道満へら鮒会の2月例会にゲスト参加
清遊湖で行われた道満へら鮒会の2月例会にゲスト参加してきました。
集合は朝5時30分だったのですが、前夜会社の先輩にカラオケボックスに拉致られ、帰宅したのが深夜0時。お酒も入っていたのですっかり寝坊してしまいました。あわててへらむぎさんに連絡をとり、バタバタと出発すると国道16号を走るトラックにもイライラしてしまいます。清遊湖に着いたのは6時30分頃でした。
へらむぎさんは中央桟橋奥の北向き、先週試釣をした場所に釣り座を構えており、僕もお隣に入らせてもらうことにしました。受付や釣り座と何から何までご迷惑をお掛けしてしまいました。ありがとうございました。
先週試釣をご一緒したHさんや道満へら鮒会の会長さんにご挨拶をしたりして、釣り座の準備を始めます。天気予報では雪が降るとのことでしたので、お客さんは少ないかな~なんて予想をしていましたが、なかなかどうして結構な数のお客さんが入っています。皆さんお好きですね~。
1月5日の11尺チョウチン、先週の試釣での9尺チョウチンではウキがなじみ切ってしまうとサワリが少なかったので、へらは浅いタナにいるのではないかとの感想を持ちました。
そこで釣り方は1mタナのウドンセットにします。雪の予報でお客は少なく、短竿でヨシとふんだため、8・9尺の2本しか持ってきてません。少し見通しを誤ったかも…と8尺を出します。
仕掛けは道糸は0.6号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれシリーズ、ハイテクトップ浅ダナ用5番です。ハリスは0.3号8-45cm。ハリは上が改良ヤラズ5号。下同2号。
バラケはセット専用バラケ:特S:水を3:2:1です。ここ2回の釣行からパワーXで派手にバラけさせるとエサの粒子だけをへらが食ってしまい、食いアタリが出ないような気がしています。
食わせえさは、魚信をノズル径の違うオカユポンプ2本に詰めて準備しました。それに力玉は普通、わらび職人入り、大粒の3種類でスタンバイ。さらに感嘆2をオカユポンプに詰めて計6種類!どれが一番掛かるアタリを出してくれるのか探っていきます。
釣り開始は7時を回っていたはずです。えさは特Sの独特なタッチが分かるくらいまで練り込みます。トップが1目盛り残しでなじみ、ジワジワとゆっくり上がってくるようにします。バラケえさを小さく付けて少しずつパラパラと下に溶けていくイメージです。
ちょうど右隣の人が9尺チョウチンで調子良く上げ始めていました。隣の人は30分かけて寄せたんだし…我慢我慢とえさをうっていきますが、反応がありません。サワリが出始めるまで1時間ほど経ってしまいました。
サワリが出始めると食わせを変えてアタリが出るものを探していきます。力玉・魚信・感嘆2と変えますが、なかなか良いアタリが出ません。下ハリスを張ってアタリが出易くなるように…とハリスを40cmに詰めて、くわせの魚信を大きめに付けると、ようやく鋭く落とすアタリが出ました。
初物までに2時間近く掛かってしまいました。ボウズにならなくて良かった…というところが本音ですが、この1枚を参考に次のへらぶなを引き寄せていきます。
程無く2枚めのへらぶなが釣れて、この時はバラケが残っている時にアタリが出ました。どうやらバラケが無くなってから待ってもあまりアタらない?あまり派手にバラけないようにしているので、寄せ負けしているのかも知れません。ジワジワゆっくりウキが上がるえさは替えずに、早めに打ち返しをするようにします。
10時くらいになると少し陽が差してきて辺りが明るくなりました。少し寒さが緩んだかな?と思っていると、俄然ウキの動きが良くなってきました。
続けて3枚のへらがバタバタと釣れて、ようやく釣りが合ってきました。うち2枚は尺をゆうに超える良型でした。このサイズがこのペースで揃うなら、今日の正解に近いんじゃない?と自画自賛します。
ところが雲が太陽を遮って僅かな風が吹くようになると、パッタリとサワらなくなりました。どうも様子が変わっちゃったみたい。わずか30分のゴールデンタイムか…短かったな。はぁ。
隣のへらむぎさんが竿を替えてメーターセットに切り替える頃、トイレ休憩で席を立ちました。渡り桟橋より入口寄りの南向きに入ったHさんは釣れないねぇ、3枚だけだよとのことです。思っていたよりメーターダナが厳しく、チョウチンダナが良いみたいです。すこしタナが下がっちゃったかなぁ?
