エノさんと西湖へ行ってきました
1月3日の鮎川湖釣行の帰りにエノさんがダイワへらF21尺を購入されました。以来、5月4日の間瀬湖釣行の他、何度か使ったそうですが、残念ながら入魂の儀式を果たせていません。
ど~しても21尺竿で釣りたい!と協力を要請されまして、週刊へらニュースをめくってみると、群馬県の丹生湖と静岡県の西湖の情報にのみ21尺の文字がありましたので、西湖はどうでしょう?と行ってみることにしました。
西湖はこれまでにへらぶな釣りで行ったことが無いので情報収集してみると、前浜地区には既設ロープがあり岸付けの経験の無い僕でも大丈夫そう、とのことで釣舟 白根にボートの予約を入れました。サイトの釣果情報を見ると、19日(木)には小山圭造さんが月刊誌へら鮒の取材で来て、21尺の底釣りで午前中24枚とのこと。これなら我々にも少しは釣れるかも?と期待が持てます。
僕の出発が出遅れてしまって、現地に着いたのは5時30分頃。昼食を買い忘れて河口湖畔のコンビにまで戻ったので更に遅れ、釣舟 白根でお茶を頂き、ご主人にアレコレ聞いたので、出船したのは7時になっていたのではないかと思います。
ご主人によると3本あるロープの真ん中の中ロープに着けて岸に向けると良い。ポンプ小屋に近いところに既に3隻入っているので、その隣に入るとちょうど21尺で底が取れるとのことです。
ご主人のアドバイス通りに舟を着けました。エノさんの入った辺りがちょうど小山さんが取材で入ったところだと思います。穏やかな湖面に映る景色が美しく、野釣りの朝の雰囲気抜群です。
竿はシマノ翼21尺、道糸はDUELのSMOOTHへらPE0.5号、ハリス0.4号40-48cm、ハリは上下ともバラサ5号、ウキは旭舟の欄11号をつけました。底を取ってみると握り後端までの道糸でちょうどピッタリ。エノさんはもう少し道糸があると良いくらいと長めのハリスで対応するようです。
えさはダンゴの底釣り夏:真底:バラケマッハ:水を50:50:50:75ccで作りましたが、少し柔らかくなってしまいました。様子を見るためにもグルテンα21:水を40:60ccで作った食わせえさも準備して、両ダンゴあるいはバラケ&グルテンの両面作戦です。
先に始めたエノさんは、ジャミが多くてウキが落ち着かない、とのこと。僕も準備を終えてえさ打ちを始めたところ、念願の入魂の儀式のチャンスがやってきたようです。
エノさんにキター!(8:01)
僕はと言うと、えさを打つとウキのトップにナジミが出ません。おかしいな?えさが21尺の底まで持ってないかも?とハリを改良ヤラズ5号に変更します。それでもナジミが出ないので、ダンゴの底釣り夏を降りかけてえさを硬く調整します。これで2節ほどのナジミが出るようになりましたが、さっぱりサワリもアタリが出ないで藻が絡むので、ウキ下を少しずつ浅くしたらようやくサワリが出るようになりました。後から考えると、ここまでに時間が掛かってしまったのが手痛い出遅れでした。
サワリが出始めると俄然雰囲気が良くなります。ツン!と入ったアタリをあわせると21尺竿をグイグイ絞ってへらが上がってきました。
まさにブリブリって表現がピッタリな産卵前の良い魚が釣れました。エノさんには目測40cmの良型が釣れたそうです。今年は遅れ気味と聞いている春の野釣りの乗っ込みシーズンも終盤戦ですが、さすが山上湖です。
普通は最初の一枚が釣れる前にご挨拶にやってくるゲスト達が、今日は後からやってきました。このあたりが野釣りっぽいとこですが、彼らはへらぶなよりも早くもっとサワリやアタリを出していたはず。ウキ下が合ってなかったんだろうな…と反省です。
へらぶなも寄ってきているようで、ウキの動きも賑やかになってきました。水深が深くなっているやや左側にウキを立てたらウキ下がぴったり合うのか続けて本命が釣れました。
3枚めは軽く尺を越える良型でした。下ハリにグルテンを付けていましたが上ハリのダンゴに食ってきました。あまりグルテンはお好みじゃないのかな?まだウキ下が合ってないのかな?
この後、後ろから吹く風が強くなり水面が波立ってきました。う~ん大きい湖はコレがあるんだな…。ウキのトップが波を被って沈んでしまいます。サワリはおろかアタリもさっぱり分かりません。波で竿掛けの頭が水没するので、竿が外れてボートの上で暴れます。これじゃ釣りにならねぇ、何とか収まってくれないかな…と思っていたら、お昼前に穏やかなベタ凪になってくれました。良かった。
風のせいなのか腕が悪いのか、シマノ翼21尺でチョウチンの位置にウキをセットすると、必ずウキが竿に当たって道糸が絡まるトラブルが発生します。相性悪いのかな?
この日も同様で何度と無く絡まってしまいました。空に向かって投げると少しはマシになるのですが。このため道糸の絡みを解こうとしていたら、松葉が切れてウキが流されてしまいました。必ずトラブルを持ち込む竿です。
ロープから舟を外してウキを回収し、また付け直す際に、少し深い左の方へ2mほどずれて付け直そうとしたら、武州の舟留め金具が壊れてしまいました。う~む、呪われてる?この竿。
とりあえずコンビニ袋でロープを縛り、釣りを再開するとすんなり魚が釣れたりします。もうどうなってるんだかサッパリ分かんない。
道糸のPEがささくれ立ってきたので仕掛けを換えます。今回はフロロカーボンラインを試してみたくて家にあった1.0号ハリスを持ってきました。仕掛けを作り直す頃、またもや風と波が出てきました。大きなアタリしか分からないなぁ…と思っていたら、一回だけ大きなアタリが出てくれました。
午後になってからの風と波はもう収まらないんじゃないか?と14時前、エノさんと早揚がりを決めました。
結局最初から最後までウキ下がよく分からないまま終えることになりました。竿は必ずトラブルになるし、風と波に翻弄されていいところが一つもない釣りでした。なんとか魚の顔が見れたのは西湖のコンディションのおかげで、まだまだ技量が全然足りません。
エノさんは13枚(だったかな?)で目測40cmも混じったし、綺麗でブリブリな魚体にホクホク顔です。気に入った、また来ようよと言って頂いたので良かったです。
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