トップ釣行記

今度こそDHフライロッドデビュー

ようやくまともに釣りになりました

2004-05-01

その1

 GWは1~5日まで桜鱒のために時間を割くことができたので、3回目の荒川釣行となりました。
 30日の晩に自宅を出発し、1日の朝マズメから荒川に入りました。

 今回はこれまでロクにできなかったダブルハンドのフライロッドによる釣りをやるというのが個人的なテーマです。前回までに目星を付けていた解禁エリアの最下流右岸に入りました。

今回の道具


釣り場の風景
最下流右岸から上流へ向けて。

こんな感じです
同地点下流側へ向けて。

 ここは解禁地域の中で唯一河原が開けている箇所で、フライキャスティングのためのバックスペースがたっぷりとあります。
 中州になっていて厳密に言うと左岸ではありません。下流側の写真右側の流れは浅く、ウェーダーを履くとザブザブ渡ってこれます。

 上流側写真で分かる通りフライフィッシャーが集結しています。他にフライロッドを満足に振れるポイントが無いため、ここでやるより他にない、というのが実情です。
 水位が下がると、この上流にあるもう一つの中州でもやれるようになるようです。

 1日の朝に初めてこのポイントに入ったのですが、既に3人が川に入っていて2人が順番待ちをしていました。人数が多いとやはり釣り下りでやるのがトラブル回避の定番となるようです。
 順番待ちの人に話を聞くと、あまり厳密に申し合わせをしているわけではない、とのことでした。緩やかな一般常識のレベルのようです。

釣り下り

 そもそもはイギリスのサーモンリバーのビート(釣りの許可がおりている区間)で行われているやり方です。九頭竜川での桜鱒のフライフィッシングを紹介した沢田氏が提唱して、フライフィッシャーに定着したので九頭竜方式とも呼ばれます。ルアーしかやらない人でも知っておくとトラブル回避に非常に有効です。
 釣りたいある流れの上流から川に入って釣り始め、一投ごとに1歩から数歩ずつ釣り下って行きます。次の人は先行者の上流から入って先行者に続いて釣り下っていきます。先行者との間はだいたい75~100mと言われますが、あんまり間を空けても後の人がつかえているし、間を詰めると先行者が釣ったすぐ後をやるのでどうか、と思うのが人情です。微妙な感じで結構気を使います。
 釣りのできる最下流部まで釣り下ったら岸に上がって最上流部へ戻ります。他に待ってる人が居れば一番最後に並ぶことになります。


 僕はまだ桜鱒のフライの経験自体がほぼ無いので、誰もやっていないこの中州の最上流部に入らせてもらって、キャスト~釣り下りの練習をしてみました。

 実際に川に入ってやってみると、ラインの捌き方が覚束なく、投げてもないのに根掛かりしてしまいました。
 エイッと竿を煽るとバッキングラインの繋ぎ目が切れて、4本継ぎの竿の穂先が抜けてしまいました。またもやのトラブルに泣きそうになって川の中を探すと何とか見つかって一安心でした。

 仕切り直して釣り下って行くのですが、後ろの水面を叩くこと多数。フライが突然消えていること2回。根掛かり1回。ランニングラインが絡むこと多数。自分を釣ること2回。もう散々でした。
 順番待ちの人が入る手前で岸に上がりました。順番の中に入らず練習にしてホント良かったです。イキナリ本番でこんなことでは他の人達に迷惑を掛けるばっかりでした。

 とにかく釣りの手順をこなすだけで精一杯で疲れ果ててしまって、河原でゴロンと大の字になって寝てしまいました。
 ようやく起き上がって車に戻り休むことにしました。結局前夜の運転の疲れもあったのかそのまま寝てしまい、1日の釣りはこれにて終了しました。

その2へ続く

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