三度目の挑戦は本牧・長崎屋へ
うちの彼女は過去に2度、マダコに挑んで夢破れてきました。初挑戦は2013年。新潟県粟島のタコ獲り大会に参加するも、姿を見ることが叶いませんでした。二度目は2016年に川崎新堤に大阪湾スタイルのタコジグで挑みましたが、釣れませんでした。
その昔、井原西鶴が芝居・浄瑠璃・いも・たこ・なんきんとあげたくらい、昔からタコは女性に大人気。何故か彼女も好きで、タコを釣りたい!という想いをずっと持ち続けているようです。
2019年の6月中には今年は東京湾のマダコの湧きがいいらしいと情報を入手しました。どうする?と水を向けると今年こそ釣りたい!朝の早起きを厭わない!との熱意により、船に乗って悲願成就を期すことにして、つり丸7月1日号に掲載されていた本牧の長崎屋へ予約を入れました。
当日の天気は曇りで風が5mと強めの予報です。しっかりとカッパを準備して、6時に自宅を出発し7時過ぎに到着しました。7時半までに船宿に到着との指示に間に合いました。初めての船宿は道に迷うこともしばしばなので、早めに出て良かったです。
船宿で受付すると、乗船料は男性9,000円、女性は6,000円でした。乗船名簿に記入した後、常連さんの車の後を付いて港に向かうと、既に車がたくさん停まっていて駐車スペースを探すにも一苦労です。船長さんに誘導されて、ようやく停めたら準備を始めます。
とはいえ手釣りの道具を借りるので、カッパ、長靴を着たら、クーラーボックスと防水バッグを持って乗り込むだけです。右舷の胴の間が空いていると言われて、二人並んで座りました。
船で貸してもらった道具です
船長さんが釣り方分かる?と声を掛けてきたので、初めてです!とレクチャーを受けます。曰く…
テンヤがあまり底から離れないように小突いて下さい。
タコは斜め後ろからカニに抱きつくので、アレ?と思ってもそのまま小突き続けます。
これは乗った?と思えるまで小突いて、引っ張ってあわせます。
ベンチに座って、舷側に糸を掛けて手繰るとスムーズです。
取り込む時は手を伸ばして、タコが船底にくっつかないように気を付けて。
ほぼ満船の状態になり、いよいよ出港します。船が動き出したら船長が港を出たらすぐやりますとアナウンスしたので、どれくらい?と思っていたら、本当に港を出てすぐの岸壁近くからスタートしました。
長い竿なら仕掛けが届くんじゃないか?というくらい岸壁に近いところに船を寄せて、めいめいテンヤを投入していきます。船長のアナウンスでは水深は10mも無いくらいです。これなら岸からタコエギをブン投げようという発想になりますね。
始めて程なく左右でタコが釣れ始めました。居るね~、こっちにも来るかもね~と話しているうちに、ムニッっと重くなる感触が伝わりました。
アレ?と思いつつも小突き続けます。
↓
なんか重い。根掛かり?と思いつつも小突き続けます。
↓
根掛かりなら船が流れて外れるよね?と思いつつも小突き続けます。
さすがにもういいんじゃない?と糸の下の方を掴んでアワセると重みが伝わってきて、ドキドキしながら手繰るとタコがついています。手を伸ばして船底に着かれないように気を付けて取り込みます。
釣れました!(8:55)
初めはタコの感触が分からなくて空アワセが続いていた彼女でしたが、いよいよ待望の初物がきました。
待望のタコ!(9:11)
一度釣ると感触が分かるもので、2匹目、3匹目と釣れるようになり、船はタコを求めてアチコチ走ります。ベイブリッジの下にも行きました。
釣れたよ~(9:14)
釣れたよ~(9:45)
最後に港の前に戻ってきて、14時過ぎに終了、沖アガリとなりました。
僕は5匹めまでポンポンと釣れたのですが、後が続かず、最後の方で1匹追加で計6匹でした。最初に苦労していた彼女はどんどん調子が上がってきて、結局6匹。二人で仲良く1ダースの釣果でした。
本牧からの帰り道は大黒PAに寄り道してお土産を買いました。
オヤツにフカヒレまんを食べました
シュウマイをお土産に買いました
大黒PAからはスムーズで、帰宅したのが*時頃でした。彼女は翌日お仕事のため、釣ったマダコを食べるのは来週以降とし、一匹ずつビニール袋に入れて冷凍庫で保存しました。
二週間後の7月28日(日)彼女がタコ祭りを開催します!と宣言し(笑)、我が家へやってきて晩ゴハンを作ってくれました。タコとオリーブのトマト煮込み、タコのから揚げ、タコとキュウリの中華和えの三品です。
三品作ってくれました
タコとオリーブのトマト煮込みは、彼女の実家でも好評価の得意料理です。何度か作ってくれている信頼と実績で、間違いのないお味でございます。
タコのから揚げは、過去にイイダコで苦戦させられ、マダコで爆発の憂き目に遭った鬼門の料理です。今回彼女はキッチンペーパーで丹念に水分を拭きとったおかげで、あまり爆発せずにすみました。IHヒーターを導入したので、油温管理ができ、蓋を被せて揚げることができたため、美味しくできました。初めて成功と言ってよいのでは?
タコとキュウリの中華和えは、ネットでレシピを見つけた彼女が初挑戦したメニューですが、涼しく夏にピッタリの料理でした。美味しかったです。
この日は僕の実家から551セットが届いたこともあって、たくさん食べることができませんでした。まだ冷凍庫にはタコが残っていますので、何を作って食べようか?と二人で献立を話し合って盛り上がっています。
8月4日、タコとオリーブのトマト煮込みをパスタソースにして頂きました
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