ホームツーリング

トレーラーを牽いて
ご挨拶に行く

テスト走行を兼ねて
東京モーターサイクルショーへ

2019-03-22

 トレーラーの製作を依頼したサクマエンジニアリングから、東京モーターサイクルショー2019に招待して頂きました。出展者からの招待ですので、初日の22日(金)の午前中の特別展示(報道等関係者向け)に入ることができるのです。
 こんな機会は二度と無いかも知れません。有給休暇を取得し、トレーラーを牽いて会場の東京ビッグサイトへ行ってきました。

さて出発
出発前のメーターです

 トレーラーを出庫してカバンを積載するのは初めてです。事前に段取りを考えたのでスムーズにいきましたが、やはり準備には15分程度の時間増を見ておく必要があるかなぁ?といった感想です。

準備は簡単です
連結しました

 引き取りに行った時は後ろを彼女の車に走って貰いましたが今回は初めて一人で走ります。少々不安ですのでGoProを背中に背負って撮影します。GoProを背負うと後続の自動車が車間を取ってくれる(笑)のでちょうど良いし、何よりトレーラーを牽いている後ろ向きの映像を見てみたいのです。

動画


トレーラーを牽いてみた(3min10sec)

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SmartPhone/PC : Youtube

 そんなこんなで出発が10時頃になってしまいました。外環道の入口では料金の判断を付けかねた係員さんが電話で確認していました。首都高速の川口線の料金所ではおじさんが恰好いいねぇ!初めて見たよ!と褒めてくれました。
 いずれの料金所でも支払いは、一般のゲートに進んで、胸ポケットからETCカードを出して係員さんに手渡ししました。トレーラー無し=自動二輪・軽自動車、トレーラーあり=小型(一般)自動車と料金区分が変わるので、ETC車載機はトレーラーなしの設定のままです。牽引する機会の方が絶対少ないからETCを使いません(使えません)。
 ですので車両区分は係員さんに判断して貰います。万が一、係員さんが分からなくて軽自動車の料金だったとしても、まぁこちらは全てお任せしてますんで(笑)。

 またETC用ゲートって結構な勢いで突っ込んでくる車や、強引に割り込んでくる車が結構居ます。左側車線からトレーラーを牽いてETCゲートのある右側の流れに入っていくのは正直怖い。バイクでは左側車線を走るのが常ですので、そのまま左側を走って一般レーンへ進むのが安心です。

 C2(中央環状線)はノロノロとした渋い流れが多く、特に走行中に注意したのは入り口(左側)からの合流です。加速して入ってこようとする車は全部前に入れました。他のドライバーはバイクがトレーラーを牽いているなんて夢にも思ってないはずなので、すぐ後ろに付こうとされるとブツけられるかも知れません。一方で後ろを走っている車はすでに前のバイク、何かヘンなモノが付いてる。注意しなくちゃ。あ!減速してるぞ!って考えてくれますからね。これはバスボートをトレーラーで牽いていた人のアドバイスが参考になりました。

 葛西JCTから湾岸線に入って有明出口へ進み、ビッグサイトの臨時駐車場に到着したのは11時過ぎでした。
 臨時駐車場に着いて、受付で駐車料金500円を支払うと、誘導の係員が受付脇のスペースに、コッチに停めておいて下さいね。トレーラーは後ろにはみ出してないから外さなくてもいいですよと案内してくれました。隣にはウラルのサイドカーが停まってました。

 駐車して僕が歩き出すまでに、会場へ向かう人達がジロジロ見ていきます。2~3人にこんなの初めて見ました。面白いですねと声を掛けられました。今日ブースを出しているサクマエンジニアリングさんで作って貰いましたと宣伝しましたよ(笑)。
 でもバイク乗りはあまり声を掛けてこないですね。シャイなのか、自分のバイクが一番恰好いい!と思っているからなのか、保守的な人が多いのか、真相は分かりませんが、ロードホッパーを見て恰好いいねぇ、これって声を掛けてくるのは、四輪のドライバーや同乗者、ガソリンスタンドの店員さんやコンビニの買い物客ですね。

初めて来たかも
ビッグサイトです

 場内に入るとさすがに特別展示だけあって、来場者がまばらです。早速サクマエンジニアリングのブースに行き、社長さんの姿を見つけて、ご挨拶します。
 納車される時に試作品を作ってモーターサイクルショーに出展しようか?って話しているんですよ~と聞いたとおり、試作一輪トレーラーが鎮座しておりました。

スゲー
ホントに作らはった!

