ホームツーリング

一輪トレーラーで
フロートチューブを

小野川湖で浮いてみた

2020-06-21~22

 やりたいお題が閃きました。一輪トレーラーでフロートチューブを運んで釣ーリング!です。
 フロートチューブでバスバギングは最も好きな釣りの一つなのですが、近年では楽しめるフィールドが減り、かつカヤックの出番が増えたこともあって、久しくやっていませんでした。僕のフロートチューブは2005年に購入したもので、既に15年以上が経過し耐用年数的にも今後どれだけ使えるか怪しいのですが、テストも兼ねて釣行します。

 2019年のうちにコンテナケースを購入して収納テストをしたところ、イケそうだと感触を得たのですが、釣行叶わず年を越してしまいました。
 2020年のシーズンはあいにくの新型コロナウィルスの流行に見舞われ、6月19日(金)に越県自粛要請が解除になって釣行可能となりました。混雑を避けるため月曜に休みをとった6月21日(日)~22日(月)の日程で、福島県の小野川湖へ行き、庄助キャンプ場でテント泊してスモールマウスバスを釣る計画を立てました。

 21日(日)は起きたのが9時半になってしまい、荷物の積載作業に取り掛かると完了したのは13時過ぎでした。

コンテナボックス初積載
連結しました

 今回は釣りがメインでキャンプは少なくの方針で持ち物を厳選しました。コンテナケースにフロートチューブを入れると、テント・コットなどの大物は入りませんので荷台に積み、コンテナケースから溢れた細かいキャンプ用品と釣具はマルチレインザックで荷台左側へ入れます。
 さらに車体右側へターポリンサイドバッグを付けて、ヒートガードを併用したロングツーリングでの本格運用テストを行います。

さて出発
出発前のメーターです

 川口中央ICから外環道に乗ったらすぐさま東北道へ入り、佐野SA、那須高原SA、安積PAで給油・休憩しながら延々北上します。トレーラーを牽くと燃費が悪くなるので、給油地点が100km先なのはちょっとドキドキしました。

一輪トレーラー、東北道に推参!
都賀西方PAにて

 郡山JCTで磐越道へと入り、猪苗代磐梯高原ICで高速道路を下ります。スーパーマーケットのヨークベニマル猪苗代店で買い出しをして、国道115号線、459号線の坂道を登っていきます。
 18時過ぎに小野川湖畔の庄助キャンプ場へ到着しました。当然、事務所に人影はありません。携帯電話の番号が掲示してあったので電話すると、もう閉めちゃったんですよね。そりゃそうだ。
 すると何人ですか?と聞かれて、バイクで一人ですと答えると、じゃあ入って勝手にやっちゃってください。明日朝は6時頃に来ますからと言ってくれたので、助かりました。危うくそのままお帰りになる所でした。

久しぶり
やってきました小野川湖

 場内へ進んで一通り見渡すと、湖に近い所に車が一台、中央の木陰にNC750Xが一台停まって、それぞれテントを張っています。設営場所は邪魔にならなさそうな奥にしました。
 一旦停車して、NC750Xのオジサンに声を掛けると、新潟からお越しとか。ちょうど風下にバイクを停めたので焚火の火の粉が掛かるかな?と心配して頂いたので、少し移動して風下を避けて停め直しました。

湖を臨む
庄助キャンプ場です

 前回来た2005年の釣行時に先代のフロートチューブが破れちゃったんですよね、もう15年前のことか…、懐かしいなぁ。

 日が暮れそうなので、慌てて設営作業を始めます。ワンタッチテントでなければ完全に手遅れだったでしょう。コット(バッグインベッド)・ロールテーブル・チェアワンを組み立てて、ランタンを出したところで暗くなりました。危なかった。

 暗くなってから、ビールと翌朝のパンを忘れたことに気が付きましたが、バイクを動かすのは剣呑なので、裏磐梯剣ヶ峯交差点にあるセブンイレブンへ歩いて行きました。5~10分くらいかな?お酒はビール2本、ハイボール1本。、パンがほとんど売り切れでした。

 サイトに戻ってきて晩ゴハンに取り掛かります。コンパクト焚き火グリル B-6君(笑's)にエコココロゴスで、ぼっちBBQの開催です。

焼いて食らいつく
那須高原SAで見つけたウィンナー

***
豚トロのパック

 普段、エコココロゴスは二個入れるのですが、前日に買った追加分を忘れてしまい、在庫の一個だけでやると火力が足りません。安定して燃焼するまで待てばよいのですが、当然(笑)待てないので、EPIのガスストーブにバーナーパッドを乗せ、アルミホイルを四角く折った簡易フライパンで、ウィンナーと豚トロを焼きます。火が通ったらB-6君へ移すと保温ができてちょうど良い(苦笑)。

