トップ釣行記

ハーレーに乗って
ミーティングに行ってみる

寺泊港でアジングに挑戦

2017-08-26~27

 今年3月から、およそ月に一度のペースでバイクに乗ってお出掛けしています。7月はキャンプ&釣りの計画を立てて、福島県桧原湖に向かって走り出したところ、往路の東北自動車道でパンクしてしまい、未遂に終わってしまいました。

パッキングもバッチリ
7月のお相手、MT-09トレーサー(ヤマハ)

あれれ~
パンクしてしまいました

何故こんなものが…
ドリルのビットが刺さってました

 この時は梅雨の晴れ間だったのですが準備だけで汗だくになりました。さらに暑い8月はお休みにしようかとも思っていましたのですが、以前から乗ってみたいバイクが空いていたので予約を取りました。

 8月25日(金)グローブや着替えを持って出勤し、会社帰りにお台場のレンタルバイク店に立ち寄って、19時から2日間バイクを借りました。今回のお相手はハーレーダビッドソンのFXDL(ダイナ・ローライダー)2017年型です。

ついにビッグツインに
FXDL(ダイナ・ローライダー)
排気量1690cc(103インチ^3)、重量311kg

 お台場から首都高速でレインボーブリッジを渡って帰宅しますが、平日の帰宅ラッシュに当たってしまい、慣れないバイクでは怖くてすり抜けもできません。大汗をかきながら無事帰宅しました。

 今回の計画では、バイクミーティングに行ってみよう!と思い立ちました。ミーティングとはバイクを通じた同好の士が集まるイベントです。イベントやブースの有無や規模などは様々ですが、夏休み中に開催されるものは2日間の開催期間を設け、テント泊が可能なキャンプミーティングが多いようです。

 26日(土)の朝、大汗をかきながら荷物をどうにか積み込むことができました。

ひと苦労です(笑)
荷物を積みました

 準備が完了した正午に自宅を出発します。行き先は新潟県長岡市寺泊のみなと公園で開催されるCOME COME Bikers Paradise in Teradomariというバイクミーティングです。

 外環道~関越道と走っていくと、東松山ICの辺りで事故渋滞に巻き込まれたので、おっかなびっくりすり抜けさせてもらいました。安全運転で13時過ぎに上里SAに到着したら、パンを買って遅い昼ゴハンとオヤツを頂きました。

抹茶信玄餅アイスです
オヤツのアイスクリーム

 渋川ICを越えて山に差し掛かると、風がひんやりしてきてもう一枚上着が欲しいくらいになりました。南北、標高に差があるツーリングの場合はマメに上着を調節した方が良いようです。一気に関越トンネルを越える際に、途中給油ランプが灯ったものの、表示される走行可能距離を概ね信用していたら、ちゃんと越後川口SAまで走れました。最新型は便利ですねぇ。

 給油後、長岡JCTから北陸道へ入り長岡北スマートICで降りて一般道をトコトコと走ります。稲穂実る水田地帯を横目にのんびり走る川沿いの道路はゆっくり走って楽しいハーレーダビッドソンを実感しました。

 会場となる寺泊みなと公園に着いたのは17時頃でした。会場に入ってスタッフの方に誘導されながら駐車場にバイクを停めます。ずらっと並ぶハーレーは壮観ですね。

ハーレー尽くし
駐車場の風景

 テントを張る場所は公園の芝生の敷地内ですが、荷物を運び入れると既にテントがたくさん張られていて、場所選びに苦労しました。木の枝の下によさげなスペースがあったので、ご近所さんに挨拶して設営しました。

これでOK
テントを設営しました

 テントサイトの設営が終わったら、ジーンズから短パンに、ブーツからビーサンに着替えて、ステージが設置された広場に行き、出店ブースをブラブラします。

ライブとかやります
会場のステージです

 出店しているブースの飲食物を心置きなく堪能すれば、食材や調理器具を持ってくる必要は無いよな~、楽しく荷物を減らせるよな~と目論んでいました。スペイン料理のブースに行って、スペイン風ピラフとオムレツ、ビールを購入しました。さらに18時から人数限定で配布されたカニ汁を頂きます。

特にカニ汁が旨かった
晩ゴハンです

 小瓶ビール一本と晩ゴハンで早々にできあがっちゃた(笑)ので、テントに潜り込んでコットに横たわると気持ちよく寝てしまいました。2時間くらい寝て目が覚めたらステージではオークションが始まっていました。
 協賛各社が提供した物品が次々とオークションに掛けられて威勢のいい声が飛んでいます。しばらくすると今日の目玉の一つ、カスタムチョッパーが引っ張り出されてきました。

