兎谷津へら鮒センターに行ってきました
茨城県猿島郡境町にある兎谷津へら鮒センターで行われた道満へら鮒会6月例会に参加してきました。
2週間前の6月1日に道順の確認をと短時間ながらも試釣をしたのですが、スレが連発し、2枚しか釣ることができませんでした。しかし2週間経って参考にならないから…とあまり気にしないことにしました(笑)。
5時に現地に到着、5時半釣り開始です。天気は晴れ、時折緩やかな風が吹く程度です。先々週来た時に比べて釣り場は空いています。例会の参加者でほとんどを占めているのではないか?というくらい。そんな中でも人気を避けたがる僕は中桟橋の渡り桟橋より奥(事務所から)へ人が居なくなる所まで歩き、大池を背にして釣り座を決めました。
試釣で表層近くにへらが居た印象があるのでカッツケ両ダンゴで始めます。カッツケは昨年夏に2度ほど試しただけの釣り方ですが、タナ1m規定が無い釣り場ならではの楽しみと考えて、積極的に挑戦してみます。
仕掛けは竿がシマノ慶匠8尺、道糸0.8号、ハリス0.4号20-27cm、ハリは上下とも改良ヤラズ4号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用5号で、ウキ下を60cmにセットしました。魚が寄ってきたらウキ下を浅くして、さらにはカッツケ用ウキに変更する予定です。えさはガッテン単品。袋書き通りの粉5:水1で作りました。
最初の数投で上ずっても構わないからと柔らかいえさを打つとウキのなじみが出ません。丸めたえさを手揉みするとウキのなじみが出るようになりました。サワリが出るまで20投くらい、アタリもなかなか出ません。カラ振りが続く中、えさを小さめに付けてようやく掛けたと思ったら、第1号はおチビさんでした。
事前にへらむぎさんやHさんから聞いていた話や先々週に釣った感じでも総じてへらのサイズは小さめの傾向です。周囲の釣り人からも小さいねぇとの声が上がります。
次を狙うべく、続けてえさを打っていくと次第に水面直下にへらの姿が見え始めました。まだまだ湧くというほどの数ではないのですが、時折身を翻す姿を見ると尺はあろうかという中々の良型です。なんだ、いるんじゃん。
大アワセの空振りで仕掛けが絡んでしまったのを機会に、道糸0.6号、ハリス0.3号15-23cm、ハリ上下とも改良ヤラズ3号のカッツケ細仕掛けに変更します。ウキはかちどきのブラックカッツケ3番です。ウキからオモリまでを40cmにしました。
浅くするといきなりズボッとウキが沈む良いアタリが出て、尺近いへらが釣れました。このサイズが揃うならいいんじゃ~ん!と記念撮影をしようとデジカメを取り出すと、ピコピコと音がして、無情の電池切れを知らせます。まずいな…釣った枚数が分からない(数えて覚えておく気は無い)ぞ。
2枚釣るとウキの周りにもじりが出始めたので、ウキ下を20cmにして、ウキをブラックカッツケの2番に変更します。これでカラツンが多いもののアタリはウキ下60cmより多く出るようになり、型も尺前後が揃うようになりました。
当初は順調に枚数を稼いでいたのですが、時折、緩やかな風がサーッと吹くとアタリが飛んでしまいます。風が止むと水面直下に魚が泳ぐのが見え、良いアタリが出ます。このタイミングで釣るしかないのかな?
またハリストラブルなどでえさ打ちが止まると、これまたアタリがなくなります。やはり水面直下のへらはコロコロと状況が変わっていくようです。難しい~!
どうやら水面直下に居るのは、ガサベラ(池に放されて日が経っており、何度か釣られたことのある気難しいへらぶなのこと)で食い気・活性・タナが安定していないのでしょう。風が止んでいる間には3連続・4連続と釣れてよっしゃ!ハマったで!と思うほど爆発するのですが、一方でカラツンの無限地獄にハマったり、いきなりウキがし~んと静かになる、という出入りの激しい釣りになりました。
もっと素直な魚を探せばよいのでしょうが、この難しいが型の良いガサベラが水面直下に見えるので、やめられなくなるのでした。
9時前、周りの人がざわざわ話し始めました。どうやら地震があったようです。僕は全然気付かなかったのですが、桟橋が少し揺れ、池に小さな波が出始めました。食いが止まるかな?と思ったのですが、水面直下はあまり関係ないみたいでした。
カラツンと格闘しながら、時折えさ・タナ・風がぴったり合ってパタパタと釣れる時間がある、というペースで、20枚ほど釣ったんじゃないかな?と11時頃フラシを検量してみます。よいしょと持ち上げると9kgありました。うむ、悪くないけど結構疲れる釣りだなぁ…。
う~ん。重いぜ…
トイレ休憩を兼ねて桟橋事務所寄りに入ったへらむぎさんの様子を見に行きます。良くないねぇと仰る様子から苦労されているようです。
釣り座に戻ってお昼ごはんを食べたら、突然強風が背中から吹いてきました。池の周りの木の枝がユサユサ揺れる程の強い風です。地震の時だってそんなに揺れてなかったのに…。先々週、風流れでサワりも出なかった悪夢が蘇ります。終わった…。
対策も色々と考えていたのですが、全部やめて底釣りをやりたくなりました。先々週も底付近のタナはアタリもなく、さらに地震の直後に底は釣れないでしょう。しかし忙しい宙釣りが続くと発作のように唐突にやりたくなるのです。
8尺で底を取ると40cmほど残して底が取れます。道満河岸くらい浅い場所だったんだね…と道糸はそのままに、ハリス0.4号30-35cm、ハリ改良ヤラズ5号に替えます。ウキはリコーサーバンス社のハイテクトップ底釣り用13号です。
えさは真底70ccくらいにバラケマッハ30ccくらい(目分量)を混ぜて、水100ccで仕上げました。
1ボウル打ってもなかなかサワリが出ないので、やっぱダメかな~と風に吹かれて波間に揺れるウキを眺めていると、次第にポコポコと泡付けが出てきました。しかし明確なアタリが出ません。
これだけ泡付けがあるのにアタリが出ないのも不思議だね?とハリスを25-30cmに詰めると、居食いで2枚、ハッキリしたツン!というアタリで2枚釣れました。
ウキを1cm刻みで上下調整するものの、なかなかぴったりのタナにならないようで、そのまま15時を迎えて終了しました。
検量すると2回目は4枚で2.4kgですから合計で11.4kgでした。枚数は30枚くらいかな。なんだか疲れたけど…ゲッ!先月の三国池より釣ってないじゃん。
今回の参加賞は栄養ドリンクでした
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