2度めの挑戦は追っ手を逃れ続けた猛者が相手でした
約2ヶ月前に彼女の沖釣りデビューとして千葉県富津の川崎丸にイイダコ釣りに行きました。午後からの出船で朝早起きしなくてもよい、えさを使わないので面倒が無い、食べて美味しいと非常に好印象だったので、またイイダコ釣りに行きたいとリクエストを頂きました。
何より前回の釣行で残念ながら釣れなかったこともあり、頻繁に釣れるイイダコなら優しく癒してくれるのではないか?と思ったようです。
9時30分に集合すると、今回は既に酔い止めを飲んだと意気込みもバッチリです。道中お買い物の寄り道をして、昼ゴハンもちゃんと食べて、お昼頃、港に到着しました。
受付を済ませて乗船を待っていると、船宿のおかみさんが午前船のお客さんにイイダコ料理のレクチャーをしています。聞いてみるとおススメはから揚げとのこと。ニンニク醤油のタレに漬け込んで、電子レンジで吸盤に残った水分を飛ばしてから、片栗粉を付けて揚げると、ウチの子供達は真っ先に食べ尽くしちゃう、と笑ってました。
そんなプチ情報を聞いた後、乗船します。前回と同様に左舷胴の間に釣り座を構えて、船長の釣り方の説明を聞いて復習もバッチリ。船は富津港を出て行きます。
出港です(12:36)
空は綺麗な秋晴れ。風も無く、海は湖のような凪。もはや船酔い対策など不要なのでは?と思う程の絶好の釣り日和となりました。船はゆっくりと数分走った港外で停まり、早速釣り開始です。
絶好の行楽日和です
(クリックするとパノラマサイズで拡大します)
テンヤを海に投入すると、お互いに顔を見合わせてやっぱり乗りが判らないねと、様子を探るところから始めることになりました(笑)。今回はキス竿とPEラインを持ち込んで超高感度タックルで挑もう、と思っていたのですが、出発前にどうしても小型スピニングリールが見当たらず、やっぱり貸し竿で挑んだのでした。むう…次回こそ。
前回の釣行に比べると、かなりイイダコの感触が少ないです。シーズンが進んで状況が変わったかな?と感じていると、ようやく彼女がイイダコを乗せました。
釣れました
ポツポツとイイダコがあがるようになってきました。乗る数は前回に比べるとかなり寂しい感じですが、型は倍ほどもあるんじゃないか?と思わせるほど良型揃いでした。
初心者揃いの午後船ですので船中でもポツポツとしか釣れていないのですが、それでも彼女は5匹ほど釣り上げました。今日は乗りが悪いですね、基本通りやれば必ず釣れるから頑張ってねと船長のアナウンスが掛かる中、彼女、上手いねとお褒めの言葉を頂きました。
釣れました(13:22)
その後はポイントを替えるも釣果が続きません。およそ3mといった浅いポイントではうっすら底が見えます。あ~!偏光サングラス持ってくれば良かった…と悔やむも後の祭りです。底に落ちたテンヤがうっすら白く見えて、これが見えなくなったらイイダコが乗ったってこと…?と期待するも、イイダコのご挨拶はありませんでした。
船中でも時折ポツポツと釣れる程度で、いよいよ終了が近づき、ヤバいな…という雰囲気に包まれ始めた頃、船は港へ続く船道の最も沖側に着きました。真正面に航路を示す杭が続くので、え?ここ?いいの?と思っていたら、周りでイイダコが乗り始めました。
船は左舷へと流れていきます。従って左舷に座っている我々は次第に船の下に糸が入っていきます。これではテンヤを引き上げるのが重くなってしまうので、通常やらない船の流し方です。あ~、この場所、こんな流し方しかできないんじゃ最後の手段っぽい…と、3mくらい前方に軽く振り込んで、底をこづいている間に竿下に来るよう調節すると、イイダコが連続で乗ってきました。
船長はこれまで投げている人を見ると投げると絡まるから真下に落としてねとアナウンスしていたので、彼女にちょっと前に投げると楽に釣れるよとも言えなかったのですが、さすがにこの時は僕に注意しませんでしたね。
最後に5匹くらい追加して終了の時刻となってしまいました。彼女は最後のポイントで釣ることはできず、残念な様子でした。う~ん。
結局僕が10匹、彼女が7匹でした。前回の釣果からみると、約2ヶ月近く季節が進んでイイダコがかなり釣られていた印象を持ちました。やはりアタリの絶対数が少ないです。しかしこの釣り師達の追っ手を逃れて生き延びたイイダコを釣っているのですから、さすがに大きく育っていて型は立派でした。
今回は大きいのが釣れました
数が少ないので、今回は全て彼女の家に持って帰ってもらいました。型が大きいのは嬉しいのですが、家族で食べるにはやっぱりもう少し数が欲しいかな…。
その後彼女から、から揚げが絶品だったとの写メールがきました。おかみさんのおすすめをバッチリ覚えていて、早速実践するあたりがさすがに抜け目ない(笑)。また来年に行きたいと言ってくれたのが幸いでした。
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