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出張で足を延ばしてイトウ釣り

朱鞠内湖へ行ってみたい

2018-11-10~11

その2

 11日(日)は4時半に起き、身支度を整えて宿を出ました。わずかの距離ですが、集合場所である漁協休憩所の目の前の浜に車を移動させました。漁協休憩所には遊漁券の自動販売機が置いてあるので、マイボートで出船する人たちがゾロゾロとやってきます。

 今日は渡船を使って離れたところへ運んでもらいます。船長さん(漁協の方?)に今日の19時20分旭川空港発の飛行機に乗って帰ることを告げると、やはり12時終了が無難とのことです。釣り終了後、片付け、荷物の梱包、お土産購入、発送の手配、レンタカー返却…を考えると、早めにあがって余裕がある方が断然良いし、雨が降ったり止んだりの寒い天気ではどうせ長く頑張れないでしょう(苦笑)。

 天気予報での予想最低気温が5度くらいでしたから、装備を真冬のシーバスウェーディングに倣って準備しました。出船前はちょうど良いくらいでしたが、やはり船に乗ってポイントに向かう湖上では風が冷たかったです。広い湖に出ていくと、針葉樹が延々と並ぶ湖岸が広がり、他ではなかなかお目に掛かることのできない景色です。
 ここで写真を撮ろうと思ったら、iPhoneを車の中に置き忘れてきたことに気付きました。オーマイゴッド!通信手段として役に立つことは期待していませんでしたが、カメラがありません。もしイトウが釣れても記念写真は無いのね…(T_T)

 入るポイントはお任せしたところ、スガワラというポイントに渡してもらいました。昨日、沖から岸に向かって右の方でルアーで3匹釣れたとのことです。
 天気予報では朝9時まで風速1~2m/sの微風ですが、その後4~5m/sまで吹くとの予報でしたので、朝イチはフライでやります。

フライ用の道具は以下の通り
ROD: SAS 908-5 9ft #8 5pcs(SCOTT)
REEL: LiteSpeed LS-3(LAMSON)
RUNNINGLINE: PowerFlex Int .029(RIO)
SHOOTINGHEAD: Wetcel ST-8S Type3(SA)
LEADER: AKRON 1X フロロ 12ft(TIEMCO)

 ダブルハンドの初登板を目論んでいたのですが、前記の通り輸送に問題が発生してシングルハンドになりました。この5本継の竿はモルディブまで持って行ったこともあるので、やはり仕舞が短くなるというのは重要な機能だとつくづく思います。

 朝霞ガーデンでイトウ狙いでさんざん引っ張ったラビットファーマツーカ(チェーンボールアイ付き)をティペットに結んで、膝下くらいまで水に入ります。岸と平行から30度くらいまでの角度でキャストして、カケアガリから浅場を狙って引っ張ってきます。

 もっとカケアガリの落ち込みに絡むかな?と思ったら、意外と引っかかります。水面から頭だけ出ている倒木の他に、水中に沈んでいる切り株がいっぱいあるような感じで、早々にフライを無くしてしまいました。想像以上に底が荒れているようなので、これではいくつあっても足りない?とキールスタイルのストリーマーに変えました。

 投げて歩いてを繰り返し、急深の湖岸まで来て進めなくなったので折り返します。この時シューティングヘッドの後端に付けていた自作ブレイデッドループが外れてしまったのでタイプ2のヘッドに変更します。合わせて軽いシンクレートのヘッドになって根掛かりが減るかな?と考え、マイロッホで買ったマラブーストリーマーへ変更しました。

 9時頃、風が強くなり始めました。左前方から湖を渡って打ち付けるので、魚のヤル気は上がるかも知れませんが、人のヤル気を削ぐ風です(泣)。フライロッドをたたんでルアーロッドに持ち替えました。
 これまで入っていなかった倒木がたくさん沈んでいる方へ進みながら、18gのスプーンを投げていきます。フライで投げられないところでもルアーであれば…。ウロウロ動きながらスプーンを投げて巻いて、を繰り返しましたが、12時前までアタリさえありませんでした。残念。

 12時過ぎ、迎えの船がやってきました。宿で同じだった二人組が乗っていて、お一人が一匹釣ったとのこと。夕方まで釣り続ける荻原さんは3本釣ったそうです。さすがですねぇ。

 上がったらウェーダーを脱ぎ、レークハウスしゅまりないに戻ります。精算を終えて、梱包までしたところで、お昼ゴハンに暖かいかしわそばを食べました。体が冷え切ってしまったので生き返る~。

暖まりました
かしわそば

これ楽しみにしてました
朱鞠内湖漁協特産
サクッとワカサギ

 レークハウスしゅまりないはこざっぱりとした館内でしたし、ロビー・レストラン部分はいかにもトラウトフィッシャーマンの好みに合わせた内装、お洒落な管理釣り場っぽいと言えばおおよそ伝わるかしら?とても良い感じでした。遠くまでやってきて釣り人を迎える雰囲気を演出する非日常感は嬉しいですよね。

こんな感じ
レークハウスしゅまりないの館内

 13時半頃、レークハウスしゅまりないを出発し、帰り道の旭川市街のセブンイレブンで荷物を発送しました。レークハウスしゅまりないからでも着払いなら発送できるそうですが、道中でお土産を買うかな?と思ったのです。ところが既にコンテナがいっぱいでお土産の余地など無かったのでした(笑)。
 そのまま日帰り温泉の杜のSPA神楽へ行って汗を流し、暖を取りました。のんびり過ごして16時半頃に施設を出ると、既に辺りは暗く、さすがに日暮れが早いです。
 レンタカーに給油し、旭川空港近くのオリックスレンタカー営業所へ辿り着いたのは17時過ぎでした。無事返却して、空港内でお土産を物色して、名物の旭川ラーメンで腹拵えです。

醤油が主流だそうで
旭川ラーメンです

 旭川空港を19時20分に発つ飛行機に乗って、無事羽田空港に到着しました。その後はいつも通りモノレール&JRで帰宅しました。

 金曜の晩に札幌に居るとはいえ、土日の弾丸釣りツアーはなかなか大変でした。北海道は距離があるから移動するだけでも結構な時間になっちゃうんですよね。ダブルハンドのフライロッドのデビューは流れてしまいましたが、異国に来たような景色の朱鞠内湖で竿を振るのは新鮮な感動がありました。また行きたいな。

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