今年もブルックトラウトに会いに行く
6月1週の週末は奥日光の湯川に行こう!と心に決めています。2年前の釣行はバイクで行ったのですが、今回は一部雨が降るかもしれない天気予報なのでバイクに乗るのは諦めて、車でいろは坂を越えて湯川に棲むブルックトラウトに会いにいきます。
9時半に出発し、日光道は路面が濡れている程度だったのですが、いろは坂は霧に包まれて細かい雨が降っていました。車にして正解です。明智平の駐車場にはバイクがたくさん停まっていましたが、登ってくる際に濡れたんだろうな…と気の毒になります。
中禅寺湖畔も霧雨が降っていましたが、坂を登って竜頭の滝の前を通り、11時半頃に赤沼茶屋に着いたら少し青空が覗くほど回復していました。山の天気は分からないですね。
赤沼茶屋に入って釣り券下さいと言ったら午後券を出してくれました。12時を過ぎてから始めてねと言われましたが、どうせ準備をしているうちに12時を過ぎてしまいます。ならばとパンを買ってのんびり腹拵えをしてから始めます。
今日の道具
ROD: Hardi 704 Para(Le Grand Soir)
REEL: Marksman 3/4(HARDY)
LINE: Artificial SilkLine DT4F(Tellenzio)
LEADER: AKRON standard 6X 9ft(TIEMCO)
TIPPET: SuperTippet Nylon 6X 2ft(VARIVAS)
先週の本谷毛鉤釣り場で魚を釣ることができなかった道具でリベンジします。どうしてもこの道具達と記念撮影をしたいのです。
駐車場で目の前で準備をしていたルアーマンがカッパを着て、先に歩いていきました。なるほど今は一番気温が高い時間なので、この後シャツ一枚ではとても我慢できないだろうと思い至りました。僕も倣ってカッパを着て、その上からフライフィッシングベストを背負いました。
赤沼入口から歩いて川に着くと、赤沼橋の下流でルアーを投げている人がいます。さっきのルアーマンです。邪魔しては悪いので少し上流へ上ったところからそっと川に入って始めます。
14番のエルクヘアカディスを投げ、対岸を中心に投げて流しますが、なかなか反応がありません。進めなくなったら一旦川岸に上がって迂回し、また川にそっと入って流していく…を何度か繰り返して上流へ進みます。
対岸を中心に投げて流していたのですが、流芯にも流した時にパシャッ!と魚が出てきました。これは残念ながらハリ掛かりしなかったのですが、あれ?流芯に着いているの?と思わぬ反応です。その後は岸際に拘らず、流芯にもフライを流していったのですが、反応はありませんでした。
上流へと遡っていくのですが、釣れなさっぷりに次第に入水が少なくなり、遊歩道の散歩が多くなってきます。ヤツモモウラまで来ると遊歩道が川から離れるので、気合を入れるか日和るか分かれ道なのですが、すんなりと遊歩道を進んで展望デッキで一休みします。
この先で遊歩道は再び川沿いになり、しばらく行くと青木橋だよな…と歩くと、青木橋下流には誰も釣り人が入っていません。この辺りを歩くのは2017年以来ですが、その頃も釣り人が少なくなったなぁと感じました。近年あんまり釣れてないのかな。
青木橋の上から川を覗き込んだ後、すっかり折れた心を抱えてポテポテと遊歩道を戻ります。途中ライズが起きないかなぁ?と川を覗き込むも水面は変わらず平穏無事でした。
このまま帰るのも悔しいので、トランクルーム下からネオプレーンのシートカバーを取り出し、ウェーダーのまま車を運転して湯滝レストハウスへ移動しました。久しぶりに使ったな、これ。
湯滝の駐車場へ車を停めて、竿を持ってゲートを潜ります。下りになるのでウェットフライを結び、要所を流しながら釣り下っていきます。
相変わらずアタリを得られず、遊歩道伝いに歩いて小滝へ。
小滝の橋の下流側のカーブでニンフを流せば一匹くらいは釣れるかもしれない…と、もはや思考がボウズ逃れモードになっていました(笑)。そそくさとインジケーターを付けてニンフを流してみますが、さっぱりアタりません。
何度か流した後にこれは今日やりたい釣りじゃなかったよね?と目を覚まし、トボトボと小滝下の階段を登って帰路に着きます。
ゲートを潜ってレストハウス前に出てきた時、ふと湯滝を拝んで行こうと展望デッキへと歩きます。
この日の湯滝
やや水量が多く、少し豪快な感じが増したこの日の湯滝でした。ふとここって真下まで行けるんだよな?と行ってみることにしました。川を渡って遊歩道を右に外れ、不整地を登り、木の根を越えて湯滝の真下、向かって左側の根元に取り付きました。
そこでよ~く見てみると水深が浅いんです。多分30cmもないんじゃないでしょうか。湯滝の真下には魚が居付いてるって聞いたことがあるけどホンマかいな?って感想です。魚が付けそうなピンポイントにニンフを流してみましたがここでもアタリは出ませんでした。
ホウホウのテイで滝下を離れました。滝下一帯で最も有望な流れ出しからのカーブのポイントにはお爺ちゃんと子供の二人組が楽しげに釣りをして、その様子を通りすがりの老夫婦ハイカーが遊歩道の手すりにもたれて眺めていました。こんな幸せな雰囲気の場所に割り込んで入るのは躊躇われます。今日はこれで終わりだなぁと足取り重く駐車場へ戻っていきました。
後片付けを終えて、湯滝駐車場を出て戦場ヶ原を走っている時に、あ!今日は暗くなるまで粘ろうとヘッドライトを持ってきてたんだったと思い出しました。目前に赤沼茶屋が迫ってきます。もう一回駐車場に車を停めて、泣きの夕マズメ一本勝負を挑むか…?
結局うーんと唸ったまま赤沼茶屋を通り過ぎ、帰路に付きました。
先週からなんだかスッキリしない釣行が続いてしまいました。一回出るだけでハリ掛かりせず。その後は反応無しのパターンでさっぱり釣れないんです。トホホイ。
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