暗いので写真がうまく撮れない
出品物、カスタムチョッパー

 95年式のソフテイル(?)をベースにしたカスタムチョッパーを出品だそうで、来年の5月まで車検があるから乗って帰れますとの触れ込みです。みなさん愛車でここまで来てるんじゃないの?(笑)
 50万円からスタートして結局63万円で落札でした。周りのみなさんはお買い得だよ。真っ当に買うと100万円はしちゃうよとザワめいてました。バイクを持っていない僕はもしかして、ちょうどいい機会?と一瞬思ったのですが、寝起きで酔いが覚めてたのと、車体を見る前にオークションが始まったので入札しませんでした。危なかった(笑)。

ザ・旅バイク
出品物、ショベルのFLH

 最後にはもう一台、ショベルヘッドのFLH(車検なし)が100万円スタートで出品されました。こちらはほぼ競る人がなく105万円で落札でした。ショベルヘッドはマニア垂涎の古いエンジンの愛称ですが、ハーレーは壊れると云われていた時代のモノです。お付き合いしていくには良いショップと相応の資金力が必要ですね。

 続いてカスタムコンテストの発表・受賞式がありました。ステージにあげられたカスタムバイクは、全てロングフォークのいわゆるチョッパー。綺麗に仕上げられ、溜息が出るような出来栄えのものばかりでした。

みんなピカピカでした
受賞したピカピカのパンヘッドのチョッパー

 ステージショーが終わった後は、ブースを色々見て回りました。CB750の直列4気筒で作ったチョッパーがあったり、カスタムバイクを製作するショップのお兄さんにはカスタムについての長年の疑問アレコレを訊ねたりと、色々見て聞けたのが楽しかったです。
 テントサイトに戻ってきて、持参したウイスキーの水割りをチビチビと飲みながら、気持ちよく酔いも回った23時頃就寝しました。

 翌朝は5時頃に目が覚めたのですが、釣りに行こうか?もうちょっと寝るか?ウダウダしてからようやくテントから出ました。
 すぐ隣の寺泊港の、一番近い内向きの第二防波堤へビーサン履きのまま、お散歩がてらパックロッドを手に歩いてアジング(ルアーでアジ釣り)行きます。これまで試みたのは2回だけで、いまだ釣ったコトが無いんですがアジングって夏のキャンプ釣ーリングと相性が良いんじゃないか?と閃いて、思わずお手頃なパックロッドをポチッとやらかしてしまったのでした(笑)。

ポチったおニュー
今回の道具

tackle

 第二防波堤の先っぽまでブラブラ歩いていくと、若い子3人組が小さいイカを釣っていました。結構人が多くて、やや強く吹く風の中、ルアーを投げる場所が無いなぁ…と、お散歩を続けていると、6時頃太陽が昇ってきました。
 港内のアチコチにルアーを投げながら、あんまり釣れる感じがしないっていうか、どうやってらいいのかさっぱり分からないまま、7時頃にはお散歩終了にしました。
 事前の想定ではもうちょっとアジングをやるかも?と思っていたのですが、雰囲気も無いので走ることにします。テントサイトに戻ってきて撤収し、8時頃には会場を後にしました。

 次の目的地はさる事情から長岡市栃尾地区に行かねばなるまいと向かいました。栃尾という土地はほだれ祭りという奇祭で知られているのですが、その陰に隠れて?ちょんぼ地蔵祭りという奇祭があります。上樫出(かみかしいで)地区の音子(おんご)神社にて、8月26日の午後から境内の御手洗池を浚って、その泥でお地蔵さまを作る、そのお地蔵さまが非常に特徴的であるそうです。これから行けば祀られるお地蔵さまが見られるかも知れません。

 コンビニで朝ゴハンを食べて出発します。ハンドルに付けたスマホのバッテリーが切れてきて、アプリのナビも電池をケチって使っていたら道に迷ってしまい、9時過ぎようやく到着しました。

到着しました
音子神社に着きました

自主規制につきバストショットで
ちょんぼ祭りのお地蔵さま
(クリックすると全体を表示します)