 製作に当たった方とあれこれお話しさせて頂きました。この第二作の最大の特徴は、サスペンションにバネを使わず、ゴムを使っている点です。

スッキリしますね
これです

 僕のトレーラーは最大積載重量を持ち上げて運べるカバンの重さとしたので35kgまでテストして貰いましたが、これ、トレーラーの常識からすると異例に軽いんです。成人一人を載せて機能するバネなら世の中にいっぱいあるけど、子供より軽いような荷物を載せてしっかり動くバネってお手本が無い。だから調整が難しいんですって。
 一点モノで作るとコストが掛かる→今後定番品にするならコスト削減が重要、ということで、以前に作成事例のあるゴム製サスペンションにしたのだとか。しかし過去に作成事例があるってのがスゲーな…。

こんなの、どこで見つけるんだろ
スイングアーム後端にアームを溶接し、
僕のと同じヒッチを付けてます

 ご挨拶は終えたので、ショーを見て回ります。事前に情報を集めて、折角の空いている特別展示を有効活用するには…と考えた結果、他人と競ってもミーハーと呼ばれようとも今回のショーの一番の目玉は新型カタナ(スズキ)との結論に至りました(笑)。真っ先にスズキのブースに行って、新型カタナに跨る順番の列に並びました。

似合うかしら?
跨ってみました

インスタ映えするかな?
こんな機会無いよ~

 カタナについて特に思い入れは無いんですけど、ウチの弟が90年代後半頃、カタナ250に乗ってました。何故カタナ?と聞いたら一回は乗っておきたいと思ってと答えてましたね。僕も同感ですが買うほどじゃないなぁ。正直インスタ映えするかしら?って動機で写真をお願いしましたが、結果インスタに上げてません(苦笑)。

 続いて我が愛車ロードホッパーのメーカーであるプロトのブースに行くと、ロードホッパーの血を受け継ぐZDC-80Bが展示されていました。これはページワン春日部で紹介されてモノも見て、恰好いいねぇと思ったものです。ソフテイルのリアサスペンションがとっても羨ましいのですが、最大の欠点は荷台が無いんです。新たに作ると考えても妙案が浮かばなかったので、コレとType9は候補から落として、腰より旅を取りました(笑)。

これもいいんだよね
うむ、恰好いい

 プロトの前面のブースにはお洒落な電動バイク「Munro e-Bike」が参考出品されてました。いいですね、これ。市販の目途は立ってないそうですが、欲しくなりますね。
 でもVツインエンジン似のギミックじゃなくて、エンジンの雰囲気のかけらも無い、電動モーターならではのお洒落で恰好良いデザインが生まれて欲しい。その時は新たな時代がやってきた電動バイク元年だと思って、喜んで乗り替えたいと思ってます。排ガス・高温・爆音はバイクに不要な三要素だと思っているので期待しています。

これもいいんだよね
お洒落だよねー

 是非とも見たいところは抑えたので、プラプラと歩きます。
 ヤマハのブースでは一番前にドーン!と展示している一推しモデル、新型YZF-R25を華麗にスルーして、奥に展示してあったナイケンに跨ってみました。前2輪だけあってメーターパネルが広く、まるで四輪車のよう。少し不思議なライダーズビューでした。これは乗り味にこそ興味があるので継続審議(笑)。

 ホンダのブースではCB750の歴代モデルが展示されていました。僕はモンキー125が可愛い、欲しくなっちゃうと言いながら、CRF1000L アフリカツインに跨ってみました。ロードホッパーを買っていなければ、今頃はこれのDCTモデルを借りて旅に出ていたはずです。
 跨ってみると爪先立ちになりました。まさにバレリーナ。シート高の調整とかってできないのかしら。これでは買うどころか借りることさえできません…。調べるとローダウンモデルがあるようです。

 国内4大メーカーの最後はカワサキ。サクッとスルーです(笑)。カワサキのバイクって不思議と縁が無いんです。2018年3月にカワサキワールドに行ったくらいで、他は学生の頃、同級生のKDX125に数分試乗させてもらっただけだと思います。別に嫌いってわけじゃないんですよ?

