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2000年モルジブ釣行記

憧れのGTを目指してもう一度モルジブへ

2000-06-26~2000-07-03

その3

 釣り5日目(7/1)は朝6時半にフィラドゥをスタートしてハー・アリフ・アトールを巡りました。相変わらず天気は悪く風も波も強かったですが、大爆釣。ハー・アリフの底力を見せてくれました。

 朝マズメからルアーをバンバン投げてワンキャストワンヒット状態です。マヒと呼ばれる小魚の群れがアチコチにあって、群れの中や脇にルアーを通すとバンバンGTが出てきました。

随分太っていた満足の一本
ファイトの後ではとても一人では持ち上げられませんでした。。

 この一本は嬉しかったですね。水飛沫が上がってフッキングした、と思ったらドンドン走って全然止められず、スプールからはバンバン糸が出て行きました。なんとかリーフから離して沖側に誘導したら、今度は首を振って底に潜ろうとしました。頑張って耐えてなんとか獲れました。

デカっ!
浩一郎さんのビッグワン。

 この日はGTを5本獲ることができました。5本獲ると、もういっぱいいっぱいです。バラしたり、ラインが切れたり、他の魚が掛かったりするのでファイトは10回以上。やっぱり体力はあって余計ということはないですね。(^^;)

map
ハー・アリフ・アトール(HAA ALIFU ATOLL)

 この日はDHIDHDOO(ディドゥー)で停泊。もう一度モルジブ版フローターにご対面でした。

 釣り6日目(7/2)はいよいよ最終日。国内線の空港のあるHanimaadhoo(ハニマードゥ)へ向かいながら、道々お昼まで釣って行く、というルートです。
 サファリ・ボートで釣り始めた頃は「一週間って長いなぁ。」と思いましたが、いざこの日を迎えると「あっという間に最終日が来ちゃった」というのが率直な感想です。朝はこれまでより30分早く6時に出発。思いを残すことなく釣りまくり、です。

やったね
朝マズメに出た一本。

珍しい
浩一郎さんが釣ったギンガメアジ。

 この日も爆釣でした。あっという間に午前中が過ぎて行きました。途中スコールが来てとても寒かったりしたのですが、浩一郎さんは雨の中キャストを続行。GTは期待を裏切らずバンバン出てきてくれました。

 この日僕はGTを3本とって、この旅の通算GTキャッチ数は15本でした。ちゃんと計量しなかったのでどの魚が一番大きかったか正確には分からないのですが、2日目に釣ったGTは写真に撮らなかったものの浩一郎さんによると25kgぐらい、とのこと。5日目の写真のものはもうちょっと小さいでしょうか。

 今回浩一郎さん・好勝くん・僕・ファルークの4人で釣りをしましたが、GTが計110本!他魚を含めて全部で180本余りの魚を釣り上げました。乱獲だ!と声高に批判を受けそうですが、勿論ほぼ全ての魚をリリースしました。
 実際これだけの本数が出ると、つくづくモルジブの豊かな海を実感してしまいます。釣り人が今後この豊かな海とどう付き合っていくかという問題はあるにせよ、間違い無くパラダイスを実感できた貴重な経験でした。

 釣りが終わって昼食をとりハニマードゥの空港へ。ここでサファリ・ボートのスタッフとお別れ。とてもいい旅ができたのも、ひとえにこのスタッフたちのおかげです。何回の「Thank you!」の言葉を掛けても足りない心持ちでした。その後、国内線でマーレへ。
 市街で飛行機の時間まで買い物をして行きと同様スリランカン航空で成田へ向かいました。

こんな感じ
今回の4人の使用タックル

 浩一郎さんや好勝くんはフィッシャーマン・ゼナック・スウェルズなどのロッドをご愛用。フィッシャーマンは良い、と評価も高かったです。

 リールはステラが中心にダイワもいくつか。巻き上げ・ドラグのスムーズさはさすがにステラが一枚上手かな?と感じましたがサファリも必要にして十分です。
 ハー・アリフなどはGTの魚影が濃いためペンシルが手返しが良かったです。リーフエッジや沈み根(ティラと呼ばれる)でポッパーをノンビリ使うとラインマスが先に食ってくるので、GT狙いという点でもペンシルが楽。ラインマスは食ってから根に潜るので、掛けたら掛けたで結構苦労しました。

 ルアーはいろいろ使ってみました。ヨーヅリのサーフィス・クルーザーやサーフィス・ブルは塗装が弱いものの安くて釣れるお買い得ルアーです。もちろんフィッシャーマンのペンシルなんかも大活躍してくれました。カーペンター・PENEX・ゴダグレイなどなど…、どれが飛びぬけて良かったってことは無くて、どれでも大丈夫って感じでしょうか。

 今回はサファリ・ボートで釣りをしたのですが、サファリ・ボートは大きいため、基本的にバックしてくれません。ボートのサポートがないばかりか上陸用の小船(ディンギー)が右舷トモにロープで繋いであるので、それをかわしてファイトしなければなりません。
 船に寄せてからではディンギーのロープにラインが巻かれたり、船底に擦ったりするので、掛けたら一目散にトモに移動し、魚を寄せる前にファイトしやすいポジションを確保します。この最中にバレたり珊瑚に潜られたりすることがままあります。
 5日目の一本は上手く捌いて沖側に誘導できました。バッチリのファイトができて感動もひとしおでしたね。特にこの旅の間は風と波が強かったので、結構タイヘンでした。

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