トップ釣行記

久し振りのへらぶな釣り

ようやくびん沼へ行ってきました

2008-09-23

 ここのところチヌだマダイだライギョだブラックバスだと色々な魚と釣り方を追いかけていましたので、へらぶな釣りがトンとご無沙汰になっていました。前回のへらぶな釣行は椎の木湖で行われた道満へら鮒会の8月例会だったので、1ヶ月以上も離れていたことになります。
 これはこれで追いかける魚がいた結果ですので一向に構いません。しかし遠征が一段落付いたので再び地元でへらぶな釣りをのんびりやろうかな、と思ったのでした。

 どこへ行こうかな?と考えて、びん沼へ行くことにしました。思い起こせば今年は野釣りそのものの機会が少なく、びん沼へも花見の頃に行ったきりで、以降行きたい行きたいと思っているうちに月日が過ぎていました。

 少し出遅れてしまって朝7時に家を出発し、途中コンビニでお昼ごはんを購入したりとのんびりしていたら、砂塚橋に到着したのは8時頃でした。川岸の道には車がたくさん止まっていて駐車スペースがありません。やっぱ人多いなぁと実感しながら釣り場を見渡します。どこが良いかな?

 ウロウロ回った結果、船渡橋の下流左岸(さいたま市)側、炭火焼肉 船渡の前に駐車スペースを見つけました。目の前の堤防を降りて行くとちょうど空いていたので、荷物を持って釣り座を設営します。

船渡橋が見えます
釣り座から上流を臨む

 久し振りにへら台をセットして(なんと3回目!)、準備を整えます。

対岸にも人がいっぱい
釣り座から下流方向

 仕掛けは竿11尺、道糸0.8号、ハリス0.4号23-30cm、ハリは改良ヤラズ5号、ウキはリコーサーバンス社さみだれハイテクトップ浅ダナ用7号です。
 底取りゴムでざっと水深を測ると2m程度といったところでしょうか。ウキ下を1.5mほどにして底チョイ切りの深宙で始めます。状況次第で順次上げていこうかな?と思います。えさはガッテン:GTS:水を100cc:100cc:25ccで作って様子を見ることにします。

 第一投を振り込んだのは9時を回っていました。えさ打ち10投めくらいでモヤッとウキが動いたので、これは高活性か?と期待したのですが、その後全くウキが動きません。どうやら寄せが足りないか?と見て、2ボウルめのえさは集魚効果の高いものを入れようと判断します。
 浅ダナ一本の袋書きにある浅ダナ一本:水:バラケマッハ:軽麩を2:1:2:1のブレンドを50ccカップを使って作り、再び様子を見ます。

 こちらは最初ウキのナジミが出難かったのですが、練り込んでいくうちにウキにナジミが出て、さらにサワリが出るようになりました。引き続き2ボウルめを作って打ち続けると少し傾向が見えてきました。ウキがナジんでいく最中にのみ、僅かなサワリが出て、ナジミ切ったらサワリがありません。どうやらジャミがサワっているだけらしいとウキ下を浅くしてみます。

 1mチョイのタナでえさを打ちきって時刻は10時30分になっても、へらの鋭いアタリが出ません。ウキのナジミはどんどん浅くなるし、さてはてどうしたものか…。
 とりあえずジャミを寄せ過ぎてしまったようなので、えさをガッテン:GTSに戻します。水を少なめにしてジャミにつつかれてもウキのナジミが出るようにしてみます。
 しかしこれではジリ貧になっていくだけでした。寄せ効果が少ないので次第にジャミのサワリもなくなってしまい、お昼前の11時30分に早めの昼食をとって、一息入れることにしました。

 お昼ごはんの後は、ウキ下を浅くしてみることにしました。午前中はすっきり晴れた天気のため1~1.5mで探っていたのですが、少し雲が出てきたこともあり思い切って60cmとします。最近の雨で水も濁っていることから、浅いタナでもイケるかも…。

 ウキ下を浅くした当初は、どんどんウキが流されて釣り難いことこの上無かったのですが、12時30分過ぎに突然流れが止まりました。これで釣り易くなったと思ったら、俄然ウキにサワリが出始めました。おぉっ!これはなんだかよさげだぞ…と感じた途端、ウキがズバッ!と沈んで第1号が竿を絞ってくれました。