席に戻ると時折雪が降ってきては止む、というはっきりしない天気になり、さっぱりサワリが出ないようになってしまいました。雪が本降りになったら13時で終了ということで、なんとかもって欲しいなぁとへらむぎさんと話しながら釣りますが、時折思い出したようにサワるだけです。
サワリの数が少ないので、サワリが出たらクワセを力玉にしてえさ持ちを良くして、なんとかアタリに持ち込むように粘ってポツポツと上げるのが精一杯でした。
それでもウキを30cmほど下げたり、調整用の粒戦:水を2:1で吸水させたものを差し込んで下方向へのバラケを意識したりと工夫をします。ハリスを45cmに伸ばしたところで1枚上げましたが、すぐにサワリが出なくなるので、50cmまで伸ばしたところで2枚。これでようやくツ抜けです。なんとかなるかなぁ?と思ったものの、すぐにサワリがなくなってしまいました。
へらむぎさんはハリスを詰めようかな?と話しているくらいなので、明らかにへらの寄り方が違うようです。正確にえさを振り込む技術の差なのかなぁ?
何とか雪が本降りになることもなく13時になりました。どうやら最後の15時30分までやれそうだ、と思ったところで遅めの昼食にします。このまま釣り続けると食いっぱぐれそうです。お湯を沸かしてカップヌードルで体を温めます。
昼食後はへらむぎさんの追い上げに比べて明らかにサワリのない状態です。シブいねぇ、もう交通事故しかないねというへらむぎさんは浅ダナにしてから順調に絞っているのですが、僕はまさしく交通事故程度にしか当たりません。スポッと沈んだウキに合わせるとウロコだけが残るスレ掛かり。ホントに事故とは…トホホ。
結局文字通りポツポツと2枚を追加しただけで15時になってしまいました。検量係のへらむぎさんはここで終了です。ギリギリまで釣ってていいですよと言って頂いたものの、周りが片付けを始める騒がしい時間帯に8尺の短竿ではサワリも出ず…あえなく時間切れとなりました。検量すると12枚、8kgでした。
う~ん。振り返ってみると、事前の想定よりさらにへらの動きが悪くなってしまったような気がします。雪の予報に関わらず意外に人数が入っていたので、11尺などもうちょっと長い竿を試すのも良かったのかも知れません。またへらむぎさんの感想によるとゼロナジミ(オモリやえさにウキが引かれてなじむ前にバラケエサを抜く方法。へらを目一杯寄せる釣り方)に近い感じが良かったとのことですので、ジワジワ溶けるえさを意識したのではへらを寄せる力が足りなかったのかも知れません。
今回へらぶな釣りの会に興味を持ったのは勉強になるということもありますが、一人で釣っているとただ漠然とした時間を過ごしてしまう、ウキを眺めているだけで満足してしまうんですね。誰かと話しながら釣ったり、大会であれば、工夫する集中力を切らさずに釣りができるんじゃないかな?と思ったからでした。
もちろんのんびりただ漠然とウキを眺めているだけでも充分楽しいからこそ、そうなっちゃうんですが、アタマをフル回転させてアレコレ工夫するのもまた楽しいのです。
へらむぎさんを始め、道満へら鮒会のみなさまのおかげで楽しい釣りの機会を得ることができました。ありがとうございました。つきましてはこのたび入会させて頂くこととなりましたので、今後ともよろしくお願い致します。
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