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フライでメバル釣り

お誘いを受けて長浦へ

2019-04-06

 今年も、昨年に引き続きkentaroさんからフライでメバル釣りのお誘いを受けて、千葉県長浦の堤防へ行ってきました。

 kentaroさん、スズキさん、スズキさんのお友達、アゼガミさん、僕の5人が16時にこなや丸に集合し、渡船に乗り込みました。我々の他、クロダイのヘチ釣りの人が一人、ルアーでシーバスを狙う3人組のグループが居ました。半夜の釣りは今シーズン初めて渡す、とのことで、期待が高まりつつ、船は第2堤防へ向かいます。

薄暮の長浦突堤
やってきました

 堤防の付け根付近に移動し、荷物を下ろしてベースキャンプ(笑)を張ります。前回に続いてカートを持ち込んだのですが、乗船下船が面倒でした。やっぱりリュックの方が良いかなぁ?

 準備を始めます。前回は長靴を履いたのですが、意外と滑った記憶があり、足首が緩いため踏ん張りが効かずに疲れちゃったことからウェーディングシューズを履いてきました。船に気を遣ってラバーソールで乗船したため、釣り場でフェルトピンソールに付け替えました。ただちょっと靴下が薄かったかな?
 今回のタックルは作ったダブルハンドのフライロッドです。デビューが海ってどうよ?との向きもありましょうが、むしろここで使いたいと思って作りました(笑)。

初登板!
今日の道具です

ROD: LS 12ft #5-6 8pcs改(Soul River)
REEL: LiteSpeed 3(LAMSON)
RUNNING LINE: EX Floating .022(KenCube)
LINE: Scandi Short VersiTip #5(320gr) + FloatingTip(RIO) LEADER: AKRON Standard 3x 12ft(TIEMCO)
TIPPET: SuperTippet Fluoro 3X 1ft(VARIVAS)

 このポイントには消波ブロックが沈んでいて、潮位が高い時は堤防から投げ、潮が下げると出てきた消波ブロックの上に乗って釣りをします。いずれの場合でも、自分の目の前には多少の違いはあれど、当然消波ブロックがあるんですよね。
 こういう場合には竿が長いと何かと便利です。竿先を高く保持することで糸が消波ブロックをまたげると、竿捌きが随分楽になります。

 まだ明るいのでメバルの地合までには時間があるので、当初から明るい時間はダブルハンドロッドの使用感をテストする目論見でした。ティペットの先にはイワイミノーを結びます。水面を曳くフライなら今どこにハリがあって、Dループをどこに作って、コッチに投げて…という練習がやり易いことと、シーバスが出てくれれば楽しいな、というスケベ根性(笑)からです。

 まだ潮位が高いので消波ブロックには乗らず、堤防の上から消波ブロックの少ないところへ入ります。Dループのアンカーの場所に気を遣いながらキャスト練習するとなかなかイイ感じです。これなら釣りになりそうだな…と思いつつ、アレコレ投げてみること15分程。

 アンカーを打って、フォワードキャストに移る際にバキッ!と大きな音がしました。ブランと垂れ下がる竿を見て、折れた音だと気が付きました。フライが壁や消波ブロックに引っかかっていないので、フライラインの負荷が折れたようです。

ビックリした!
バキっと大きな音がしました

 フライラインが重かったのかしら…?と折れた箇所をマジマジと眺めていたら、フェルールにテーピングをしていなかったことに気が付きました。スペイ系の投げ方は竿を捻じるので継ぎの部分が緩みやすいことから、ビニールテープを巻くのが必須です。ところがビニールテープを持ってくることさえ忘れていました。ダメじゃん。

 これは想定外でしたが、何かあるかも…?と思って持ってきた予備竿を出します。

いつものヤツ
持っててよかった

ROD: FrequentFlyer 905-7 9ft #5(ORVIS)
REEL: Evotec clw-x 2-six(LOOP)
LINE: GPX WF5F(Scientific Angler's)
LEADER: AKRON Standard 12ft 3x(TIEMCO)
TIPPET: SuperTippet Fluoro 3X 1ft(VARIVAS)

 折れた竿を片付けて、予備竿の準備が整う頃には、次第に薄暗くなってきました。これならメバル狙いで…と自作のクラウザーミノーっぽいフライを結びます。

 まだ少し潮位が高いかな?と思い、消波ブロックの少ないところを選んで堤防から投げます。どんなもんかな~と思っていたら、コン!とアタりました。この初アタリはハリ掛かりしませんでしたが、程なく2度目がアタってグイグイと魚が引っ張ります。足場がちょっと高いですが抜きあげました。

一年ぶりのご対面
初物釣れました。

 初モノは小ぶりだったので、すんなりリリースしました。

 2匹目が良いサイズです。これはお持ち帰りサイズだな、と水汲みバケツにキープします。

 5~6匹くらいは釣れたのですが、小ぶりなリリースサイズが続きました。消波ブロックの際はどうかな?と丁寧に足元まで引っ張ったら、ゴン!と当たって、グイグイ引いていきます。足元まで寄せると良型のカサゴでした。

良いサイズです
カサゴがキター!

 次第にアタリが遠のいてきました。ルアーで狙っていたスズキさんのお友達が岸近くで連発した、とのお話だったので、岸まで丁寧に引いてみると一匹追加できました。

これで充分
今日の獲物です

 結局キープしたのはメバルとカサゴが各1匹です。二人で食べるならこれで十分です。カサゴは計測してみたところ28cmありました。もう満足です。

 今回はシーバスが掛かりませんでしたが、アガリ間際にkentaroさんが強烈なヒキを堪えて35cmのメジナをあげました。これは引くでしょう。

羨ましい
立派なメジナ(グレ)

 メジナをフライフィッシングで狙う方法が確立できたら、かなりの人気ターゲットになると思うんですけどね~。ここは、というか東京湾内でもメジナの魚影はかなり増えているみたいですね。

 この日は夜半過ぎの帰宅になったので、魚を捌いて冷凍庫に入れておきました。後日、彼女と煮つけにして食べました。

ウマー
メバルとカサゴの煮つけ

 海に目をむけるとフライもまだまだやったことがない楽しさがあるんじゃないか?と思っての自作ダブルハンドロッドだったのですが、トホホイな結果になってしまいました。アレコレ思い描いていた思惑が全部パァです。修理しなくっちゃなぁ。

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