ハーレーに乗って苗場へキャンプツーリング
月イチのバイク企画、10月はミーティングに参加します。ハーレー専門雑誌バイブズで毎年主催しているバイブズミーティングが、新潟県苗場スキー場を会場に10月7~9日の日程で開かれたので行ってきました。ハーレー関連では最大級の参加者数とも噂される3日間のキャンプミーティングです。
7日は午前に強い雨が降るとの天気予報から予定を後ろ倒しにして、19時にバイクを借りました。もちろんハーレーダビッドソン。8月以来2度目のダイナ・ローライダーです。
貸出の時に気が付いたのですが2016年式の車体でした。8月に寺泊のミーティングに行った時はお台場店で借りた2017年式でシーシーバー(同乗者用背もたれ)が付いていましたが、今回はありません。
どうにかこうにか、ようやっと車載が完了し、自宅を出発したのは8日の13時半になっていました。関越道を降りて一般道を走り始めるとたくさんのハーレーとすれ違い、いかにもな雰囲気が高まります。三国峠のトンネルを抜けてミーティング会場となった苗場スキー場に到着したのは16時半頃でした。
路上に立ったボランティアスタッフに駐車場へと誘導されて、入り口で参加費を払い、無事停めました。
到着しました
苗場のホテルの前の駐車場はまさにハーレーの海になっています。こんなにたくさんのハーレーを見たのは初めてです。どこまでも走っていけそうな装備が付いたツアラーや、どうやって曲がるんだろう?というロングフォーク、古いものなのにめっちゃ綺麗とか、ガンガン走っているのに20年洗車してないでしょ?とか、SF映画から出てきたような外装がついてる、などなど。ハーレーでありながら様々な車体があって博覧会状態です。駐車場を見て回るだけでも楽しいぞ、こりゃ。
荷物を持って会場へ歩いていきます。入口正面の路面を避けた両脇がテントスペースとなっているゲレンデと聞き、エッホエッホと坂を登り、どうにか寝られそうな緩斜面を探してテントを設営します。夕暮れの中で取り掛かり、設営が完了した時は真っ暗になっていました。
翌朝の写真です
テント:ライダーズワンタッチテント(ドッペルギャンガー)
コット:バッグインベッド(ドッペルギャンガー)
シュラフ:ダウンハガー600 #2(モンベル)
10月上旬の苗場スキー場ですから、結構寒いと予想して道具を準備しました。特に地面が冷たくて体温を持っていかれると辛いのでコットを使いました。
寝床が準備できたところで場内をウロウロします。物販ブースがたくさん出ているので見て回ります。革製品、シルバーアクセサリー、バイクパーツ、服…etc、あれこれ見て回るだけでも楽しいです。
すっかり遅くなって、後回しにしていたステージでは最後の演者が登場する間際になってました。20時頃かな?
ステージはそこそこにして、ペコペコのお腹を抱えて飲食ブースへ向かいます。今回も晩ごはんは作らず外食でと決めたので荷物を減らせました。お祭り型のミーティングはこの方法が一番いいかも?
カルビ丼とビールで晩ごはん
もちろんこれだけでは足りなかったので焼き鳥を追加して、食べながら相席した川崎からお越しのご家族とお話しをさせて頂きました。50歳になって大型を取ったご主人は奥さんをタンデムして初のキャンプツーリング。息子さんが奥さんをタンデムして、こちらはホテル泊。こんな家族旅行もあるんですね~。いいですね~。
もうちょっと食べたいなと思ったのですが他にメニューがほぼ無い状態だったので、席を立って他のブースを物色します。今度は呼び込みのお姉さまに誘われて焼きそばの店に入りました。
オム焼きそばとレモンサワー
もうちょっと野菜が食べたかった感もありますが、とにかくガッツリ満腹になりました。ここでは他のお客さんと相席にならなかったので、呼び込みのお姉さまと少しお話しして席を立ちます。
半袖短パンで頑張る呼び込みのお兄さんに誘われて、3軒目へ入ります。ここでは茨城からお越しで朝から呑んでるという4人組のオジサマ達が相席に入れてくれました。
だいぶ冷えてきたので焼酎のお湯割りを注文したのですが、僕が自己紹介して、茨城にはよく釣りに行くんですよ、とか、地元のお友達4人で?いいですねー、とか他愛のない話をしながら、タバコを2本吸った後でもお湯割りが一向に出てこないのですみません、冷えてきたんで先にあがりますと言って、席を離れました。
別の店員さん(責任者?)はもうちょっと待って頂ければ、すぐお出ししますと言ってましたが、僕も話の途中で半袖短パンお兄さんにお湯割り出してよと催促したのにコレですからね。結局オジサマ達とバイブズミーティングに乾杯ー!ってやってないワケですよ。ミーティングに出店するのであれば、せめてソコだけは気を遣ってくれなきゃ。入れてくれたオジサマ達にこそ申し訳ないから、文句も苦情も言わず(もちろんお金も払いませんが)さっさと立ち去りました。
すっかり酔いも醒めちゃってサイトに帰ってきましたが、寝る前に少しだけお酒を(苦笑)。スキットルに入れてきたウイスキー(ワイルドターキー)をソーダで割って2杯ほど飲んだら、さらに夜風が冷えてきたのでテントに潜り込んで寝てしまいます。22時にはなってなかったんじゃないかな?
