折れた海用フライロッドを使って再生!
2012年のシイラ釣行の際に、G-LoomisのGLX FR10812(9ft12番)が折れてしまいました。
折れた竿です
折れた竿など布団叩きにもなりはしないのですが、何だか捨てられないでいました。ところが2014年のある日、閃いたのです。これに穂先を繋いで湾フグ竿がデッチ上げられないかなと。
釣りビジョンを見ていたら、東京湾でのヒガンフグ(アカメ)、ショウサイフグのカットウ釣りの様子が目に留まりました。カットウ釣りは最近ちょっとやってみたいな…と思っていた釣りなのですが、番組を見ていると1.5~1.8mくらいの超先調子の竿を使っています。
これは作れるかも…?あのG-Loomisでイケるんじゃね?と思った瞬間、総バラシに取り掛かっていました(笑)。
カッターでガイドのエポキシを削り取り、コルクグリップをラジオペンチで引き千切り、リールシートを鍋で煮込んで引っこ抜き、塗料剥がし剤で接着剤を取り除きます。
除去作業完了
プリント部分です
折れた竿の再生は部品の剥ぎ取りが大変です。ここまでやってやっとスタートラインに立つわけですから、実際には部品を買ってきて始める方がナンボか楽です。
取ったリールシートです
この竿に付いていたリールシートはメッシュカーボンのスペーサーが使われています。これが最先端素材を追求するG-Loomisのイメージを思わせて、当時、格好良いと思わせたものです。そこで今回もそのイメージを踏襲し、メッシュカーボンパイプを使います。
このブランクの手元部分は内径15mmのメッシュカーボンパイプにスポッと入りますので、メッシュカーボンパイプをワインディングチェックから後端までの長さに合わせて切ります。
ロッドエンド用EVAフォームを接着します。マタギのEIPS-SP4という型番の商品で小振りなものを選んでみました。
ロッドエンドです
リールシートはFujiのスケルトンシートSKTS16にして、銀のワインディングチェックSWCS16-15を入れます。グリップはジャストエースのTRG27-08EBK15というEVAフォームを成型します。
こんなグリップになりました
メッシュカーボンを強調した仕上がりになりました。以前のGLXのイメージを踏襲できたのではないかと思います。
その2へ続く
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