今年も平日釣行を鎌北湖で
去る5月2日に鎌北湖に行ったばかりですが、今年もまた100匹釣り男になりたい!と目標を掲げて、鎌北湖へ行ってまいりました。
昨年9月に釣行した際は100匹には届かなかったものの、75枚の自己新記録となり平日釣行の威力に溜飲を下げたのでありました。今年は盛期前のGW時季となりましたが、ここのところ大漁から遠ざかっていますので、大いに期待したいところであります。
夜明けを狙って家を出るとちょうど辺りが明るくなる頃に雪月花前の駐車場に着きました。釣り座を見ると雪月花下の左側の石垣には既に釣り人がいますが、右側の石垣には誰もいません。こんないいところでやっていいのかしら?とドキドキしながら、左端に釣り座を構えました。
竿は先日彼女に入魂してもらったばかりのシマノ慶匠10尺を使います。釣り方は同じく浅ダナウドンセットです。道糸0.8号、上ハリス0.5号10cm、下ハリス0.4号30cm、上ハリ改良ヤラズ5号、下ハリ同3号、ウキはリコーサーバンスのさみだれハイテクトップ浅ダナ用6号です。
バラケえさは鬼武者:若武者:麩王:速攻かっつけ:水を各100ccで作りました。食わせえさは力玉大粒です。
釣り開始は5時頃でした。えさを打ち始めると数投でウキがモヤモヤと動き始め、さすが平日!とほくそ笑んでいると、なかなか鋭いアタリが出ません。下ハリスを25cm、22cmと詰めていくと、アタリが出始めるもののカラツンの連続で、釣り開始から約40分後、ようやく初物ゲットです。
続けて2枚めが釣れるも、またもやカラツンになり、下ハリスを19cmに詰めて3枚めを釣りますが、これで5時台が終了です。今日もまたスタートダッシュに失敗したなぁ。
ふと考えてみるとウドンセットは下ハリに食わせる釣りですから一荷(一度に2匹釣れること)が少ない釣りです。下ハリスが張るまでアタリも出にくいし…。100匹を狙うなら両ダンゴだったか?との思いがチラリと頭をよぎります。まぁ丁寧に一枚ずつ釣っていくか、とウドンセットを続けます。
どんどんウキを動かして短い下ハリスが揉まれるくらいの方がイイのかな?と6時台は少しペースが上がって8枚を釣り、計11枚としました。ところが7時台は日が差してきて、ウキの立つ位置は日向になり、食いが落ちたのかな?と6枚に留まり計17枚でした。
日が差して水面直下のへらの姿が少なくなったように感じたので、ウキの位置を上下させてタナを探りながら8時台はなんとか8枚を釣って計25枚としました。ところがモーニングサービスの時間が終わって地合が落ちたのか9時台は6枚で計31枚と伸び悩みます。
さらに10時台は5枚とずるずるとペースダウンです。というのもこの時間から風が吹き出して、しかも風向きがコロコロと変わるのです。向かい風になると釣り座周辺の水面を木の葉が吹き寄せられてしまい、道糸が乗るとウキが立たないのです。
この漂流物に糸が掛からないように振り込むのですが、これがなかなか手強くて。振り込みに失敗すると慌てて竿先で道糸を操作するなど苦労しました。まさかへらぶな釣りでメンディングが必要になるとは思ってもみませんでした。
(メンディング:竿で糸を持ち上げて再び水面に置き直す動作。フライフィッシングにおける必須技術の一つ。流れる川では毛鉤より太いフライラインの方がより水の抵抗を受けて、先に勢い良く流されて毛鉤を引き摺ってしまうため、一度水面から剥がして持ち上げ、再び置き直す動作を行う。)
11時までで釣り開始から6時間で計36枚、ここまででおよそ半分と考えると100枚には到底及ばないペースです。
漂流物の隙間を狙っての振り込みが続きますが、これでは釣りにならないと昼食を入れたり、休憩を取りながらポチポチと釣っていくと、11時台が4枚で計40枚。12時台が3枚で計43枚と大ブレーキです。
ウキのナジミが若干浅くても強いアタリが出るようならいざ知らず、この日は糸が漂流物に掛かってしまうとアタリはおろかサワリも出ませんでした。重いオモリを背負うウキにして両ダンゴで…とも切り替えにくい微妙な活性だったので、この段階で100匹釣りはちょっと無理だな…。
13時を過ぎると、風向きが一定してきたのか、漂流物が吹き寄せられないようになりました。これまで使ってきた鬼武者、若武者を使いきってしまったので、えさを替えます。今度はマルキューのパウダーベイトスーパーセットを粉4:水1の単品で作りました。
どうやらバラケにアタってカラツンになるようなので、太陽も高く登って下がったタナを逆手にとる作戦にします。ウキ下をやや浅めにセットし、バラケに触らせないようにして、下ハリスを25cmに伸ばして、食わせえさだけをへらのタナに入れるように意識しました。あまりウキを動かさないようにして、柔らかめのバラケが落ちていく頃の強いアタリに絞ってみました。
この方法が一番ストレス無く釣れて、13時台は9枚とペースを回復できました。
ところが日差しがどんどん強くなってきて、左手の甲がジリジリ焼けてきました。今日の天気予報じゃ曇るって言ってたのに…。毎年、一番初めの日焼けはGWの釣行になるのは中学生の時から変わりませんが、やはり強い日光にさらされると途端に体力が落ちてしまいます。
体力の衰えは集中力の衰え。アレコレ工夫も重ねることができず、惰性に流される釣りになってしまいがちな魔の時間帯です。またもやペースを落としてしまって、14時台は4枚、15時台は3枚に留まってしまいました。ここまでで59枚です。
次第に終わりの時間が見えてくる16時台は、日差しも和らいだ感じになり、すこし涼しくなってきます。これまでと違ってウキの下にへらぶなの黒い影が見えるようになり、タナが浅くなってきたように感じます。
最後のスパートを掛けねばなるまいとウキ下を浅くとって下ハリスを22cmにします。浅いタナで若干揉まれても捩じ込むつもりでえさ打ちペースの挽回を図ります。
速いペースでえさを打つと、ウキの動きが激しくなってきました。相変わらずカラツンが続くので、アタリをとる位置を決めます。
ウドンを付けてウキのトップは5目盛り出るようにセッティングしています。えさを打つとバラケに引っ張られてウキはトップ先端ギリギリまで5目盛り分沈みます。そこからバラケが溶けてウキが3目盛り上がってくるまでは、バラケにアタっていると推測して見送ります。この3目盛り出しの時だけアワせます。さらにバラケが溶けて4目盛り出てくると、えさ打ちのペースが遅くなるので打ち直します。
ウキが揉まれる中でもこのタイミングが一番ハリ掛かりの確率が良かったようで、16時台は7枚を釣り、66枚としました。
17時になると太陽が対岸の山に掛かってしまって、次第に辺りが薄暗くなっていきます。そろそろ潮時かな…と感じつつ、2枚を追加して終了としました。
残念ながら自己記録の更新はならず68枚でした。しかしながらウドンセットで一枚ずつ釣ってのこの釣果は満足です。次回は盛期に両ダンゴで挑んでみたいところですね。
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