ホーム整備日誌

コンテナケースに手を出した

機能に特化した魔性のアイテム

 2019年5月から6月にかけて約二週間の九州ツーリングを満喫し、一輪バイクトレーラーの有用性に大いに満足していたある日のこと、ふと思い付きました。
 トレーラー積載用カバンのサファリ26インチ(グローブトロッター)は愛用のフロートチューブRF-72V custom ナチュラムモデル(リバレイ)を収めることができるのだろうか?と。

これ!
愛用のフロートチューブ

 最初に気付いたのはフロントエプロンはバーの長さが78cmあるので不可!でした。エプロンをバーに巻きつけてカバンの上に置き、ROKストラップで共締めすれば積載できるかもしれないけど、濡れたエプロンがカバンに触れるのはイヤです。そもそも濡れた物をお気に入りのカバンに入れるのは何だかなぁ…?釣り場でしっかり乾燥させられない場合だってあるかも知れないしと心配は膨らみます(笑)。

 そこですんなり方向転換して、カバンをやめてコンテナケースにしちゃえば濡れ物だって気にしないで済むじゃない?と思い当たるわけです。トレーラーの構想段階からコンテナケースはあまりに有用すぎてグローブトロッターの出番が無くなる?と魔性のアイテム扱いにしていたのですが、カバンが濡れてダメになるくらいなら代用品を使うのはアリかな?と考え始めました。

 選択基準としては…
 1.恰好良い
 2.トレーラーに積めるサイズ
 3.蓋付きの防水
 以上はAND(かつ)条件です。1の恰好良いは絶対に譲れません(笑)。

 トレーラーの寸法は全てグローブトロッターのサファリ26インチを基準に決めましたから、荷台の前後長はカバン幅の66cmより若干長めの70cmとなっていて、これより長いものは物理的に積めません。
 荷台の左右幅はカバンの奥行22.5cmに合わせて23cmとなっていますが、ROKストラップを掛けて固定できるなら左右にはみ出すことは可能です。物理的にどこまではみ出せるかは旋回時のバンク角が確保できるかによりますが、その前に道交法の規定があります。

道路交通法施行令第22条

(抜粋)

 三 積載物の長さ、幅又は高さは、それぞれ次に掲げる長さ、幅又は高さを超えないこと。
  ロ 幅 自動車の幅(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の幅に〇・三メートルを加えたもの)
 四 積載物は、次に掲げる制限を超えることとなるような方法で積載しないこと。
  ロ 自動車の車体の左右からはみ出さないこと(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の左右から〇・一五メートルを超えてはみ出さないこと。)。

 上記の通り定められていますので、23cm+15cm+15cm=53cmまでであれば制限内です。乗車装置又は積載装置の幅と定められていますので、バイクの幅の最大値+30cmまで大丈夫な気がしますが、53cmもあれば相当な容量が確保できるので、これ以上欲張る必要は無いでしょう。
 高さは同施行令によると2mまでとされていますが、高いと不安定になるし恰好悪いので、極力低いものが良いです。

 できるだけ恰好良いモノを探したのですが、ポリプロピレン等の人工樹脂製だと型を作って大量生産ですから、変わった形は作りづらいのか、どれもあまり変わりませんでした。変化を出せるとしたら色くらいでしょう。
 車体・トレーラーが黒なので、黒いボックスはパス。トレーラーを牽いていることを周りの車に分かって欲しい(特に夜)ので、できれば明るめの色が希望です。
 車のトランクに積むRVケースとか庭道具や灯油ポリタンクを入れて軒先に置くコンテナケースなどはアイリスオーヤマのものを僕も使っていて、濃い緑のボディにグレーの蓋が定番です。これはいかにも日常生活…という雰囲気が出ちゃうのでパスします。
 キャプテンスタッグなどのキャンプ用品にコンテナケースを見つけましたが、キャンプ用品とバイク用品って何故かメーカー自社ロゴをデカデカとアピール(苦笑)しますよね?ってことでコレもパス。
 ミリタリー(軍用品)調のオリーブドラブ(深緑)のものも見つけましたが、僕の好みじゃないのでパス。

 そんなこんなであれこれ検討し、2019年8月17日、コンテナケースをYahoo!ショッピングでポチッとやってしまいました。発送・到着まで3営業日は必要といわれて、それなら…と26日(月)の晩に配達を指定したら無事届きました。

これです
ラッチコンテナ 66WB(リッチェル)

 買ったのはラッチコンテナ 66WB(リッチェル)です。寸法は幅×奥行×高さで64cm×47cm×32cmで66リットルの容量があり、ポリプロピレン製で、ステンレス棒を使ったバックルで蓋を押さえるタイプです。値段は7,400円とお高いめですが、蓋にベルト留めを想定した切り欠きが入っているのが好印象で、色のラインナップにブルーとブラウンがあったのでブラウンにしました。

 開梱して見るとブラウンと言っても薄く明るい色合いでした。コンテナケースにフロートチューブで使うものを詰めてみると、実は本体だけじゃなくて、結構な大荷物(苦笑)だったりします。

入った!
フロートチューブの釣りで使うもの
1.フロートチューブ本体 
2.フィン(足ヒレ)   
3.ダブルアクションポンプ
4.ウェーディングシューズ
5.チェストハイウェーダー
6.フローティングベスト 
7.タックルケース    

 画面左にはみ出しているフロントエプロンバーは最初から入らないと分かっているので除外しましたが、他は余裕を持って入りました。素晴らしい!
 フロートチューブ本体やウェーダーは水切れが良いせいか意外と早く乾くのですが、一番乾かないウェーディングシューズを濡らしたくない荷物から離して収納できるのが何より効果的かも知れません。

 フロントエプロンの積載は、コンテナケースの上にバーを置いてROKストラップで締めます。ソックスバンドでROKストラップとエプロンをまとめて脱落防止とするかもしれません。

これでイケるか?
こんなイメージ

 このケース、耐荷重が30kgとあるのでキャンピングテーブルとしても使えるでしょう。急な雨でもカバーが要らないし、濡れた物をブッ込んでも掃除が容易だし、家の中でもフロートチューブやウェーダーの収納箱として使えるし、幅が広く高さが低いから走行中のトレーラーの左右の振れが少なく安定するんじゃないかしら?
 利点を挙げるほど、グローブトロッターの出番が危うくなります。やはり魔性のアイテムだ(笑)。でもグローブトロッターの方が恰好良いですけどね!

 もうちょっと恰好を付けたいのでステッカーを貼ろうと思いますが、センスを持ちあわせていないからネットを流れて恰好良いステッカーの選び方をお勉強するのが今後の課題ですね。

 これで久しぶりのバスバギングに行きたいなぁ。新しいヘンなコトを試すのは楽しみです。バイク&トレーラーが邪魔にならず、かつ安心して駐車できる場所は限られるので、アレコレ検討したいと思います。

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