3度の試釣?を経て本番を迎えました
2009年最後の開催となる道満へら鮒会12月例会が神扇池で開催されましたので参加しました。ここ2か月はモルディブGT遠征・福島サケ遠征とお休みしておりましたので、久しぶりの例会です。
最近の天候は前回試釣した日曜から比較的安定していたものの、前日の金曜日になって雨が本降りとなりました。試釣とよく似た急激に渋る可能性があります。前日20時の予報では曇り、風はウェザーニュースでは15時に10mの強風、Yahoo!天気予報では最大5mですから、随分違いがあります。
ウェザーニュース
曇りですので眩しくはなさそう、風向きは共に北西ですので東か南向きをと考え、釣り座は駐車場側入り口から入ってすぐの西桟橋の東向き、中央からやや事務所寄りの277番にしました。一席離れた左にO氏、一席空けた右に会の大先輩が入っています。
気になっていた3回目の放流は来週19日(土)の早朝とアナウンスがあり、ブッツケで新べら攻略に挑む心配はありません。良かった良かった。肝心の釣り方は強くなるとの予報の風による流れを防ぐ意味から、へらむぎさんも掲示板でお勧めしてくれたチョウチンのセット釣りです。
仕掛けは竿がシマノ慶匠9尺、道糸0.8号、上ハリス0.5号12cm、下ハリス0.4号50cm、上ハリ改良ヤラズ7号、下同4号、ウキはかちどきのSPTオールラウンド羽根3号です。
バラケえさは試釣でもあまり手応えを得られなかった釣り方なので、雑誌で紹介されていた配合にします。粒戦:とろスイミー:パワーX:水を50:50:100:250cc入れてかき混ぜ10分程放置し、プログラム:セット専用バラケを400:400cc入れてかき混ぜ5分程放置します。その後半分に分けて軽麩を100cc入れてかき混ぜ、完成です。
くわせえさは魚信約半分(目分量)に水45cc(目分量)で作ってポンプに入れて持参したものです。他にも力玉各種を準備しました。
釣り開始は7時10分頃になっていました。ぎゅっと5回握りこんで大きめにバラケえさを付けて打っていきますが、さっぱりウキが動きません。やっぱり先の日曜の試釣と似た気配です。ヤバい!釣れない。ウキが動かない。
ここはある程度心構えができていたので早めに対応です。下ハリスを0.3号60cm、ハリを軽め小さめのアクト4号に替えます。
するといきなりウキがツン!と入って初物が釣れました。初物ゲットまでに開始から約1時間掛かってしまいました。良かった~!ボウズでお帰りにならずに済みました。
初物の写真を撮り忘れてフラシに入れてしまいました(8:05)
続いて8時16分に可愛いサイズのへらが釣れたものの、モヤモヤしたサワリから連動したアタリでは無かったので、後が続きません。さらにピクリとも動かない時間が続いたので、下ハリスを0.25号70cm、下ハリを改良ヤラズ1号に変更します。
9時過ぎ、太陽が雲から出てきて、急激にウキの動きが変わりました。俄然サワリが増えたかと思う間もなくピョコピョコと慌しくなりました。う~ん、急にこんなに変わるとは、お日様って偉大だ。
日が射してきたので、浅ダナのウドンセットに切り替えます。これは日が射すと水が温められて水深の浅い方から先に活性が上がるだろうという推測からの想定内の変更です。ただ想定よりも随分早く太陽が出てきてしまいました。もっと遅い時間からだと思ったのに。天気予報の嘘付き。
竿はそのまま。ウキをO氏からお借りした極心1号に変更、ウキ下は1mほどにしました。下ハリスを0.3号40cm、下ハリを改良ヤラズ3号に変更して、釣り再開です。
隣で一年見ていて、このウキが合っているんじゃないかと思ってとO氏から手渡された極心のウキはトップが66mm、ボディが48mm、グラス足が60mmです。
これまで僕が使っていたリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用5号がこれとほぼ同じサイズで、トップが70mm、ボディが50mm、カーボン足が70mmです。
左がさみだれ5号、右が極心1号です
違っているのがトップの径で、さみだれ5号は付け根からトップまで1.3mmφのストレート形状に対し、極心1号はテーパー形状になっていて付け根1.8mmφから先端1.2mmφと細くなっていきます。この付け根の太い径で近年よく使われる大きめのバラケをブラ下げても踏ん張ってくれました。
ウキが背負うオモリの量も違い、さみだれ5号はオモリをあまり背負わないため、風の無い時限定だったのですが、極心はさみだれ6号に近いほどオモリを背負います。
さみだれがボディの下の方を細く絞ってあるため、浮力を抑えられているのでしょう。一方の極心はボディの下の方がやや太く、同じボディの長さでも浮力があります。オモリが重い分、若干の風でも扱いやすそうな作りです。
これでえさを打ち始めると5投ほどでモヤモヤとサワリが出始めました。やはり上のタナは急激に活性が上がって、まさに時合に突入したかのようです。トップ一目盛り残しまでウキをなじませて…と打ち返すと、ツン!とアタリがあって、浅ダナに変更早々に釣れました。
