沖釣り転じてへらぶな釣りへ…ってまた?
当初はヤリイカ釣りに行こうと思っていたのですが、あまりの釣れなさっぷりと準備不足で翌週以降へ延期し、来週12日(土)に控えた例会の試釣へ三たび、神扇池へ行って参りました。
開場の6時30分に到着すると、大会の翌日だというのにお客さんで駐車場がいっぱいです。奥の方に車を停めていざ入場すると、既に釣り座が結構埋まっています。
天気予報では弱いものの西の風とのことだったので、東向きが良いかな?とウロウロ歩きます。駐車場から離れるほどに空いていきますが、事務所脇の東桟橋には3席続きで空いている場所が一カ所あるのみです。ここに入るかな?とも思いましたが、結局中央桟橋の南寄り東向きの151番に釣り座を決めました。
深いところに入って18尺の両グルテン底釣りや段底をやってみたかったものの、昨日までの雨で底はどうかな?との疑念がよぎります。天気予報では小春日和になる、とのことでしたし、東向きで沖にウキを浮かべると眩しいので、短竿のチョウチンウドンセットにします。
仕掛けを作っていなかったので、改めて釣り座で仕掛けを作ります。例会当日にはのんびりしていられないなと思いつつも、いつも無精をしてしまいます。
竿はシマノ慶匠8尺、道糸0.6号、上ハリス0.5号12cm、下ハリス0.4号50cm、上ハリ改良ヤラズ7号、下ハリ同5号です。ウキはかちどきのSPTオールラウンド羽根4号です。
バラケえさは粒戦:水:パワーX:パウダーベイトスーパーセット:BBフラッシュを50:100:200:100:100(単位はcc)で作りました。食わせえさは久しぶりに自作した魚信(約50ccに水50cc)です。
釣り開始は7時30分を回った頃になっていました。
この日は昨日の冷たい雨と大会の人災が祟ったか、周りでもほとんど竿を絞っていませんでした。バラケえさを打てども打てどもウキが動きません。正面の太陽が眩しくて、近ければウキが見えるだろう、と思った短竿チョウチンでしたが、そのような下心で選んだのではダメだったか、サッパリ釣れません。
半ボウルほどえさを打ったところでこの釣りを諦め、太陽が昇って眩しさがやわらいだところで、浅ダナウドンセットに切り替えることにしました。
ウキをリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用7号に替え、ウキ下を80cmほどにセット、下ハリスを45cmにしてみました。
浅ダナはチョウチンよりもウキにサワリが出るのですが、モヤッと動くだけでなかなかアタリが出ません。久しぶりに良いアタリが出た!と思って合わせるとスレ掛かりです。ならばと下ハリスを40cmにするとアタリが少なくなり、やっぱりスレ掛かり。35cmまで詰めるとさっぱりアタリが出ません。
スレで3枚ほど掛けたところで、一席空けた右隣にお兄さんが入りました。えさ打ちを頑張らないといよいよ釣れなくなっちゃうな…と思っていると、隣のお兄さんがいきなり連発しています。おぉ凄い。
横目で覗き見ると、9尺竿に小さいウキ、タナ80cmくらいのウドンセットでやっているようです。下ハリスが結構長くて50cmくらいかしら?
