ご褒美を頂いたので渓流へ
4年ぶりに裏磐梯でヤマメ・イワナ釣り
2009-09-28
その1
今のお仕事を始めて、はや10年の月日が流れ去りました。学生の頃に考えていたこととは異なる気もしますが、とりあえず一生懸命やってきましたので平日に3日休んで良いとのご褒美を頂きました。思えば土日釣行が常の宮仕えの身。これが一番ありがたいご褒美なのかも知れません。
そこでどこへ行って何を釣ろうか？と考えるわけですが、他の釣り人のことを考えなくても良い平日となれば、先行者が一番気になる釣りに自ずと行き着くわけです。はい、渓流釣りです。
地域によっては既に禁漁を迎えているところさえある9月末。一年の締め括りは一番手強くなった魚を相手にしなければならないのですが、釣行時季さえ限られる身に贅沢は申せません。
普段から渓流に通わないため全然情報を持っていないなんちゃって渓流フライフィッシャーは、以前の経験のみを頼りに福島県は裏磐梯方面へ行ってきました。
夜明け前に目的の川へ着いたのでしばらく仮眠していると、目が覚めたのは6時過ぎでした。すっかり明るくなって見てみると、既に一台の車が止まっています。寝坊しちゃったか…と堰堤2つ分上流へと向かって、川に入りました。
Tackle
- ROD: 自作バンブー（KawaiRod N-Series）
- REEL: ハンドメイドリール
- LINE: SA SUPRA DT4F
川の様子です(6:50)
（写真はクリックすると拡大します）
堰堤まで探るも魚信はさっぱりありません。堰堤を越え、もう一つ先の堰堤まで探ってもダメ。魚が少ないのかなぁ、大きく移動するかと2つめの堰堤からあがります。
川沿いの道を下って車へ戻る途中、さきほど見た下の車が僕が超えた堰堤のそばに移動してきていました。こりゃイカン、叩き合いになると川の上流の方へ大きく車で移動するとさらに別の先行者の車があり、よく見るとなんと川崎ナンバーです。遠いところからお越しで。
さらに進むとすぐ先に車止めがあったので駐車し、林道を歩いて奥から入るかと進むと、釣り人が降りてきました。聞くとさっきの川崎ナンバーの車の持ち主でした。この先の堰堤までやったが、堰堤下でちょっといいサイズの魚が出たが、後は小さいとのことでした。
じゃあその堰堤の上からやってみるかとテクテク歩いていくと大きな堰堤がありました。
堰堤の上から下流を見る。絶景かな
堰堤の上流の溜まりに魚影を発見しました。20cmくらいかな？ここから上流は期待できるかな？と釣り上ります。
さらに進むとプールがありました。少し雨も降ってきてイケるんじゃないの？と思っていると中央で魚が跳ねたのが見えました。おお！チャンスタイム到来か？
そのプール。中央に沈み石があります
沈み石の辺りで跳ねたよな？と投げるとチャパッ！と魚が出ましたが惜しくもハリ掛かりせず。残念。2度めのチャンスもなく、スゴスゴと上流に進みます。
さらに1時間ほど釣り上って、なんてことないところからいきなり魚が出てくれました。あわててあわせると無事ハリ掛かりしてクンクンと引きます。取り込んだら小さいものの鰭の白い縁取りも綺麗なイワナでした。
ようやくお目見え(11:22)
こんなところで出ました
この後は何も起こらず。徹夜で走ってきた疲れもあって終了しました。川からあがって移動し、お昼ごはんを食べて車で仮眠すると18時過ぎ。辺りはすっかり暗くなってしまいました。
夕食を食べている最中にたしか日帰り温泉やってるトコがあったよね…？と思い出し、早速車を走らせるとすぐに見つかりました。浴槽に入って温泉サイコー！とすっかり上機嫌になっていると、今日は月曜日だから部屋も空いてるんじゃない？と閃き、急遽宿泊までお願いしてしまいました。
当初は車中泊で済ませようと毛布まで車に積み込んでいたのですが、最近ではすっかり軟弱になってしまいました（笑）
宿はかき入れ時の祝前日なら食事を付けない素泊まりの客は稼げないし、飛び込みの客には食事が対応できない、と嫌がります。あらかじめ予約をしても夕マヅメまでバッチリ釣るから夕食は遅い、出発は朝早いので釣り人は旅館業界に嫌われ相手にされていないと痛感することしばしばです。
平日なら突然の素泊まりの客でも、どうせ空いてる部屋が埋まるのですから朝も夜明けに勝手に出て行きますからと告げておけば、宿の方では嫌がらないでしょう。あ～ありがたい。さすが平日。ホントは土日釣り人ももっと宿を利用したいと思っているハズなのよね。
この宿ではおばあさんが茹でた枝豆をおつまみに出してくれたりして、たいへんよくしてくれました。明日は大きいのが釣れるといいなぁ…とゆっくり布団で就寝しました。
その2へ続く
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