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お気に入りの和竿でハゼを釣る

秋の恒例、鶴見・新明丸へ

2018-10-21

 10月になると、鶴見の新明丸からショートハゼの船が出ます。7時半出船、13時半アガリと短時間で、電車釣行ができるところが魅力です。お気に入りの和竿を使える毎年の恒例行事としていますが、昨年2017年は10月の天候が不順で機会を逃してしまったので、今年こそはと行ってきました。

 21日(日)朝、7時頃までに受付と聞き、5時過ぎ頃に自宅を自転車で出発します。荷物は防水バッグ一個に竿一本。この身軽さがハゼ釣りの魅力でもあります。
 南浦和駅に着いて電車に乗ると、京浜東北線の東十条~品川で運転見合わせ、この電車は東十条行きに変更しますとのこと。何ですと~!

山手線工事が遅延ですと
よもやの電車遅延

 とりあえず赤羽まで行って、東京上野ラインの小田原行に乗り換えると、朝6時だというのにお客さんが結構居て、東京まで座れませんでした。鶴見までバッチリ寝るつもりだったのに、東京~川崎しか寝られませんでした。
 川崎で降りて京浜東北線を待つと、赤羽で降りた次の電車だったみたいです。あれこれ動かないで、赤羽で次の電車を待って座って寝てくればよかった。とほほい。

 鶴見駅前のコンビニで朝ごはんを買って、慌て気味に歩いて新明丸に到着しました。受付で今使っているサイズの糸付きハリを下さいというと、ハゼバリの7号が出てきました。小さいハリで小さいハゼをたくさん釣るのは避けたいので悪くない状況ですね。
 お代を払って引き換えにもらった番号札は24番とあり、どうやら今日も大盛況のようです。天気予報がいいから沢山のお客さんにお越し頂きましたとはおかみさんの弁。みなさん、考えることは同じですね。

 桟橋に行って乗船しようとすると、釣り座が残り僅かだったのですが、左舷の大ドモの隣に入れて頂きました。ありがとうございます。

出番ですよ!
これを使いたくて来るのですよ

 乗船したら準備を始めます。竿は竿昭作中通し9尺5寸の三本継。道糸は黒染の多分1.5号。今回は小型のハゼ片テンビンを使い、オモリはタイコ型3号。ハリはハゼバリ7号で、ハリスを10cm程度とってみました。
 左舷側の並びしか見えませんでしたが、ポツポツと和竿を出している方がおられます。僕が使っていても特に大仰な感じにならないところがいいんですよねー。

和竿もちらほら見られました
盛況ですね

 船は河岸を払って川を下ります。過去は鶴見川の河口周辺まででしたが、今回は初めて長く走って、やってきたのは横浜の新山下辺りのようです。

下から見るのは初めて?
横浜ベイブリッジですよね?

グーグルマップより
このあたりかと

 釣り開始の合図があって仕掛けを投じると、いきなりガツガツとオモリが底に引っかかります。どうも底の状態が悪いようです。竿で煽りたくないので、道糸を掴もうと糸巻きから糸を繰り出しますが、船がどんどん流されて追いつきません。
 道糸がなくなりそうになるまで繰り出して、竿を逆さまにして穂先まで辿り、ようやく道糸を直接掴んで引っ張ることができました。釣り開始の合図が出たばかりではまだ船足があるのか?あるいは風と流れに船が立てられないのか?ハゼ釣りで根掛かりすること自体が少ないのに、ガンガン流されるなんて初めてでした。

ここは初めて
こんなトコでした

 気を取り直して釣りを始めると、程なくハゼの魚信が伝わります。ハッシ!と合わせると、ぷるぷる~と震える感触がたまりません。思わずニンマリしてしまいます。中通し竿でハゼを釣ると、独特な釣り味の虜になってしまいますね。

二年ぶりだね~
初物釣れました

 釣れる時は魚信が続き、遠のく時間帯があって…と、割とメリハリがあるような傾向に感じました。最初に派手な根掛かりがあったので底が良くないと思っていたのですが、後から考えると、もうちょっとノリで空アワセをしていけば良かったかな?と思います。

特効薬になるか?
今日も特えさを準備しました

 特えさの釜揚げ桜えびは、ハリ持ちが悪かったです。クッと重くなったかな?と思ってあげたら、必ずと言っていいほどエビがありませんでした。このエサこそ、どんどんアワせていかないといけないと反省です。

 次第に船は埠頭に囲まれた奥へと進み、渡辺釣船店黒川本家が目の前に見えるところまで入ってきました。仕掛けを入れると水深が浅く、竿一本3mくらいでしょうか。取り込みも道糸を手繰る必要がないくらいです。これなら…とオモリを2号に変えました。
 このポイントで始めて早々ガッ!と引っ掛かり、またもや根掛かりか…と思ったらジリジリと動きます。なんじゃこりゃ?と竿を矯めて我慢していると、グン!と動き出してハリスが切られました。姿を見ることさえ叶いませんでしたが何だったんだろ?エイかな?

まだまだハゼが足りない
9時半時点の釣果です

 埠頭の奥の船溜まりといった水域ですが、風に吹かれて船は少しずつ動いていきます。時折、竿が押されてアタリを取りづらい…と感じる程の少々強い風が吹きました。それでも風が無いタイミングでは、オモリが軽いこともあって結構ノリを感じてアワせて釣っていけました。

だいぶ溜まってきた
11時時点の釣果です

 11時を過ぎるころ、船は大きく移動し、鶴見川の河口あたりにやってきました。見覚えのある景色です。
 釣り始めてみると、こちらは場所によって魚の付きとサイズが違う傾向をもっと強く感じました。川筋の深いところが型が良かったような気がします。最初は手が合わなくて、右隣が連発、僕はさっぱり。最後は手があって、良いサイズがどんどん釣れるってことも。

 13時半終了。数えてみると78匹でした。大きいのから50匹をジップロックに入れて、小さいものは再放流しました。これ以上持って帰ると調理が大変だから。左隣の大ドモの人は83匹って言ってました。サイトの釣果情報を見ると、竿頭は206匹。束超えは6人だそうです。

うん、頑張った
今日の釣果78匹でした

 鶴見駅前で昼ご飯を食べて、電車に乗って帰ります。座れれば寝て帰れるのが電車釣行の魅力です。
 帰宅したら彼女と二人でハゼを下処理し、15匹を僕の希望でハゼの柳川鍋にします。栗ご飯と焼き茄子を準備してくれていたので、秋の味覚たっぷりの晩ゴハンとなりました。

旨そうでしょ?
この日の晩ゴハンです

旨かった
ハゼの柳川鍋

秋の味覚だねぇ
栗ご飯

 10匹は天ぷら用に開いて冷凍庫へ。残り25匹は素焼きにしてから素干しにします。これは冷凍保存して、お正月のお雑煮の出汁にするつもりです。釣って食べてと大変味のある釣行となりました。

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