海へ

2016-06-18

 職場の上司K氏より久しぶりにボート釣りに行かない?とお誘いを頂きました。前回2012年6月に千葉県富浦から出船しましたが、今回はお隣の岩井海岸にある田中ボート店にお世話になりました。

 出船時間が6時からとのことですが、K氏はお嬢さんと一緒に乗るため、集合時間を7時としました。ところが僕はすっかり寝坊してしまい、8時過ぎに到着する有様。幸い現地集合だったため、K氏はお嬢さんと先に出船することができました。

 遅れて砂浜から沖へと漕ぎ出すとK氏が手を振ってくれたので、海上で遅れたお詫びを述べ、様子を伺うと、キスが10匹ほど釣れたとのことでした。
 今回は関東周辺 海のボート釣り場完全ナビという本を参考に、有望ポイントを探ってみたい、とK氏のボートを離れ、さらに沖へと漕ぎ出しました。

どこかいな~
さぁ沖へ

 前回から4年が経ち、世の中はスマホ全盛となりました。家で雑誌のページの写真を撮り、スマホの画面を眺めて、山立ての情報を確認する時代となったのです。え~っと、こっちの山とマンションが…などとスマホの画面と首っ引きでオールを漕ぐこと数十分。ようやくアンカーを投入して、釣りの準備を始めます。

 今日のお目当てはマゴチなのですが、何よりえさになる魚を釣らねばなりません。シロギス仕掛けを作ります。竿はアルファタックルの「船の達人シロギス」180cm。安物のキス専用竿です。リールはダイワのセルテート2500、道糸はPE0.8号で、リーダーにフロロ3号1mを繋いで、キス用テンビンを結びます。オモリはナス型5号で、仕掛けはSASAMEの投げやすし君キス鈎7号です。

 仕掛けを準備している間に、船の近くに鳥が集まってきました。時折水面でジュボッ!と音が聞こえます。何か小魚が大きい魚に食われてる?と気になっていたら、小型のプレジャーボートがやってきてルアーを何やら仕留めたようです。
 おめでとうございます。何が釣れました?と声を掛けるとイナダが釣れました~との返事。しまったぁ!どうして僕はルアーを持って来なかったんだろう…(泣)。

道具が無ければノーチャンス
シロギス竿の細さがいかにも頼りない

 無いものをねだっても仕方無いので、シロギス仕掛けにジャリメを付けて投入すると、一投目の回収時にいきなりコンコンと魚信が伝わるではありませんか。何が釣れたのやら…と上げてみると、二本の針ともに小さなサバが掛かっていました。

キス仕掛けには珍しいゲスト
サバが釣れました(10:46)

 はは~ん。この魚が食われていたんだな?と気が付いたら、早速バケツに活かして、マゴチの仕掛け作りに取り掛かります。これを泳がせたら、よもやイナダが食ってくる…なんて、妄想が広がってしまいます(笑)。

 マゴチ仕掛けは、竿がSZMのFISHING GAME MEBARU 250、リールはアンバサダー6000C3、道糸がPE3号、鋳込みテンビン10号にハリスはフロロ5号を1ヒロ。ハリはガマカツのマゴチ16号です。
 準備ができたら早速小サバの大きい方を選んで鼻掛けにして海へと投入します。竿掛けにセットしたら、その間はシロギス釣りを続けます。

こんな感じ
今回は竿掛けを二つ持ち込みました

 小サバを投入する頃には、鳥はすっかり居なくなって、イナダもどこかに行ってしまったようです。また回ってこないかなぁ~なんて、のんびり待ちながら、キス仕掛けを軽く投げて広く探ると、良型のメゴチが釣れました。

いらっしゃ~い
キミを待ってた、メゴチくん(11:25)

 続けて2匹目のメゴチが釣れたところで、えさを小サバからメゴチに変更し、マゴチ狙いに切り替えます。もちろんその間、シロギス狙いは続行です。マゴチがダメでもキス天ぷら祭りだけは死守せねば、家で待ってる彼女に申し開きができません。

良型です
待望のシロギス、ゲット!(11:35)

 しかしながら後が続きません。どうやらアンカーがしっかり固定できていないようで、周りを見渡してみると、山立てした位置から流されているようです。仕方が無い…とアンカーを上げて、再度えっほえっほとオールを漕ぎ、アンカーを投入します。
 どの辺りが根なんだろう?と、キス仕掛けを軽く投げて探ると、リールを巻く感触にコツコツと硬いものが伝わります。ここかな?と思っていると、ブルルン!とアタるのです。
 やっぱり根にいるんだねぇ、とやや強いヒキにドキドキしながら上げてくるとホウボウでした。

動画

ホウボウです

ホウボウが釣れました(6sec)
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 このコはグゥグゥよく鳴いてくれました。胸ヒレが派手だし、鳴くし、ホウボウは動画向きのアイドルですね。

 次第に後が続かなくなってくると、やっぱりボートが流されていて、その度に船を立て直します。コツコツ当たる底を探し当てると魚が釣れる、を繰り返しているうちに、13時頃、ボート屋さんから風が出てきそうなので早揚がりでお願いしますと携帯電話に連絡があって、これにて終了です。

こんなもんでしょう
本日の釣果です

 終わってみると、シロギス2匹、ホウボウ2匹、メゴチ3匹、小サバ2匹の釣果でした。遅刻した上に、裏本命のマゴチをかなり真剣に狙った割には頑張ったかな?マゴチが釣れなかったのは残念ですが、そうそう上手くはいかないでしょう。

 翌日に彼女を迎えて、獲物を頂きます。まな板の上に並べて、どのように食べるか思案のしどころ。やはり天ぷら祭りに決めました。

二人でちょうど
美味しくいただきましょう

 以前に談合坂SAで買った冷やしぶっかけほうとうなるものがあったので、これをざるうどん風にして、夏野菜とともに天ざるうどんにすることにしました。

できました
この日の晩ゴハン

 野菜は茗荷、茄子、インゲンにしてみました。天ぷらダネもすっかり夏の献立になってきましたね。

各種食べ比べ
獲物の天ぷら

 魚は各種食べ比べとなりました。サバは意外といける感じ。ホウボウを天ぷらで頂くのは初めてだったのですが、想像通り淡泊な感じ。後味を探すと旨みが隠れてる…って感じでしょうか。シロギスは間違いの無いお味。ホクホクの身が天ぷらに合いますね。でも、やはり一番パンチがあったのはメゴチ。シロギスより旨いと評価する人も多いだけあって、しっかりと旨みがあって美味しく頂きました。

 久しぶりのボート釣りは早揚がりもあって、もうちょっと釣りしたかったかな?という気持ちも残りましたが、のんびり波に揺られて、美味しい晩ゴハンにもありつけて、充分堪能できました。また行きたいなぁ。

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