ワイワイと楽しそう
お地蔵さま作成中

ザリガニがいました
この池(御手洗池)を浚って、泥を使っていたそうです

 作業中の方にお話しを伺うとまだ作っているトコ。完成予定は15時かな?ということでした。作ったら翌年までそのまま置いておくとか図面やデザインは無い。みんなのアタマの中にある。昔の写真を見たりはするけどねとか色々聞かせて頂きましたが、傍目に見てるとオトナの泥遊びです。皆さんでワイワイやってて楽しそうでした(笑)。

 帰り道は関越道が混雑する前に…と早めに出発します。北陸道の中之島見附ICから関越道に入り、10時半頃、越後川口SAに到着しました。

絶景かな
越後川口SA(上り)から信濃川・魚野川を望む

 展望台から景色を見たり、給油したり、お土産を買ったり、アイスを食べてクールダウンしているうちにずいぶんのんびりしてしまって12時前に再出発しました。関越トンネルを越えたところでちょっとエネルギーが足りない、お昼ゴハンを食べてないと次の赤城高原SAに飛び込んだのは13時でした。

ちょっと贅沢ですが旨かったです
お昼ゴハンの高原もてなし丼

 お腹が膨れたところで走り出し、関東平野に降りてくる頃、車の量が増えてきて、毎度おなじみの渋滞が始まるかしら…と思っていたら、帰り道も本庄児玉ICの辺りで事故渋滞でした。だいぶこのバイクにも慣れてきたこともあって、申し訳なさそうにすり抜けを試みると、まぁ、概ね四輪車には大きな迷惑を掛けなかったんじゃないかと思います。

 外環道を通って15時に自宅に着きました。慌てて荷ほどきをすること30分、返却場所であるお台場のレンタルバイク店へ出発します。首都高速は5号線、都心環状線とも意外に流れていて、レインボーブリッジを渡ってお台場へ。最後の給油をしたら、16時30分には無事返却できました。帰りはゆりかもめと電車を乗り継いで17時30分に帰宅し、今回のバイク旅は終了です。

 20歳の頃からの憧れだったハーレーは、ビッグツイン(大排気量のモデル)に乗ってみたいと期待していました。3月のアイアン883(247kg)でさえ重くて辟易していたのですが、極力取り回しをしないように心掛けるだけで何とかなりました。

 ハーレーで語られる特徴が音ですが、僕は音は静かな方がいい、周りに存在が伝わる最低限の音量で充分なタイプです。これは朝の静かな住宅街では早めに出発したいかな?と思う程度でしょうか。もっと静かでもいいです。
 振動はウワサに違わぬ震えっぷり(笑)でした。アイドリング中はブルブル震えて、走り出したら一体どうなるの?と思ったのですが、スピードを出すほどに収まっていったのでさすがにうまいこと作ってるなぁと、最初の首都高に乗った時点で感心しました。

 低い回転数、低いギアでも車体を蹴り出す力を出してくれるので、町中で普通に走るスピードがとても扱いやすかったです。一方で、6速のままでも高速の追い越しに充分な加速を見せてくれました。ただ高速道路では風をまともに受けますので、スピードを出しても追い越しの一時だけしか頑張れません。股を開くとガッツリ減速するのが分かったくらいです(笑)。ハーレーは遅いとよく言われますが、これより速さを求めるならまず風除けについて述べるべき。エンジン云々の話じゃないです。

 トリップメーターを見ないまま返却してしまったので、詳しい走行距離は不明ですが、およそ700kmの見当です。給油したガソリンは32リットルなので、燃費はおよそ22km/リットルくらいでしょうか。ハーレーは全車ハイオク指定なので、ちょっとフトコロには痛いところです。
 これだけ走ってもお尻は痛くならないし、イヤな振動が手足に残ることもなく、旅バイクとしては優秀です。ゆっくりのんびりとこの姿勢で走ると視界が広く感じました。今回カーブの多い道は無かったのですが、カーブ出口で加速しながら車体が起きていくのが好きな僕には、お尻の下後方にある後輪が地面を蹴っ飛ばす感覚は合いますね。

 釣りをくっつけようとしてアジングが閃いたのですが、ハーレーは積載量が少ないバイクなので、持って行く道具をどうやって少なくするか大いに悩みました。釣りやキャンプでアレもコレも欲しいと思うと、本当はハーレーじゃない方が良いのですが、それならそもそも車よりバイクを選んじゃダメって話で(笑)。制限がある中で道具を厳選してどれだけ楽しむかという工夫を楽しんできた釣ーリングですが、釣りはどうでもいいか?と思わせてしまうハーレーの魅力は強烈ですね。

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