ダメなら例会試釣と道祖土園へ
2009年のGWは飛び石連休です。真ん中にポコッとあるお休みの29日、せっかくの機会ですからへらぶなの自己新記録に挑戦する計画を練ってみました。
数が一気に釣れるようになる良い時季となり、水曜の休日であれば例会の予定が入ることも少ないので人災(フィッシングプレッシャー)も無く、絶好の機会です。これまでの一日での最高記録は2008年5月6日三国池で釣った37枚です。何とかこれを超えたいと思っています。
というかそもそもへらぶな釣りに入門した動機は100匹釣り男になりたい!だったはず。今再び初心(?)に戻って爆釣を実現するのであります。
釣り場は検討の結果、予想外に他のお客が多かったら来月9日の例会の試釣も兼ねるという保険の意味も込めて道祖土園にしました。
開場となる6時を目指して到着するとまだ開いていません(実は7時でした)。6時30分頃開園すると料金を払い、昼食の注文をして場内へ進みます。お客さんの入りは6人の例会が1組に、通常のお客さんが5人程度と目論見通り少ない人出です。
天候は晴れ。風はほとんどありません。東や南向きだと太陽で眩しいので、釣り座を慎重に選んで奥の池の突き出し突端奥向きにしました。
釣り方は短竿メーター両ダンゴです。人災(フィッシングプレッシャー)が少ない状況下、この方法で数を伸ばすことができなければ上達も覚束ないでしょう。
竿はシマノ慶匠8尺、道糸0.8号、ハリス0.4号20-30cm、ハリは上下とも改良ヤラズ5号、ウキはリコーサーバンスのさみだれハイテクトップ浅ダナ用7号です。えさはガッテン:水を5:1(単位100cc)で作りました。
第1投を振り込んだのは7時頃でした。とにかく今日の目標はあれこれ微調整を繰り返して簡単に釣れ続く方法を探る、そして自己記録更新です。
5回ほどボウルの壁に押し付けて練ったエサを振り込むと、ウキがなじんでいきます。3投めで早速ユラっとサワリが出てきました。うむ。予想通り活性は高そう、と早速久し振りの撮影を試みます。
ところが早々にウキがピョコピョコ動いたり立たなかったりします。ヤバイ!魚が上ずった?ウキの番手を一つ上げてウキの立ちを早くします。
1匹め釣れました編 1min5sec
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ウキが突き上げられてなじんでいきません。この対処をしっかりしないと釣果が伸びません。さらにウキの番手を上げて9号にします。早めに手を打っていくのが今日の目標です。
早いアタリで2枚め編 34sec
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えさ落ち目盛りを過ぎてからなら早いアタリも積極的に取っていきます。あまりやりすぎると魚の上ずりがきつくなってしまいますので、ハリスを15-20cmに詰めて対応します。
5枚めゲット編 57sec
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8時ジャストに8枚めを釣ってスタートからの1時間の出だしは悪くありません。もう釣りに集中しようと撮影を切り上げました。
その甲斐あってか8時14分に9枚めをあげてから22分までに13枚めまでの5枚固め打ちが出るとおほっ!今日はイケるんじゃない?と期待も高まります。
ところがさらにへらの寄りがきつくなってしまい、ハリスの長さをアレコレと探っていきました。13-20cmと段差を広げるとイマイチなので、10-15cmと更に短くするとこれもウキの動きが収まらない割りにアタリが出ません。8時39分の15枚めの後、少し穴が空いてしまって8時51分の16枚めで8時台が終了しました。
ハリス寸を15-20cmに戻し、ウキの動きはエサのブレンドで対応することにしました。ガッテン:ダンゴの底釣り夏:水を400:50:100(単位はcc)にして重いブレンドを試します。これが良かったのか10時ジャストに27枚めを釣って9時台は11枚とペースが上がりました。
しかしながらどうもこのブレンドは経時変化が大きいようで良い天気と次第に吹き始めた風の影響でえさがドンドン硬くなりカラツンが頻発したのです。
これで何と10時11分の29枚めから11時9分の30枚めまで約1時間釣果なしの大ブレーキ!になりました。あいたたた…。
重いえさで上ずりを抑えるためどっぷりウキをなじませてからのアタリを狙ったことで、えさ打ちの数が減ったのかも知れません。
結局カラツン対策には小さく柔らかいえさのセオリー通り手水で柔らかくしていき、当然えさが持たなくなるのでガンガン練り込んで粘りで持たせました。どうせ持たないものと開き直ると、落下中に食ったと思われる早いアタリもドンドンとります。カラツンなら仕方ないと割り切って下手な鉄砲も…と手数を増やすと、えさ打ちの数で量をカバーしてハリ掛かりするアタリが回復できました。
12時前に放送が掛かって昼食休憩を取るまでに7枚追加して、自己記録37枚に並んだところで午前中が終わりました。事務所で注文しておいた野菜炒め定食を食べながら、目の前の人に釣れ具合はどうですか?聞いてみるとダメだね、ポツポツとしか釣れないとのこと。ちょっと意外です。釣り座選択の問題かしら?
