八千穂レイクでフロートチューブ
以前よりうちの彼女はキャンプに興味があったようです。今年は僕自身が久しぶりにテント泊をやろうと企画したこともあり、彼女もやりたいという気持ちが強くなってきたようです。そこで涼を求めて高原のキャンプ場でテント泊、朝ゆっくり起きて、昼はフロートチューブに乗ってプカプカ浮かんでみませんか?というプランを提案したところ、賛同が得られましたので行ってきました。
29日(土)のお昼過ぎに自宅の最寄駅に集合し、車でいざ出発します。関越道を走っているうちに小雨が降り出し、上信越道を通って中部横断道の佐久南ICで降りても、降ったりやんだりでした。佐久南ICを降りた目の前に道の駅ヘルシーテラス佐久南があったので寄り道し、あわせて佐久市内のスーパーマーケット西友佐久野沢店で食材を買い出しします。
宿泊地である駒出池キャンプ場へ到着したのは17時過ぎでした。今回は事前にオートサイトを予約していたので、案内された37番へ入ります。小雨が降ったりやんだりの天気は変わりそうにないので急遽大きなタープを借りて、早速設営に取り掛かります。
タープを立てました
タープは7~8人イケると聞いた通り大きく広々としたサイズで、車が横付けできるサイトと組み合わせると雨に濡れずに済みそうで、大変助かります。
次はテントの設営です。タープの下のできるだけ平坦なところにグラウンドシートを広げてドッペルギャンガーのライダーズワンタッチテントを設置しました。これまで2度もデビューの機会を逃していたので満を持しての投入です(笑)。
手順は折り畳みの骨組みを伸ばして、頂点部のヒモをひっぱるだけなのですが、骨組みの折り畳み部はジョイントになっていて、骨を引っ張ってきちんと固定させないと折り畳み傘で一部めくれるのと同じコトが起きるため、実際にはワンタッチとはいきません。むしろ各ジョイントをきちんと確認した方が良いです。立ててみると確かに簡単。テントの構造と組立手順に馴染みの無い人にはとても良いでしょう。僕にとってはポールを積み忘れない、失くさない方がメリットが大きいかも?
テントの中にコットを入れます。同じくドッペルギャンガーのバッグインベッドです。こちらは足を組み立てるとテントの入り口につかえて入りませんでした。結局、彼女がテントの中から、僕が入り口から二人がかりで足を組み立てました。このままでは一人で組み立てられないので、もうちょっと入り口のファスナーが開くんじゃないかな?と思います。近日中に再度確認しなきゃ。
テントの中が思ったより狭くて、コットを入れると2人めはとても入れないことも判明しました。横に空気注入型マットのライダーズエアマットを敷いて、僕はマットで寝ようと思っていたのですが、やはり事実上一人用のテントでした。結局コットの上にマットを敷くという贅沢仕様になりました。
シュラフはロゴスのアウトレット店で買った夏用の封筒型ウルトラコンパクトシュラフ6です。これにインナーシーツを入れて使います。安物の空気注入型の枕を膨らませて、寝床は完了です。
外の設営にかかります。キャンピングテーブルは、普段へらぶな釣りに使っているコールマンのミニアルミテーブルを引っ張り出しました。もう一つバイクツーリング用に買ったキャプテンスタッグのアルミロールテーブル(コンパクト)の二つを設置します。椅子は普段使いしているキャプテンスタッグのサイドテーブル付きのキャンピングチェアと、これまた釣りで使っているPROXのあぐらイスの二つです。
ランタンは昔使っていたものを処分したので、新たに購入したドッペルギャンガーの電池式LEDポップアップランタン。他に釣りで使っているヘッドライトが便利なので2個を準備しました。
サイトが設営できたら晩ゴハンの準備です。オートキャンプ気分を盛り上げるべく炭火BBQ台を予約しておきました。購入した木炭を投入して、トーチで焙って火を付けてしまいます。最初は火勢が欲しいので、ロゴスのエコココロゴスというヤシガラ成型炭を入れて着火するとともに、野菜を焼き始めます。
久しぶりの炭火BBQ
以前は炭を買うなんて贅沢はせずに、焚き木を一時間ほど拾って焚火をしていたものですが、今回はさすがに購入し、しかもトーチで焙って着火するという堕落っぷりです(笑)。
彼女が事前に準備してくれた肉を焼き始めます。スペアリブや鶏肉には味付けがしてあって、昔ヤローどもでやっていたキャンプとは文字通り一味違う仕事っぷりです。さらにはアルミホイルに枝豆を包んで水を入れて蒸し焼きにするBBQ枝豆も作ってくれました。スーパーで買った軽井沢ビールと相性が抜群でした。ありがたや。
BBQで枝豆は初めてです
デザートは以前T氏のFacebookの記事で見た焼きマシュマロを試してみました。
焦げた食感がヨイですね
