磯のグレ釣りに挑戦してみる

八丈島で磯フカセ釣りに入門

2010-04-18

その3

　帰りは順調に八重根港から宿のアサギクに帰ってきました。宿では水道を使わせてもらって後片付けです。3kgブロックのオキアミを2枚持っていったのですが、マルキューの配合えさを混ぜて投げ込みやすくしたため、一枚しか使いませんでした。残ったえさを処分してもらい、バッカンをゴシゴシと洗います。
　釣ったグレは発泡箱を購入して氷詰めにしてもらいました。最後にシャワーを使わせてもらってサッパリしました。

　空港まで送ってもらって荷物を預けたらレストランで昼食をとります。なんか八丈島っぽいものを…と思って、島寿司を頂きました。

島寿司です

　お土産を購入して機上の人となり、あっという間に羽田に帰ってきました。やはり飛行機を使うと早くてラクですね。南伊豆や南房総まで車で行くと2～3時間のドライブになりますから、海無し県埼玉の住人には八丈島の方が近くて楽な感じがします。グレ釣りは伊豆七島専門にしようかな（笑）。
　とはいえ今回の釣行費用が35,000円ほどかかってしまいました。今回はマイレージのポイントで行きましたが、これに飛行機か東海汽船の運賃が上乗せになりますので、やはり頻繁に行けるものでもありません。
　大きいトコでは宿泊費一泊二食で6,800円、渡船代8,000円、羽田空港駐車場代5,200円、えさ代4,700円といったところ。もうちょっと節約できる余地はあるでしょうが。

　もちろんこの他に道具が必要になります。新たに購入したのは2号5.3mの磯竿、これが5,980円。ウキも上州屋で一個200円を切る安物ですが、これでも充分釣れました。他にはコマセ攪拌用のシャベル、道糸、ハリス、ウキ止め、ウキ止めゴム、ハリ、ウキポーチなどの小物を購入しました。

小物たち。ライフジャケットのポケットに入れます

　磯釣りゆえに気をつけたのは、ロッドケース。揺れる渡船の上や投げ渡しで乱暴に扱うコトを想定して買いました。といっても3,000円程度のもの。磯はゴツゴツしていますからケガ防止のためのグローブは必須です。もちろん足元も。スパイクピン付きの長靴を買おうかと思いましたが、コンパクトにパッキングできるスパイクシューズにしました。ただ防水では無いのでズブ濡れになっても冷たくないのは長靴ですね。この時期だから助かりました。

三十根の磯です

釣りの様子はこんな感じ

火山の島なのでゴツゴツの岩場です

　基本的にはありあわせで間に合わせて、特段不自由は感じませんでした。リールはレバーブレーキなど無い10年モノですがなんとかなりました。バッカンは普段へらぶなのエサ入れや海釣りのバッグに使っていましたし、ライフジャケットはフロートチューブで使っているリバレイの迷彩カラーのもの。渡船の上では他に見かけないカラーでしたね（笑）。

　何故か持っていた専用品はコマセ撒き用ヒシャク、磯ダモ。磯ダモは高価でも軽い方が扱い易いでしょうね。流用が効くというか専用品ってあるの？ってものはガン玉セット、小物入れ、偏光サングラス、締め用ナイフ、水汲みバケツなど。
　基本的にはシンプルな道具立てで行う釣りなので、拘らなければ初期投資は少なめで済みますね。ただ凝るとタイヘンなことになるのはいずこも同じ（笑）ですね。

　クーラーが荷物になるのでどうしようか？と思っていたのですが、宿で発泡箱を購入できたので大助かりでした。大きくたくさんの荷物を持ち歩くのはタイヘンです。おかげで磯から初めて釣ったグレを持ち帰ることができました。
　この初物は帰り道に彼女の家へ持って行きました。そのまま家族で食べてもらおうと思っていたら、さっと捌いてヅケにしてくれました。また捌いたらたくさんの白子が出てきたとのことで、こちらもさっと茹でてもらって持たせてくれました。

おお～！旨そう

　白子はゆずぽんを掛けて紫蘇を千切って振りかけて頂くと激旨でした。タラに匹敵しますね。ヅケも美味でした。スーパーの魚売り場でもあまり見掛けない魚ですので、こればかりは釣り師ゆえの贅沢です。

　機会を作ってまた行きたいですね。もうちょっと風と波が穏やかなら違うポイントにも入れるでしょう。シモダテも良いポイントのようですし、八丈小島であれば石物（イシダイやイシガキダイ）にも挑戦してみたいところですね。
　できれば一人ではなく同行の人がいればなお良しです。安全面からも単独釣行は避けた方が良いのはもちろんですが、ワイワイ相談しながら釣れば、疑問や不安が現場で解決できます。一応アレコレやってキャリアだけは長い僕でもギリギリのところでなんとかやれた、というのが率直な感想です。
　入門するなら釣れない近くに10回行くより、遠くても釣れるところに1回行けとの先人の教えに従った計画でしたが、やはり磯釣り入門なら単独釣行での沖磯遠征はおススメしません。この釣行記を読んでオレもいっちょう行ってみるかと思う人がいるかどうかは分かりませんが。
　遠征ではいつものコトですが、今回は特に時間がもっと欲しかったなぁと思ったのも名残惜しいところでした。

また行くぞ～！

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