わ~い!釣れたよ
びん沼べら、第1号が釣れました(12:40)

 なるほど!タナだけじゃなく流れも重要なのね…と分かった途端、無情にもまた右へと流れ始めました。おいおい!まだ釣ってから3投しかしてないのに。午前は左に流れてたし、どうなってるんだ?ここは。
 それからはまた流れが止まってくれないかな~と気合の入らないえさの打ち返しになってしまいました。だって浅いウキ下だとどんどん流されて、いかにもえさの粒子が下流に流されているような気がするのですから。

 それでもこのままではイカン!と再びウキ下を深くしてなんとか流れに抗ってみたりしたのですが、やはりへらのアタリは出ません。流れ川の釣りってどうしたらいいんだろう?
 深いウキ下で釣っているうちに再びラッキータイムがやってきました。流れが止まってきたのです。よっしゃ!待ってたで!とウキ下を再び浅くすると、5投もすればウキにサワリが出始めます。落とせ!ドスン!といったらんかい!と念じていると、スパッ!とウキが消えてハッシ!とあわせるとドスン!と重みが伝わります。分かり易い~!

ウヒヒ…なるほど、そういうことね
一日千秋の思いで待ってた2枚めです(13:24)

 先ほどはのんびり構えていたらあっという間に流れ始めたので、ここぞとばかりにえさを打ちます。いつ終わるか分からないチャンスタイムを逃すわけにはいきません。
 1投おいた後、チクッ!と入るアタリを逃すものか!と合わせて3枚め。さらに2投あいて4枚め追加です。

時合かぁ~?ってへらで言うのは珍しい
ヨシヨシ!今のうちに…の3枚め(13:29)

このままずっと流れが止まってくれればいいのに
強烈なヒキで竿を絞った4枚め(13:34)

 流れが止まらないうちにと気にし始めたので、カラツンを食らうと焦れてきます。柔らかく小さなえさにすればハリ掛かりするかな?と思うも奏功しません。ハリスを詰めようかな?と思っているうちに、また流れが出始めてチャンスタイム終了です。

 次のチャンスタイムは15時過ぎにやってきました。ちょうど今来たばかりと言うおじさんに声を掛けられて少し話をした後、流れが止まってサワリが出始めました。調子が良ければやろうかな?と言っていた彼は右隣の方の向こう側に入ったようです。
 こちらはそら来い!とウキを見つめて、ズボッ!と入ったアタリにアワセをくれると久しぶりのへらがやってきました。

再びチャンスタ~イム
5枚め。キミを待ってたのよ(15:26)

 一枚スレ掛かりを挟んで6枚めを追加です。この頃またカラツンが出始めました。全てのアタリを釣るのは無理な相談だと承知してますが、これほどハッキリ釣れる時間帯が分かれると空振りが惜しくなるのが人情ってモンです。

釣れて良かった
6枚め。スレ掛かりで散らしたかな?と思いました(15:38)

 まだまだ釣れるかな?と思っていると下流側からアオコの帯が広がってきました。うむむ、こりゃマズい。

うお~!こんなものがやってくるとは…
上が忍び寄るアオコ(15:56)
下が朝に撮った同位置の様子(08:12)
対岸が水に映った部分にご注目下さい(クリックで拡大します)

 釣り続けると流れはほとんど無く、2回ほどへらっぽいアタリが出たので、あまり影響が無いのかな?と思ったのです。しかしえさを打ち返しても、へらと思われる強いアタリはなくなり、次第にジャミがつつくくらいの弱々しいサワリのみになっていきました。
 一時間ほど頑張ってみたのですが、一向にへらが寄ってくる気配がありません。夕日が西の空に傾いてくると秋分の日だから日没は18時頃だと気付きました。野釣り場は当然、照明施設等が無いし、ヘッドライトの類を持ってきませんでしたので、ウキが見え難くなるまで釣りをすると後片付けが大変になると考え、17時になったところで納竿としました。

残念無念です…
最後はアオコが足元まで覆ってしまいました(17:01)

Copyright (C) びぃ,2008-09-24,All-Rights Reserved.