途中、4時頃目が覚めてお手洗いに行きましたが、基本ぐっすり寝てしまい、起きたのは9日の朝8時頃でした。ゆっくりコーヒーを淹れて、自宅近くのパン屋さんで買ってきたパンを朝ゴハンに食べます。
ゲレンデのキャンプ村の朝
アメリカンプレスで朝コーヒー抽出中
いただきます
9時からステージ前で集合写真を撮るとのことでしたが、僕は参加せず、のんびりテントを畳んでサイトを撤収し、駐車場をふらふら見て回って、10時過ぎに会場を後にしました。
帰り道はこれだけのハーレーが一斉に帰るので、さすがに交通量が多いせいか、遅いペースの流れになっていましたが、それでも渋滞と呼ぶほどではありません。
途中、国道17号線を外れて、さる事情から法師温泉へ寄り道します。細い道をゆったり進んで集落を抜け、細い川に沿って行き止まりまで走ると風情のある温泉旅館に辿り着きました。
法師温泉長寿館です
昔、国鉄時代のツアーフルムーンのTVCMに使われたり、映画テルマエロマエのロケに使われたり、と超有名な温泉です。受付で日帰り入浴お願いしますと料金を払って、古い趣のある館内を歩き浴室に入ってみると、確かに凄い、良い建物でしたが、入浴客もたくさんで何とかお湯に浸かるのが精いっぱいという混雑ぶりでした。ここ混浴らしいんですが、オッサンがじゃがいもを洗うように浴槽に浸かっているようでは、女性はとても入れないでしょう。
お風呂に罪は無いのでサッサとあがってお土産を買うと、もうお昼前になってました。法師温泉からの狭くカーブの多い道を、風呂上がりのさっぱりした身体でゆっくりのんびり流すのはサイコーの気分でした。
国道17号線へ出て三国トンネルを抜け、坂を下って月夜野ICへ向かいます。帰りはこの法師温泉しか予定を入れてなかったので、時間に余裕があれば釣りを…と考えていました。関越道付近で気軽にやれる釣りといえば管理釣り場の鱒と思ってフライロッドを持ってきたのですが、関越道に乗ると本庄児玉ICの先で事故渋滞、通過に1時間以上と情報が出ています。バイクの返却時間に間に合わないのが最悪だな…と、釣りは無しにしました。
赤城高原SAに入ってお昼ゴハンを…と思うも大混雑でしたので、とりあえずのエネルギー補給にアイスだけ食べることにしました。
赤城乳業のお膝元で桔梗信玄餅アイス(笑)
次でゴハンを食べるか…と思って走り出し上里SAに入ると、今度はバイクを停めるスペースさえ見当たらない混雑です。トホホイ。停車すらしないでSAを出ると、ついに渋滞が始まりました。若干すり抜けさせてもらって、早々に寄居PAに入って休憩し、お昼ごはんにありつけました。
フルさんに連絡をとるとご在宅とのことだったので、東松山ICで降りてアトリエに寄り、法師温泉のお土産を渡してコーヒーをご馳走になりました。
16時半にアトリエを出て自宅へ向かいますが、夕方は大宮浦和間が混むかも?と思い与野入口から首都高大宮線でプチワープを狙います。ところがこれが大失敗で、しくじって首都高5号線に乗って板橋本町出口まで行ってしまいました。自宅に帰って大慌てで荷解きして、バイク返却に向けて再度出発しました。
返却のためガソリンを給油します。今回は2回の給油で合計22.62リットルでした。19時の5分前に到着してバイクを返却し、メーターを見ると全走行距離は438kmでしたので、燃費を計算すると19.3km/リットルとなりました。悪くないですね。
参加記念のパッチ(ワッペン)
参加記念にパッチを貰いましたが、縫い付けるベストも革ジャンも持ってません。いわゆるバイカーズファッションってちょっと苦手で、もちろん会場には揃いの集団もたくさん居ました。今回革ジャン着た人とはお話ししなかったな…。多分人として普通のマナーがあれば大丈夫と思います。
たくさんの店が出ていて、年に一度のお祭り感に溢れるミーティングでした。一人で行っても、お店を巡って商品について聞いたり、相席になった人達とお話ししたり、基本お祭りを楽しみたい人が集まるわけですから敷居はそんなに高くないですよね。楽しかったです。
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