こんな格好では乗らんやろ?
女の子が可愛いから全てヨシ(笑)

 プジョーのブースでは、スクーターのジャンゴ エバージョン125が展示されていました。お嬢さんの恰好が可愛いので写真を撮っちゃいました。でも冷静に考えると、なんかちょっとおフランスを履き違えてる気がします。でも可愛いから許す。
 ジャンゴ ヘリテイジ 150は湘南タンデムツーリングで乗りました。二人で乗ったらもうちょっと出足のパワーがあってもいいかな?って印象でしたが、お洒落だし、125ccは一度乗ると欲しくなっちゃうジャストサイズです。

 以前youtubeで見た赤いロケットカウルが恰好良いスラクストン1200R(トライアンフ)の白が展示してあったので跨ってみました。想像通りのキツい前傾姿勢で、シートが前下がりなのでイヤでもその気にさせる感じです。ウチの弟が好きって言いそうなデザインです。
 コマンドー カフェレーサー50周年記念モデル(ノートン)も恰好良かったですね。こう考えると意外と見た目の好みはヨーロッパのメーカーが多いなぁ。

 ちなみにハーレーのブースにも行きました。現行モデルは性能的に良いのは分かっています。でも昔から、見た目のスタイルでコレ!と思うモデルは無いんです。一目惚れでイジるところが無い!ってのはロードホッパーだけ(*^_^*)。
 やっぱりシンプルなモデルを選んで好みにカスタムしたくなります。でもカスタムしちゃうと乗れない期間ができちゃうのでそれは避けたい。乗るだけならXL883Nアイアン(2017モデル)でも、FXDLダイナ・ローライダー(2016、2017モデル)でも楽しかったので、多分ツアラーモデルでも楽しいでしょう。何でも楽しめる自信があります(笑)

夏に発売ね
これ、スゴく軽かった!

 ゴッドブリンクというメーカーが、ジーロットというブランドのヘルメットを展示していたのでフライボーイジェットというモデルを手に取ってみるとめっちゃ軽かったです。これは欲しい、いや買うでしょと思うほど。取り扱い店舗はライコランドだそう。これは今後探しておきます。

ちょっと衝撃
買おう!とまで思ったのはコレだけでした(笑)

 このブースの助っ人でいらしてた、静岡県浜松のペペモーターサイクルス250TR(カワサキ)のカスタム車を展示していました。これも良かったんですが、二台目に持つには原付二種がいいなぁ。250ccでも大きいな。

 ハーレー購入を見送ってまで、これがいい!って思って、初めてお店で買ったバイクがミニトレGT80(ヤマハ)だった僕としては、いかにもオフロード車って感じじゃなくて、頑張らない程度なら未舗装路もイケますって感じの、昔で言うトレール車がいいんですが、残念ながら現行車種で無いんですよね。スクランブラーになっちゃう。ダートトラッカースタイルのFTR1200S(インディアン)が展示されてましたが恰好良かったですね。
 でも二台持ちは、いずれかをかなり高い確率で放置不動車にしてしまいそうなので手を出しません。特に古いバイクはちゃんと手を掛けなきゃイカンから、時間が取れないうちはダメ!絶対。

 女子高校生が古いハーレーを修理する映画セブンティーンモータースがブースを出していました。映画で修理したハーレーが展示してありましたが、車体そのものは僕の好みではなかったです。でも映画は見てみたいなぁと思いました。
 6月2日にベイシア文化ホール(前橋)で上映会をやります。上映・宣伝広告の費用捻出のために物販やってますというのでサイダーを買いました。これを持って屋外飲食コーナーへ行って遅い昼ゴハンを食べました。

ごちそうさまでした
お昼ゴハンは豚丼でした

 最後にサクマエンジニアリングのブースに寄って、お招き頂いてありがとうございましたとお礼を告げて会場を後にしました。
 駐車場に戻ってきて、貰ったパンフレット類をカバンに入れて、トレーラーを一旦外して、バイクを出発しやすい位置に取り回して連結しました。跨いだまま真後ろにバックが関の山で、押してバックはできないものと考えています。

 この準備の最中にも会場へ向かう人、帰ってきた人の数人からこんなトレーラー見たことない!と声を掛けられました。中には写真を撮ってもいいですか?という人も居て、一輪トレーラー&グローブトロッターは、若干とはいえ他の人の興味を惹いたようです。今後、雑誌社主催のミーティングに行ったら取材を受けたりするかしら?知恵を絞って作ってくれたサクマさんに何かしら還元できればいいんですけどね。

 帰りは道に迷ってお台場辺りをウロウロしたものの、首都高湾岸線に乗れました。やはり並走する車や追い抜いていくバイクが珍しそうに見ていましたね。

気軽なお散歩でした
帰宅後のメーターです

 この日の走行距離は93kmでした。
 トレーラー牽引時は、高速道路の最高速が80km/h制限となります。今回、首都高速湾岸線で80km/hを試して、当然ですが、これといった問題も不安もありませんでした。タイヤの側面が潰れやすいような感覚があったのですが、これは今後のタイヤ空気圧チェックなどと合わせて、気付いた点などを洗い出していきたいと思います。

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