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2000年モルジブ釣行記

憧れのGTを目指してもう一度モルジブへ

2000-06-26~2000-07-03

その1

 今回でモルジブ行きは2回目です。前回は1999年の10月に行きました。この時は南に行ったのですが、憬れのGTには逢えませんでした。そこで今回は北へ行ってリベンジ!と相成りました。同行は同級生の武部 好勝くんとお兄さんの浩一郎さん。浩一郎さんはなんと16回目というモルジブのオニであります。(^^;) 好勝くんも5回目。もう勝手知ったるなんとやら、であります。

 スリランカン(エアランカ)航空で、成田からコロンボを経由してマーレへ行くのですが、出発が3時間遅れ、コロンボで時間を短縮してマーレへは1時間遅れの夜中に着きました。

 マーレで一泊し、翌朝一番の水上機でバー・アトールのレイテビーチへ。ここで今回のサファリボートと落ち合う予定でしたが、早く着きすぎてリゾートで一休みしました。

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バー・アトール(BAA・ATOLL)

 お昼前にサファリボートに乗りこみ、進路は北へ。準備が出来次第、早速釣り開始となりました。最初はキャストやノットに心配が残るので、安いルアーから使おうとヨーヅリのサーフェス・クルーザーを付けてキャスト開始です。GT未キャッチの僕のためにファーストキャストを譲って頂きました。ありがとう。浩一郎さん、好勝くん。

 早速ガリガリ巻いてバンバン投げる、という程も間もなく、数投目で水柱が立ってGTのファースト・ヒット!「お~!出たぁ!」思いっきりアワセを2・3度くれてやるとドラグが効いてGTが走る。「うお~!すっげぇ!」いやぁGTってスゴいですね。(^^;) 

 やっとの思いで寄せてきたら「ムダハンディ!」とスタッフが騒ぎます。ムダハンディとは現地名でGTのこと。ギラリと輝いた銀色の魚体はまぎれもなくGT。お~。やったぁ。

初めてって感動しますね
初めてのGT

 おかげさまで初GTを獲ったので、浩一郎さん、好勝くんもキャスト開始。いやぁさすがモルジブ。爆釣とまでは行きませんが、ドンドン出てきます。GTも出ますが他の魚も出ました。この日僕の釣ったGTは2本でしたが、目の前でバラしたのが2本ありました。やはりフッキングがまだまだ甘いのでしょうか。

 他には数本、現地でラインマスと呼ばれるレッド・スナッパー(バラフエ)やカスミアジ(現地名ファニハンディ)が釣れてきました。

 レッド・スナッパーはリーフのブレイクより岸寄りの複雑な浅いところをゆっくりポッピングしてると我先で出てきます。掛けてモタモタしてると根に潜られてしまいます。てっきり根魚だと思っていたら、「あいつら、ぽっかり浮いてて、ルアー食ったら根に潜りよんねん。」と浩一郎さん。たしかに船縁までルアーを追っかけてくることも結構あり、なかなかあなどれません。

 釣り初日(6/27)の白眉は浩一郎さんのGT。少々強引にやり取りしたこともありましたが、Islands10がブチ折られながらも取り込んだ一本でした。

デカい
177cmの浩一郎さんが持って、このサイズ。
何kgぐらいあるのでしょう?

 この一本は多分?ラー・アトールで出たもの。以前にラー・アトールで大きいのが出たのでやってみたい、というのがキャプテンの意向だったのでした。

 釣り初日は午後だけの釣りでしたが、4人で15本くらいGTをキャッチできました。夜はラー・アトールのKandholhudhoo(カンドゥルドゥーだったと思う)の港に停泊しました。

 暗くなったあと、船の明かりにつられて小魚が集まって来たので、好勝くんは早速ライトタックルを取り出し釣りしてました。小さなワームやミノーでゼンゴにない日本のアジそっくりな魚が釣れました。名前を失念しましたが結構美味しい魚とのことでした。

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ラー・アトール(RAA・ATOLL)

 釣り2日目(6/28)はラー・アトールから更に北上し、シャビアニ・アトールへ向かいましたが、風が強く結構揺れました。この時期のモルジブは天気が悪い日が多いとのことです。

 少し心配しましたが、GTはボツボツ出てくれました。天気が悪いこともあって北上する合間に釣りをする感じです。この日も4人で15本前後のGTをキャッチしたと思います。僕は2本キャッチのみ。バラシもありました。
 キャスト時にオルブライトのナイロン側が切れたりして、まだまだGTにあしらわれてしまいました。大きいGTは出ませんでしたが、他の魚もご挨拶してくれました。

ハタは間違いなく旨い
ファナと呼ばれるハタ系の魚。ラインマスとのダブルヒットでした。
夕食にグリルで出してくれましたが、柔らかい身で美味しかったです。

お世話になりました
コーディネイトしてくれたファルーク。陽気で聡明な人でした。

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シャビアニ・アトール(SHAVIANI・ATOLL)

 この日はKanditeem(カンディティーム)の港に停泊しました。この港でも暗くなって赤い魚が寄ってきたのでワームを落としても寄ってくるだけで食ってきません。ソーセージを針先に付けてもダメ。目の前でゆらゆらさせて興味で食わせてハッシとフッキング。スタッフに見せると「お~。デンジャ~。」と言って注意深く針を外しています。聞いてみると名前はわからないがウロコが固く鰭とエラに棘がある、と言ってました。
 船にあった図鑑で調べると日本名ヨゴレマツカサ。プランクトン・フィーダーと書いてありました。どうりで釣るのに苦労するはずだと納得して寝ました。

 その2へ続く

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