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へら竿をプレゼント

自分の竿を持って釣りに出掛けて欲しいから
慶匠(けいしょう) 8尺 : SHIMANO

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 さいたまに住まいが移った当初、いつかへらぶな釣りに入門しようと8尺の安物のへら竿を買いました。まだ20世紀でした。しかしシーバスだGTだと色々な魚を追い掛けていたので、ついつい後回しになっていました。
 2007年になって彼女が手軽にできる釣りとして、すっかり忘れていたへらぶなに白羽の矢を立てたら、僕自身がすっかり夢中になってしまいました。

 入門してからすぐに9,11,13,15,18尺と長い竿を買い足していったのですが、結局10年近くも前に買っておいた8尺のへら竿が大活躍してくれました。特に釣り自体にあまりなじみがなかった彼女には、扱い易さを優先して規定最短の8尺を使ってもらっていましたが、管理釣り場での釣行では僕も含めて、結局8尺の出番が一番多いことが分かってきました。

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10年ほど前に買った竿、景雅硬調8尺

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 初めてへらぶな釣りをしてからほぼ1年経ったことですし、そろそろ彼女にも自分専用の竿を、と2008年4月29日の椎の木湖釣行の帰りに、購入しました。上州屋浦和店であれこれ相談に乗ってもらった五十嵐さんが上尾店に異動になったので、ご挨拶を兼ねて寄り道をしたのでした。

 これまで使っていた竿が結構ハリのある硬調のものだったので、あまり操作感が変わらないものが良いだろうと振り比べ、軽く、よく似た調子だったのが、この慶匠でした。
 定価が27,000円とサイトにはありますが、店頭での価格は3割引の19,845円(税込)。この値段から1割引になっていて17,860円でした。さらにGWキャンペーン期間中の割引券が1,000円分あったので、購入価格は16,860円。随分お得なお買い物でした。

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兎谷津HCで初めて使いました

 この竿の竿おろしは2008年6月1日の兎谷津へら鮒センターへの釣行でした。
 彼女にこの竿を使ってみた感想を聞いてみました。曰く魚が掛かった時に手に伝わる負荷が小さいとのこと。左右にブルブル震える感覚が少なく、景雅が竿が頑張って魚を引いている感じでも、慶匠はまだ余裕がある感じがする、魚が小さいからかも知れないけど、とのことでした。
 特に振り込みの操作感が違うわけでもなく、違和感なく使えたようです。あと同じ8尺のはずだけど、何故か長く感じたそうです。何でかな?

 2008年6月14日の例会で僕も使ってみました。やや先調子で振り込み易い竿です。魚を掛けたらストレスを感じる箇所が無く、竿全体が働いて魚を浮かせる感じがしたのが安物と違う、さすが有名メーカーの竿、といったところです。
 いきなり道糸0.6号、ハリス0.3号のカッツケで使ってみたのですが、一度も仕掛けを飛ばされませんでした。初の4連釣が出たのですが、握りにぐっと力を入れてへらの走りを止めて、魚を散らさないヤリトリをしてくれたのかな?なんて思ったのでした。いいですね。気に入りましたよ、これ。

2015.12.16 追記

 慶匠は2015年の月影のデビューに伴い、カタログ落ちとなってしまいました。

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