両ウドンの底釣り用ウキを持ってリベンジ
昨日の鳥羽井沼へらぶな管理釣り場への釣行が楽しかった上、なかなか釣果が伸びない宿題を頂きましたので、早速おさらいに行ってきました。今日は午前中だけの釣りですが、工夫を織り交ぜて釣果を伸ばしてみたいと思ったのでした。
昨日の反省点としてはバラケ過ぎの寄せ過ぎです。この時期バラケ過ぎで魚が離れてしまうことは数多くあれど、寄せ過ぎというのはなかなか贅沢な失敗(笑)です。
程良い寄せ効果といえば最近興味津々の両ウドンです。先日両ウドンの底釣り用のウキのトップを塗り替えたところですから、これ幸いと実戦投入を図ります。
6時30分の開場に少し遅れて到着すると、入り口脇のホワイトボードに鳥羽井沼愛好会例会とあります。昨日の釣り座は埋まっているかな?と料金を払って入場すると、案の定先行者が準備を始めていました。それでは…と振り返ると事務所前は空きがあります。こちらへ入ることにしました。
準備をしていると道満へら鮒会の大先輩から声を掛けて頂きました。どうしたの?一人で来たの?ここはおれのホームグラウンドだよと仰るので、愛好会で来られたのでしょう。
昨日より風が無く穏やかとの天気予報です。今日は底釣りのみで挑みます。
竿は極軟9尺、道糸が東レ将鱗へらスーパープロプラス道糸0.4号、ハリスは東レ将鱗へらスーパープロプラスハリス0.2号30-37cm、ハリ上下とも改良ヤラズ3号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれウドン用ソリッドトップ1号(トップ塗り替え済)の細仕掛けを使います。
えさは魚信半袋を50ccの水量にして電子レンジで作り、ノズル径4mmのポンプで冷水に搾り出したもの。タッパーに特選わらび職人を20cc入れて持って来ました。まぶし粉は野本釣具店のM.V.Pと粒戦細粒に、昨日頂いたエノさん特製まぶし粉を準備しました。
左が野本釣具店のM.V.P
中央が粒戦細粒
右がエノさん特製まぶし粉です
さらに昨日の好活性の様子から寄せ効果を狙ってダンゴえさを準備します。ダンゴの底釣り夏:ダンゴの底釣り冬:バラケマッハ:水を各20ccで作ります。
釣り開始は7時30分頃になっていました。最初に両ダンゴを投入します。
しかし10投ほど打ってもウキが動きません。朝一番だからまだへらぶなが動いていないのかな?と今度は上からえさを降らせるべく、M.V.Pをまぶしてマメに打ち返します。
されども時折ウキがモヤッと動くだけでさっぱりアタリが出ません。う~ん。9時過ぎくらいにならないと魚が動かないのか?
サワリが出ると粒戦細粒やエノさんパウダーで食わせに掛かるのですが、ツン!というアタリが出ません。目盛りを小さく多くしたウキは微妙なサワリを出してくれるので、とても使い易くなったのに…。
たまにツン!と入るアタリが出るようになってきたので、合わせてみるとスレ掛かりが出るようになってきました。マメにタナを調整するものの一向に口に掛かりません。
初物は1時間以上掛かってようやく釣れました。両ダンゴえさにしてツン!と引き込むアタリでやっとこさの口掛かりです。
さらにその後口周りへのスレ掛かりが2枚続いて、えさが底周辺で漂ってしまっているのかな?とハリス寸を27-34cmと3cm詰めました。これでしっかりと底に落ち着いてくれれば…と思っていると、M.V.Pをまぶしたウドンにツッ!と1目盛りだけ落とす小さなアタリが出ました。
しかしここからがまたアタリの出ない時間帯が続いていきます。とにかく打てども打てどもアタリが出ません。時折思い出したようにモヤッとサワリが出るだけで、スレ掛かりさえも無くなってきました。
太陽は高く暖か、空は晴れ渡って風は無し。絶好の釣り日和にお客さんも大勢入っています。こんな良い日に激シブとは…殺生でんがな。
とにかく昨日の様子とあまりに激変してしまって、こちらもこんなはずでは…?と頭を傾げるばかりです。ハリスを30-37cmに戻して、ゆっくりえさが落ちていくことでへらぶなを誘ってみよう、と試みますが、顕著な効果は見られません。
3枚めが釣れたのは粒戦細粒をまぶしたウドンでしたが、ここまで食いアタリが出ないとまぶし粉の効果も何もサッパリ分かりません。
会の大先輩が通りかかってメシ食うか?連れが作ってくれたんだとお雑煮の差し入れを頂きました。こんないい天気にこんなに釣れないなんて…と荒んだ心に、とても染み入るお味でした。ありがとうございました。
もうすっかり釣れる気がしないので、メーターウドンセットにしようかな…とココロが折れてしまいそうになります。我慢我慢と底釣りを続けて、どうにか4枚めが釣れたのはエノさんパウダーをまぶしたウドンでした。
お昼の時間が迫り、左隣の事務所~トイレ前に入っていた方々がお昼ゴハンに席を立ちます。少しはアタリが出るようになるかな?と期待したのですが、さっぱり好転しません。この人達も一度席を立ったきり、なかなか帰ってきませんでしたので、周りでもあまり釣れていないのでしょう。
終了の時刻が迫ってきました。時間が経つにつれて地合ができてくるハズの底釣りですので、最後にまくりたいと思っていたのにどんどんシブくなり、ようやくウキが動いたかと思えば絶望的なゲストがやってきました。
えさを打っていけばへらぶなが寄ってきて、小魚が次第に居なくなるはずなのに…。当初12時30分にあがろうかと思っていたのですが、このままでは帰れません。もうちょっと!せめて13時まで!と粘るのですが、両ダンゴのえさがもう無くなってきました。ここから新しくは作れない…。
ボウルに残ったダンゴえさをかき集め、最後の一個を作ります。下ハリには最後にお願い!とエノさんパウダーをまぶしたウドンを付けて、悪あがきとばかりに振り込みます。
ずーっと待って、アタリが出るまで延々待って、ようやくツッ!と入ったアタリを合わせると、竿をギュン!と絞ってくれました。良かった!これで帰れるワイ。
最後の最後に今日一番の尺モノが出て、なんとか腰を上げることができました。しかしながら釣れなかった…。どうしてだろう?昨日よりも条件は良かったはずなのに…。
後片付けの後、会の大先輩にご挨拶すると、やはり愛好会の方々もあまり釣れていない様子でした。トップがツ抜けした程度と仰っていたので、たくさんのお客さんが入っていた人災の影響というには、あまりの大変貌ぶりに信じられない心持ちで釣り場を後にしました。
駐車場から富士山が見えていました
(クリックすると拡大します)
Copyright (C) びぃ,2010-01-27,All-Rights Reserved.