***
ビール

 ビールをグビッとやると極楽です。僕のキャンプ飯はだいたい焼肉なんですが、普段食べないのでキャンプの特別感があります。
 豚トロが少なくなってきた頃に野菜の入れて炒め物を作ると、やっぱり野菜があった方が良かったと少し後悔。ここで牡蠣のオリーブオイル漬け缶詰を開けて、野菜と一緒に炒めます。

即席メニュー
牡蠣のオリーブオイル漬けと野菜炒め

 就寝は22時になってしまいました。テントに入ってもあまり寝付きはよくありませんでしたね。
 4時頃、夜が明けて目が覚めました。ここで釣りに出ちゃうと、朝6時頃に来た管理人さんに料金を払えないよね…絶対続けて釣りしちゃうよね…それは人としてマズいよね…と、朝マズメの釣りは見送って、6時前まで二度寝しました。

 本格的に寝た感のある二度目の目覚めの6時にテントから這い出して、事務所へ行って料金を払います。サイト1張1,400円、駐車料金がバイク400円、フロートチューブ持ち込み施設利用料400円でした。
 さすがにバイクでフロートチューブの持ち込みは珍しいようで、後ろのアレ?とトレーラーに気付いていたようです。ここや檜原湖はバスボートやジェットスキーを載せたトレーラーがいっぱい居ますよね?と話すと、車はいっぱいいるけどバイクは珍しいよと感心されました。発想としてはあまり変わらないんだけどなー。

まったりしてます
サイトの様子

 のんびりと朝ゴハンを食べます。昨晩かろうじてゲットしたチョコチップスティックパンと、彼女から頂いたククサでコーヒーを飲みました。

簡単な朝ゴハンです
このククサを持ってきたかったの

 食後は、釣りの準備を始めます。

***
久しぶりに膨らませました

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今日の道具

ROD: Frequent Flyer 905-7(ORVIS)
REEL: EVOTEC clw-c 2-six(LOOP)
LINE: GPX WF5F(Sceientific Angler's)
LEADER: VARIVAS Standard 3X 9ft
TIPPET: VARIVAS SuperTippet 3X 2ft
FLY: IWAI SuperMinnow

 8時頃、ウェーダーを履いて、キャンプ場の敷地から道具を持って水に入ります。キャンプ場の湖岸・桟橋から20mは釣り禁止とのことで、沖へヨチヨチと漕ぎ出していくと、久しぶりに膨らませたフロートチューブは特に空気漏れも無いようです。

久しぶり~
いざ出航

 そろそろ始めるか、と頭にGoProをセットしてボタンを押しても撮影できません。よく見るとメモリーカードを入れ忘れてました。オーマイゴッド!従って動画はありません。

 イワイミノーを投げて引っ張ります。

癒しのひととき
これがやりたかったのよ

 何度か魚が出たのですが、ハリ掛かりしませんでした。多分チビっ子がちょっかいを出しているだけなのでしょう。
 結局、11時前に釣りを終了してサイトに戻ってきました。

 撤収作業を行って、キャンプ場を出たのはチェックアウト時刻12時の5分前でした。

 山道を下りてきて、高速道路に乗る前に給油し、磐越道に乗ります。郡山JCTから東北道に入って、南下するうちに白河から羽生 雨注意と電光表示が出ています。えー!昨日の出発前には雨の予報なんて出てなかったじゃない…。

 阿武隈PAの手前で雨が降り出し、結構濡れながらホウホウの態で辿り着きました。お昼ゴハンを食べながら雨やどりすると、14時半に雨が上がったのでカッパを着込んで出発します。
 その後は那須高原SAと佐野SAで給油しましたが、カッパを着込んで売店に入ったら迷惑を掛けるし、カッパを脱いで再び着るのは面倒くさいので、買い物無しの一服休憩のみで、自宅まで帰ってきました。

うむ。よく走った
帰宅後のトリップメーターです

 走行距離は575.3kmでした。

 車で行けばラクなのに、それでもわざわざバイクで行くのがバイク乗り。ド阿呆な人種です。とかく積載とか速度とか何かと無理をしがちです。
 ところがトレーラーを牽引すればフロートチューブも危険な積載なしに楽しむことができます。もちろん牽引無しとは車体の挙動が若干変わりますが、車体を倒して曲がり、加速して車体が起きるというバイクの基本は変わりません。バイクの最大の特徴でもあるこの基本を、無理せず愉しみながら旅ができ、積載が増えることでバイク旅の可能性を広げます。この釣行でその思いを更に強くしました。

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