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お誘いを受けて海フライ

千葉・長浦突堤に渡ってメバル・シーバス

2018-03-31

 kentaroさんから土曜の夜に長浦突堤に渡ってフライでメバル・シーバスを狙いましょうとお誘いを頂きました。kentaroさんは昨年夏の川崎新堤でマダコを狙った際、渡船に同乗された海フライフィッシャーです。長八の出船場でシューティングバスケットを持った人を見掛けたら、声を掛けざるを得ないじゃないですか、ねぇ(笑)
 海フライの話で盛り上がり、Instagramのアカウント交換をしました。帰りの船でも同船になり、釣ったアジをみせてもらって、僕もやってみたいと翌週に挑戦しましたが、唯一のヒットが姿見ずのバラシで釣ることは叶いませんでした。

勇躍乗り込んだのですが…
フライとルアーの二本態勢で挑むもボウズ

 その後お互い、いいね!を送るお友達となって頂いたのですが、渡船を行うこなや丸では5人集まらないと船が出ないとあって、今回お声掛けを頂いたのでした。この狭くマニアックなジャンルで経験豊富な先達に教わることができるなんて僥倖はそうはあるまいとお誘いに乗せて頂くことにしました。

 当日31日(土)の昼前まで、あと一人が埋まらず一旦は中止の連絡を受けたのですが、別の釣り客からの問い合わせがあり、4人で行けば船が出るとの知らせが入ったとのこと。急遽釣り支度を整えて急行し、16時に千葉県長浦のこなや丸に到着しました。

 kentaroさんの友人お二人はルアーでの釣りです。他のお客さんは道具の様子からクロダイの落とし込み釣りのようです。身支度を整えて乗船し、我々4人は長浦突堤の第2堤防へと渡りました。

日が長くなりましたね
第2堤防の様子です(17:16)

もはや年代物(笑)
今日の道具です

ROD: TRIDENT 906(ORVIS)
REEL: BATTENKILL #5-6 DISC(ORVIS)
LINE: Air's WF6F(VARIVAS)
LEADER: Salmon & LightSaltwater 10ft 12lb(Tip側6ft使用)(VARIVAS)
TIPPET: SUPER TIPPET FLUORO 3X 2ft + 5X 2ft(VARIVAS)

 替えスプールにはインターミディエイトのランニングラインにType2のシューティングヘッドを巻いておいたのですが、結局使いませんでした。少し風があったし、暗い夜ならフルラインの方が使いやすいと思います。
 堤防で釣りをするならシューティングバスケットは必須です。コンクリ直立護岸の防波堤でも壁面の貝に絡むことが多いので、絶対持っておくべきです。

 Kentaroさんからレクチャーを受けます。使うフライはメバルの場合、あまりシビアでなくて10~12番くらいのクレイジーチャーリーやクラウザーミノーなど。ウーリーバガーのようなマラブー系パターンも可。僕のフライボックスにあったキャロかぶら(TICT)やカブラを見てこれが一番釣れますねとのことでした。僕もそう思います(笑)。ただIGFAルールでは魚皮は禁止御法度のマテリアルですから、拘る方はご注意下さいね。

 これから潮が引いて、前掲写真右側にあるテトラがもっと露出します。その上に立って岸と30度から45度くらいまでの角度で投げて、ゆっくり引っ張ります。長いストリップでゆっくりが基本ですが、止めない方がいい時があるので、ツーハンドリトリーブなどいろいろ試して下さい、とのアドバイスがありました。
 フライパターン・リトリーブスピードよりレンジが重要だと思います。岸にある製油所の明かりで浮いてきますから、アタってくる時は水面下30cmくらいでも釣れます。と懇切丁寧に教えてくれました。

 地合は暗くなってから、それまではシーバス狙いですかね?と話しつつ、皆さんはめいめい釣り開始です。Kentaroさんはウェーダーを着込んで離れた第1堤防までプチ遠征を掛ける、と気合が入っていますが、僕は暗くなるまでのんびりフライラインのワックス掛けをします(笑)。

 しばらくするとKentaroさんからスマホにメッセージが入り、添付された写真を見ると60cmUPのシーバスをゲット!