釣ってる人から学んでみよう、と僕も小さいウキのリコーサーバンスのさみだれハイテクトップ浅ダナ用5号に変更します。活性が低くゆっくり仕掛けを落として誘わないとダメなのかな?それなら…と下ハリスを0.3号50cm、ハリを改良ヤラズ4号にしました。
バラケのブレンドも替えてみました。粒戦:水:セット専用バラケ:パワーX:BBフラッシュを50:100:200:100:100にして縦にバラけるイメージにして、ドンドン速いペースで打っていくと、サワリが出るものの、やはり鋭く落とすアタリはなかなか出ず、たまにあわせてもスレ掛かりになります。
右隣のお兄さんは7~8枚ほど釣ったところで知人が来たのをシオに連れ立って釣り座を変えてしまいました。そうすると俄然サワリが増えてきて、ようやく鋭いアタリが出て初物が釣れました。
その後ようやく軌道に乗ってきたのか、56分に2枚め、11時8分に3枚めが釣れました。さらに一席空けた左隣のおじいさん(昭和7年生まれって話してた!お元気!)がお昼ゴハンに席を立った際には20分、22分とこの日唯一の連続ヒットが出ました。
11時30分頃、お手洗いに行きたくなって、スレ掛かりを機会にお昼休みにします。事務所へ行って注文しておいたお弁当を受け取ります。
釣り座で日向ぼっこしながらのんびりとお昼ゴハンを頂きます。天気が良いと気持ちも良いのですが、釣れ具合がイマイチ…どころかサッパリです。風も無く予報通り小春日和になったのだから、もうちょっと釣れてもいいのになぁ。
釣り再開後も大苦戦です。バラケえさの配合も前回感触の良かった粒戦細粒:水:パワーX:パウダーベイトスーパーセット:BBフラッシュを50:100:200:100:100(単位はcc)に替えてみても好転せず、12時46分に6枚め、13時54分に7枚め、と時折思い出したようにしか釣れません。その間スレが多くて、この日は多分スレ掛かりだけでツ抜けしちゃってます。
さりとてハリスを短くしていくとアタリが出なくなります。40cmより短くするとサッパリ。45cmではスレ掛かり。終始ウキがモヤモヤと動くばかりで良いアタリが出ませんでした。3cm刻みくらいで微妙な調整をしなければいけなかったのかも知れません。
最後にもっと浅いタナを狙ってみようと15時前からウキ下をぐっと浅く、ウキ一本分(約20cm)にしてみます。バラケえさも最初の配合に戻してみました。
このカッツケとも言える浅いタナでもウキのサワリはモヤモヤ出るだけで、なかなか鋭い食いアタリが出ません。食わせを力玉(食紅染め)に替えて試していると、ようやくスパッと鋭いアタリが出ました。
ハッシ!と合わせると、右に左に走り回る元気なへらが竿を絞ってくれて、取り込んでみると今日イチの尺上サイズが釣れました。
これはイケるかな?と思ったのも束の間で、その後もアタリは出ず仕舞いでした。空しく終了時刻の15時30分を迎える前にバラケえさがなくなってしまい、終了です。
釣り終わって、車の中では来週の例会に向けての一人反省会(笑)です。最初の反省点は8尺の短竿では一席空けても隣の人に寄せ負けるのではないか?という点です。冬の浅ダナウドンセットでは11尺の竿の出番が多く、釣果が良い覚えがあります。隣の人より長い方がいいかな?
次に当日の予報にもよりますが、北あるいは西の風を背にした釣り座を選んだ場合の日光対策(笑)です。冬は太陽の位置が低いので水面が眩しくてウキが見えないのです。夏より濃い色の偏光サングラスが必要かも?夏の海用偏光サングラスの導入も要検討です。
前回の釣行がそうだったのですが、特に南向きの釣り座に入った際は釣果があがる午後の時間ほど問題になります。長竿使用を検討するなら尚更ですね。
最後の一枚の型が良かっただけにカッツケが気になります。浅いタナは魚の寄りが不安定になりがち、かつ風が吹いたら釣りにならないのですが、晴れれば浅いタナから水温が上がって活性が良くなる可能性があります。今日のように急激に活性が落ちたら、より活性の良いタナを探る必要がありそうです。ここを攻略できれば…。
一方で天候が安定したまま例会当日を迎えたら、チョウチンや底釣りが良いかも知れません。決めて掛かれないと考えられる分、事前の試釣で渋い日に当たったのは却って良かったかも知れません。
とにかく2009年最後の例会を迎えるので準備を怠らず、あれこれ試してなんとか有終の美というか、今年始めに目標に掲げて一回しか果たせていないトップの半分釣る!を達成したいと思います。
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