続けて9時50分に5枚めを釣って、さぁこれから!と思った途端、パタリとサワリがなくなってしまいました。あれれ?何で?と思っていたらO氏が少し冷たい風が吹いてきたでしょう?と教えてくれます。何と天候に敏感なのでしょう。
チョウチンで使ったえさが無くなったので新しく作ります。粒戦25ccに水100ccを入れて10分程放置した後、パワーX200cc+プログラム100cc+BBフラッシュ100ccで作りました。
このえさでは10時24分に6枚め、57分、59分に連続ヒットとなる7枚め、8枚めが釣れましたが、釣れる時と釣れない時がハッキリしていました。
へらが回遊しているのか?とも思ったのですが、実際のところはちょうど良い具合にえさができたり、乾燥したりと、偶然奇跡のバラケ(笑)になっちゃったりした時に釣れているだけのようです。どうにか釣れる状態のバラケに調整していかなければなりません。
12時近くになり、お昼ゴハンのお弁当を事務所に食べに行きました。その道中、東桟橋事務所寄りに入っていたへらむぎさんとH氏に様子を聞きます。
両ダンゴの底にこだわって釣りをしていたへらむぎさんは底なのに型が小さいよ~と苦戦の様子です。宙釣りにしていたH氏も厳しいと漏らしています。お昼ゴハンを食べた後、再び様子を見にきたらH氏は南桟橋に移動していきました。この思い切りの良さがH氏の武器なんですよね。
昼食後、再び釣り座へ戻ってきて、釣り再開です。
再開後しばらくしてから、O氏が僕のウキの動きを見て、割れ落ちてますね。もうちょっと粘る素材を入れてゆっくりウキが戻ってくるようにするといいですよと言ってくれたので、手水を打ってBBフラッシュを一掴み入れてみます。
するとジワジワとウキが戻るようになり、4~5投でウキにサワリが出てきました。いい感じになってきた…と思っていたら、ツッとアタリが出て、久しぶりのへらぶなとのご対面です。やっぱりマメに対応しなくちゃダメなんですね。
その後はちょうどバラケえさが無くなってしまったので、新たに作り直しになりました。先程釣ったタッチに合わせて配合を考えてみます。
粒戦25ccに水100ccを入れて10分程放置した後、パワーX100cc+パウダーベイトスーパーセット100cc+プログラム100cc+BBフラッシュ150ccで作ってみたところ、良い感じにできました。新しいえさの3投めとなった28分にようやくツ抜けになる10枚めを釣ることができたのですが、その後が続きません。
お天気になった直射日光とグングン高くなった気温にやられてえさに粘りが出てしまいます。手水を打って軽麩を一掴み入れる手直しで44分に11枚めが釣れましたが、その後は粘ったえさに四苦八苦して釣果が出ませんでした。
次にボウルのバラケえさが無くなって作り直す際には、やはり粘りが気になるのでパワーXを200cc、BBフラッシュを100ccにして作ったのですが、14時31分に12枚めの一枚きりしか釣れません。
検量があるから、と先にあがったO氏がこんな感じでやってますと少し残ったバラケをくれました。触ってみると僕のバラケとタッチは大きく変わりません。試しに打ってみると、ジワジワ溶ける感じで僕のバラケより少し踏ん張る感じです。
残り時間も短いので少しえさが落ちてからも待ってみると、ツン!と当たってへらぶなが釣れました。さすが。
これに近づけてみようと手水を打ってBBフラッシュを一掴み入れて掻き回します。ウキのトップの戻りがゆっくりになって、ちょっといい感じ?と思っていたら、ツン!と入ってへらぶなが竿を絞ります。う~ん勉強になるなぁ。
しかしこの後は3枚連続でスレ掛かり。なかなか上手くはいかないもんだ、と15時を迎え、釣り終了です。
O氏が釣り座へ戻ってきて貰ったえさからこんな感じに調整しましたと触ってもらうと、ちょっと軽いですね。ペレットが少ないかも。これだと上ずっちゃいません?スレませんでした?と仰る。まさにその通りでした。これにもうちょっとペレットを足して魚の頭を下へ向けさせるといいですよとのアドバイスでした。なるほど。今日はペレット少なめでやったからなぁ。
釣果は14枚、7.8kgでした。トップが26kgでしたから、今回もまたトップの半分釣る目標は達成できませんでした。2009年は結局3月の清遊湖でのみ達成といまいちな結果となりました。残念です。
この日の参加賞はおかきの詰め合わせでした。一人で食べるには多過ぎるから、またもやアトリエに持ち込んでみんなで食べてもらうことにします。
ところで肝心の風なんですが、夜半近くになって強風となりましたが、釣りの間は至って微風でした。ウェザーニュースが嘘つきだったんですね。
年間成績で暫定1位から1kg差の暫定2位に付けていたO氏は、暫定1位の方より確実に1kg以上多く釣っていたのですが、今回優勝したのが暫定3位の方でした。
なにぶん1位と2位が僅差の1kgとは皆さん承知していたのですが、2位と3位の差がどれだけだったか分かりません。家に帰って会報を読んで確認すると、こちらも僅か5.4kgでしたが、今度はこの日の結果をはっきり覚えてません。
最終結果がどうだったのかいまいち良く分かりません。次回の総会の釣行記でお伝えできると思います。
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