スゲー!さすがです
60cmUPのシーバス(17:46)

 この写真をもらってイワイミノーでシーバスを狙おうと思い立ち、イワイミノーを結んで、テトラ帯から歩いて直立護岸になってる先の方へ歩いていきました。
 壁に向かって平行に投げ、壁際を引っ張り、反応が無ければ先端へと少し歩いていきます。はっきり言ってテクトロの方が釣れる。間違いない(苦笑)と思いつつも水面が割れるのを期待したのですが、フライを食べきれていない小さい魚が2回つついてきただけでした。

 シーバスにかまけているうちに、辺りもすっかり暗くなり、貴重な時間を費やしてしまいました。突堤基部のテトラ帯に戻ると、ルアーのお二人はすでに好調に釣り上げている模様です。しまった。

おぉ
ルアーのお二人の釣果の一部

 さらに突堤付け根の方に向かって歩き、恐る恐るテトラに乗って立ち位置を確保します。満潮時には水の中にあったので、滑りやすく注意が必要です。ニーブーツを持ってきて良かったと思いましたが、フェルトスパイクのソールの方がもっと安心です。

 フライをKentaroさんから貰ったクレイジーチャーリーに替えて、キャストを始めます。どんな感じで釣ったら良いのかな?とゆっくり引っ張ってみたら、突然、ゴゴン!と手元にアタリが伝わりました。しかしながら慌てて竿を煽ってしまってバラシ。リトリーブの釣りはラインを手繰ってアワせないとダメですね。

 5投めくらいでアタったんじゃないかな?意外と岸近くだったな~と続けて投げると、程無くアタリがあり、今度はちゃんと掛けられました。思いの外、ギュン!と力強いメバルのヒキに、こんなに強かったっけ?とこちらが目を見張ります。
 手元まで寄せてティペットを掴み、バスケットの中に抜き上げた魚は目測22cmと言ったところでしょうか。フライdeメバル、初ゲットです。

念願?の初メバル
やった~釣れたよ~(20:03)

 歩いて行けそうなところに入っただけでメバルが釣れるのであれば、とても助かります。夜のテトラをひょいひょいと移動するのは容易ではありません。本当は居場所を探してウロウロするんだろうなぁ…と思うのですが、せっかく釣れたんだし、釣れなくなるまでこの場所でやってみるか、と続けてフライを投げます。

 すると程無くアタリが出ます。いいね~いいね~。陸にある石油精製所からの明かりが水面に落ちていて、一帯が良いポイントになっているようです。

またキター
2匹目釣れました(20:11)

 ラインを引っ張るスピードは早いとアタらないようで、遅い方が良いようです。ならば止めない引き方はどうだろうか?とハンドツイストで握り込むようにするBSリトリーブで引っ張ってみると、コン!とアタりました。グイッとアワせると、勢いよく走り出し、水面でバシャバシャとエラ洗いをします。
 こりゃあシーバスだ。5xティペットだから無理はできないな…と時間を掛けてやりとりし、グッタリさせたところであれ、タモが無い!。シーバス狙いをやめて休憩した時に堤防上に置いてきちゃった。せっかく釣り場まで持ってきたのに、使いたい時に手元に無いとは何たる失態。
 ハンドランディングで…と下あごを掴もうとしたら、バシャバシャと暴れられてティペットが切れてしまいました。残念。フライを持っていかれたので、お手製のクレイジーチャーリーに変更します。

 自作のフライで釣れるのかしら…と投げると、コン!とアタってメバルが釣れました。良かった。

良かった
自作フライでも釣れました(20:33)

 21時過ぎには迎えの船が来ることになっているので、そろそろ後片付けを…と思い始める時間になってきました。なんとかアガリ一匹を釣って、気持ちよく終わりたいなぁ…と考えると、アタリは遠のくもの(笑)。アレコレと探っているうちに、どうにかココン!とアタって、アガリを釣ることができました。

 記念に写真を撮ってもらおうと、釣り座を離れて皆さんの居るところまで魚を連れていって、撮ってもらいました。

後から言われて気が付きました
アガリ一匹はなぜかカサゴ(20:55)

 写真を撮ってもらって、いいカサゴですねと言われて、写真を見るまでメバルだと思ってました(^^)。ちゃんと見てないんですね、僕。これにて終了と後片付けをして、港に戻り、皆さんと少しお話しして解散となりました。

 ルアーでメバルを釣った記憶も無かったので、経験豊富なKentaroさんにレクチャーを受けながら、フライで挑戦できたのは大変貴重な経験でした。声を掛けて頂いてとても感謝しています。ありがとうございました。
 その後、4月14日(土)にまた行きましょうと誘って頂いたので再度釣行予定です。またInstagramでのやり取りで、実はKentaroさんは大学の同窓、しかも学科まで同じと判明しました。世間は狭いというか類は友を呼ぶというか…(笑)不思議なものですねぇ。

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