お昼前から風がやや強くなり、ちょうど正面から吹く向きに変わったので釣りにくくなっていました。釣り座選択で魚影の濃淡に差が出るのなら…と少し躊躇いますが、思いきって席を替わることにしました。
といっても左斜め後ろに振り返るだけ。奥の池突き出しの事務所向き中央にしました。こちらの向きは突端と根元に釣り人が入っていました。魚の取り合いになるほど人がいないので大丈夫だと思うけど…。
朝から人が入っていない場所だったので、まずはえさをガッテン:水を5:1で作ったものから試してみます。少々練ったえさから始めると3投めでサワリが出ます。次第に練り込んでいくものの、早々にウキが立たなくなる事態になりました。う~む。こっちもか…。
どんどん手水を足して練り込んでいき、小さくえさ付けしてもハリ掛かりしません。13時30分までなんとか頑張ったのですがやっぱりえさ自体が軽いとへらの水流でアオられてしまって釣れないんだとガッテン単品に見切りを付けて、ガッテン+ダンゴの底釣り夏のブレンドに戻します。
するとあれだけ苦労していたのにすんなり釣れ始めます。やっぱり今日はこのえさが正解なんだろな?
えさ落ち目盛を過ぎる辺りで出る早いアタリも積極的にとっていきます。これが本で読んだ落ち込みの一発獲りとか一方通行の釣りと呼ばれるものなのかな?ウキが沈没してしまうとえさを切ってしまって次のえさを投じます。
これだとPCムクのウキを使うのが良いのでしょう。えさが持たない場合は粘力などを入れて持たせる、なんて手も考えましたが、釣れているペースが崩れるのもどうか?と思うので、そのまま通しました。
この釣りは忙しいけど数が伸びます。13時48分に41枚までいくと、14時台は6分の42枚から56分の51枚まで時間9枚とペースが戻ってきました。
しかしながら、15時になるとまたもや風向きが変わって正面から吹くようになりました。チクショー!なんで釣り座を構えた向きから吹くんだよぉ!
15時30分頃、左隣のおじさんが先に上がっていきます。お疲れ様でしたと声を掛けるとずいぶん釣ってたねぇとお返事頂きました。わーい!そんなコト言われたの初めてです。少しは上達したかなぁ。
向かい風の中、ポツポツと釣り続け、16時になり終了の時間となりました。最後にアガリ一枚を釣って結果は57枚となりました。やりました!記録更新です。
振り返ってみると100匹釣り男になるためには、この倍釣らないといけないわけです。釣れる時はイケる?と思えるほどのペースになりますが、1時間釣れない時間帯ができたりと今日もまた出入りの激しい釣りとなってしまいました。
少ない手管から釣り方を探ってアレコレやっているととても100匹ペースなんて無理です。しかし今日に良く似た状況に当たれば、もっと早く今日の釣り方に行きあたることができるかも?と思うと、可能性が少しは出てきました。これが経験というものなのですね。
たくさん釣ってもなお今後の課題と展望が見えてくるとは…侮りがたしへらぶな釣り。入門当初の目論見通り、100匹まで(超えても?)飽きることなく夢中になって追いかけていられそうです。
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