結局意外に時間が経ってしまって22時に就寝しました。久しぶりにテント泊したこともあって、寝つきは良くなかったです。意外に熱気が籠って暑いくらいでした。翌朝改めて見ると入り口が向かって右側に寄っているので、こちらを頭側にすべきだったかも知れません。側壁に2か所換気穴がありますので、これも利用すればよかったです。
暑いと空気注入型枕の表面のビニールが汗をかいた肌と触れて不快になるんです。車中泊ではタオルを巻きつけて使っていたことをすっかり忘れてました。暑いので結局シュラフは脱いで、インナーシーツを枕に巻きました。
シュラフを脱いだら今度はマット表面のビニールが気になり始めたので、マットを外してみました。やはりマットを外すとコットの布地に肌が触れるため、涼しく感じられました。だけど寝心地はマットありが上。これは自分キャンプ史上最高の感触でした。コット&マット最強です。
翌朝は7時に起きました。朝ゴハンはパン。お湯を沸かして作った温かいカップスープがありがたい気温なのは、標高のせいか天候のせいか(笑)。
以前荒川河川敷でコーヒーを淹れた際に使ったジアレッティのオールインワン・コーヒーマグはシンプルでよかったのですが、細かく挽いた豆をステンレスメッシュフィルターで落とすドリップ式なので、コーヒーが落ちるまでに冷めてしまうという大失態を起こしてしまいました。野外でコーヒーを飲む際は寒い時でも温かいことが味さえも上回る最大のニーズだったりしますので、キャンプでは不向きと判断しました。
今回新たに投入したのはアメリカンプレスです。圧力をかけてプレスする方式により蒸らし1分、抽出1分で完成するので、冷める間もなく温かいコーヒーを淹れることができました。
サイトを撤収して駒出池キャンプ場を後にしたのが、八千穂レイクの開場時間の8時半になり、少し遅れてしまって9時前くらいに到着しました。
雨降りだけにお客さんは少ないようで、湖を覗くと霧で真っ白です。事務所で半日券を購入し、予約していたフロートチューブを2台借りたものの、雨足が強くなってきたので車中で待つなどのんびり準備を始めたら、10時過ぎのスタートになってしまいました(笑)。
ウェーダーに身を包み、フロートチューブを持ってエントリーポイントの桟橋に行くと、霧で真っ白で対岸が見えません。このまま入水すると遭難しそうなので、他の固定桟橋へ行って少しだけ岸釣りをしていると、少し晴れ間が見えてきました。
改めてエントリーポイントに戻って入水します。
彼女はお気に入りの短いスピニングロッドを使ってルアーで狙います。僕はフライで。あまり出番の無い古い竿なんですが、相方のリールが決まって初投入です。
気持ちよさそうでしょ
久しぶりに水面に浮かぶプカプカ感に、彼女も満足のようです。ただ天気が悪く気温が低いため、うっかり頑張っちゃうと足が攣ってしまうので、ゆっくりバタバタして進みます。
すごい霧だったんです
岸沿いのウェーディングエリアは水深が浅く、ダブルハンドフライロッドを振っている人も居たので、奥の方へと進みます。フライはホワイトウルフ8番を結んで、岸のブッシュに近いところに投げ込んでいきます。水面へ浮かべて待つ、を繰り返すと、小さい魚がパチャッと飛び出してくるポイントがあります。ウグイかなぁ?
最初のうちだけは大きい魚だけを狙いたい…と、フライのサイズは落とさず、沖へ進みながら釣っていきます。後から付いてきていた彼女は2度ほど大きい魚がルアーを追ってきたけど、プイッてされちゃったと残念そうに話していました。
早くも12時を回り、終了の13時が迫ってきました。このまま釣果無しで帰るのも何なので…と、小さいドライフライを結ぶと、早速小さなウグイが釣れました。
いらっしゃ~い
これを相手にするなら6-7番タックルはゴツ過ぎですね。0番ロッドでちょうどいいかも(泣笑)。エントリーポイントに戻りながらもう一匹同サイズを追加して、13時前に終了です。
後片付けをして、帰路に着きます。帰り道にお昼ごはんを食べようと国道沿いにあったそば家という蕎麦屋に入りました。天ざるセットを注文すると、そばの新芽、のり菜など珍しい天ぷらダネが出てきました。
天ざるセットです
お腹が膨れたところでお風呂に入っていきたいよねと彼女がスマホで近所の日帰り温泉を検索し、せせらぎ温泉を探し出しました。古い作りでしたが人も少なくのんびり浸かってサッパリした後、往路に寄った道の駅ヘルシーテラス佐久南でお土産を買い出し、帰路に着きました。
20代の頃は、結構キャンプ&釣りをやっていたのですが、ここ10数年はすっかりご無沙汰になっていました。道具もあらかた処分していたので、バイクツーリングに使う物を揃え始めたところです。彼女も面白かったと言ってくれたのは良かったのですが、もうちょっと工夫が必要なところもありました。何より魚が釣れないのがどうにも…(笑)
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