アヤしげな試みも胸に秘めつつ2度めの釣行です
約15年ぶりにへらぶな釣りを楽しんだお地蔵さまは、へら釣りの楽しさをすっかり思い出されたようです。リハビリとリベンジを兼ねて、また野田幸手園はいかがでしょう?とお互い申し合わせて、再びお地蔵さまとの釣行となりました。
朝6時に駐車場で待ち合わせ、料金を払った後お客さんの入り具合を見てみます。さくらから松の各桟橋には人がたくさん入っているようです。今日は事務所前の桟橋の一番、あやめ桟橋に釣り座を構えました。こちらはあまり人が入っていません。桟橋の中程池の奥に向かって座ると正面に蓮が生えています。景観は抜群ですね。
前回の場所より浅いと思うので、僕は13尺で底を取ってみると、随分浅く2尺は余る感じです。どうやら底釣りをするなら11尺がちょうど良いのでは?10尺でもイケルかもしれない…。う~ん11尺が欲しくなるなぁ。こうして道具が増えていくんだろうなぁ。
とりあえず13尺で底釣りをすることにしましたが、辺りの底を取ってみると、どうやらややこしそうな地形のようです。
う~ん。ハッキリ言ってちゃんと釣り切る自信がない…。キャリアの浅い者には難度の高いポイントに入っちゃったようです。お地蔵さまも底釣りから始めるようです。12尺を出して底を取るとこちらはそんなに酷くないですよとのことです。
難しそうだからと言って初めから避けていたのでは上達しないし、これも修行と称して頑張ってみることにします。えさは初めて使うダンゴの底釣り夏を単品で。袋書きの通りに作ったら随分固いタッチになりました。これでいいのかなぁ?
仕掛けを竿下に落とすように心掛けて振り込むと、ウキが馴染んでも戻って(浮き上がって)きません。水が右から左へ流れているのでウキが左に傾いたまま、ず~っと馴染んだままになっているのです。あれれ?
竿を上げると藁のような枯葉が掛かってきます。どうやら底でこの枯葉に掛かっているようです。ウキが馴染んだというよりシモっている状態なのか?むむ…手強い。
しばらく格闘しているとお地蔵さまが順調に釣り出しました。さすがに経験が違います。しかし釣れるへらのサイズが小さいのです。やっぱり底はチビっこの幼稚園になっているのでしょうか。
えさを柔らかめにして溶け易いようにするとウキが戻ってくる場合がある、ということに気付いて試しているうちにズン!とアタりましたが、これはギュンギュン引っ張るコイでした。50cmはあるという立派なサイズでこんなの釣ったコトないという魚でしたが、本命ではないので写真も撮らずにリリースしました。
このアタリの他はウキが戻らず、3回くらいしかアタリが出ませんでした。しかもウキから穂先までの道糸が長く、風に吹かれて道糸が撓んでいるので、アワセが遅くなってハリ掛かりしないのです。竿が長過ぎるために起こる問題ですね。
なかなか釣れない僕にお地蔵さまがえさが溶けてくると底の枯葉に掛かったハリが浮いてきて食ってきますよとアドバイスをくれました。あまり慌てて打ち返さない方が良さそうです。
その後お地蔵さまが僕の脇に来て、使っているえさをチェックしてくれました。この様子を見ているとちょうど長く待つ格好になったようです。お地蔵さまがあ、アタったと教えて下さったのでウキを振り返ると、ちょうど小さなアタリが出ました。
これをアワせるとチビっこが掛かってきました。とにかく本日の第1号です。釣り始めてから2時間近くが経っていたんじゃないでしょうか。
その後のお地蔵さまからのアドバイスは上ハリスを詰めて上下のハリの段差を10cmにする。狙いは上ハリを浮き易くすることです。これで格段にウキの戻りが出るようになり、釣り易くなりました。
またお地蔵さまブレンドのえさを頂きました。ダンゴの底釣り夏+ダンゴの底釣り冬+へらスイミーで作ったえさは、僕のえさより柔らかく、溶けるのが早いそうです。これで底に掛かる確率が減りました。
ところがやはり撓んだ道糸がアワセを難しくしている問題はそのままです。なかなかハリ掛かりしない上に、次第にアタリ自体が少なくなってしまったので、1時間後の9時30分頃には底釣りをギブアップしてしまいました。
とはいえ、底の状態に合わせてハリス段差、えさのバラケ具合などを調節するのは初めての経験でした。これは大いに勉強になりました。
その2へ続く
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