『潰しが効く』のその先へ?
DIVIDE MEBARU MBDV-7065UL : TIGA PRODUCTS
DIVIDE AJING AJDV-6085UL-S : solfiesta
パックロッドと言えばとにかくコレだけ持っておき、アレにもコレにもどうにか対応する、いわゆる潰しが効く道具の代表格だと思っていました。
特に昔のルアー竿なんてのは、とにかく何でも投げて、何でも釣っていたものです。やれブラックバス専用やらスピナーベイト専用だとかの専用特化というのは、ブラックバスのトーナメントとともに紹介されたスタイルじゃないかな?と感じてます。
近年では専門特化がどんどん進む中、ついにはパックロッドにもその波が押し寄せてきたのか、メバリング(メバルをルアーで釣る)用、アジング(アジをルアーで釣る)用、エギング(餌木でイカを釣る)用、シーバス用、ブラックバス用、トラウト(マス)用とラインナップを揃えたDIVIDEというパックロッドを釣具店で見るようになりました。
僕が買ったのはメバリングとアジング用の竿です。先に買ったのはメバルの方で、2016年頃じゃないかと思います。
実のところ発売自体は2016年より前で、ずっと気になっていた中、ある日タックルベリー新橋店のワゴンで見つけたのですわ!そろそろ販売終了かもしれん?!と慌てて買ったのがディバイドメバルMBDV-7065ULでした。
竿の全長は7フィート6インチ(約228cm)、自重115g、ルアーの適合重量は1~7g、糸の適合サイズは2~8lb、5本継ぎです。
セミハードの専用ケースに入っており、専用ケースの大きさは幅58cm、高さ8.5cm、奥行6.0cm、竿収納時の重量は380gです。
ハンドルはセパレートタイプです。グリップはコルクを使用しており、リールシートはアップロックスクリュータイプ、そのフードはコルクと黒緑のカーボンの組み合わせになっています。
ロッドエンドはコルクとEVAを組み合わせた短いバットグリップになっています。
竿のコンセプトとメーカー(ブランド)名のTIGA PRODUCTSが印刷されています。
初めて使ったのはハッキリと覚えていないのですが、千葉県の内房の港だった気がします。もちろん魚を釣った記憶などありません(笑)。
記録が残っているのは2017年8月13日に神奈川県の川崎新堤へフライフィッシングでアジを狙いに行った時に、バックアップのルアータックルとして持ち出しました。この時も釣果はありませんでした。この時はアジングをメバル専用竿で代用したわけですが、アジング専用竿だとどうなんだろう?と考える契機になりました。
そうして買ったのがアジング(アジをルアーで釣る)用のディバイドアジングです。Yahoo!ショッピングで2017年8月22日に注文、価格は6,377円でした。
実はその翌週26~27日に新潟県寺泊へバイクミーティングへ行く予定であり、その際に港で専用竿を使ってアジングをやれば釣果も違うのでは?と思ってポチッとやらかしたのでした。
竿の全長が6フィート8インチ(204cm)、自重111g、ルアーの適合重量は10gまで、糸の適合サイズは2~8lb、5本継ぎです。
セミハードのケースの大きさは幅53cm、高さ8.5cm、奥行6.0cm、竿収納時の重量は360gです。
ハンドルはセパレートタイプです。グリップはコルクを使用していますが、アップロックスクリューのフード部分に使われているカーボンが目立ちます。
ロッドエンドはメバル竿と同様、コルクとEVAを組み合わせた短いバットグリップになっています。
セパレート部分に印刷された竿のコンセプトの表記はメバル竿と同じですが、メーカー(ブランド)名が異なり、solfiestaと印刷されています。
MEBARUはTIGA PRODUCTS名義
AJINGはsolfiesta名義
ロッドケースにも、メバルはTIGA PRODUCTS、アジングはsolfiestaと記載されています。これは買った時期が違うからで、2016年から2017年頃にTIGA PRODUCTSからsolfiestaへDIVIDEシリーズの生産や販売などの権利が移ったのではないかと推測しています。
TIGA PRODUCTSについて(本稿執筆時2024年8月に)ネットで検索してもハラという会社名がヒットするだけでした(未確認ながら兵庫県の(有)はら製作所との情報アリ)。
solfiestaについてはサイトがあり、そこからDIVIDEシリーズには以下のラインナップを確認できます。
・ディバイドメバル
・ディバイドアジ
・ディバイドエギ 後継品?ディバイダーエギング
・ディバイドシーバス 後継品?ディバイダーシーバス
・ディバイドバス
・ディバイドトラウト
さて、肝心のアジング竿の実戦投入ですが、寺泊へのバイクミーティングに持って行き、テント泊の翌朝に起きて港へ出撃しました。
日が昇って明るくなってから始めたのが悪かったか、朝に1時間程釣りをしたものの、アジの雰囲気さえ掴めずボウズで終了となりました(泣)。
この時もリールはシマノのバイオマスター1000MgS(2000年式)を使っていたのですが、本来このリールは淡水専用モデルなので、メバルやアジを釣る際に使用するのはNG。メーカーが禁止した使い方なんですよね。そのため、海でも気兼ねなく使えるリールが欲しいところです。
メバリングでは一般的にPEラインの0.2~0.6号、ナイロン・フロロだと2~3lbが使われるようで、アジングでは一般的にエステルの0.3号(2lb)、PEラインの0.2~0.3号が使われるようです。特にアジングは新素材により糸が細くなったからルアーで狙って釣れるようになった釣りです。
リールはシマノ・ダイワの1000か2000番クラスが相当しますが、僕の手持ちではスッポリ抜けているので、近いうちに欲しいなぁと思っています。とはいえ、メバリングもアジングもそんなに力を入れてやっているわけではないんですけどね。専用竿を全然活かしきれていません。
パックロッドは一本だけ持っていき、現場で何とかする…というだけではなくなってきたのでしょうか。小さく収納できる利点を活かして、何かを専門的に狙い、その釣りを深く突き詰めていきたい、というユーザーが増えているのかもしれません。
その際におけるパックロッドでなければいけない理由が、僕には未だにピン!ときていないんです。電車釣行なのか?自転車釣行なのか?人目に付かないことなのか?
僕のようなバイクに載せたいからという同好の士が増えたのなら、ぜひお友達になりたいですね。そしてバイク釣行におけるパックロッドの活用方法について、アツく語り合ってみたいです(^^)。
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