夏の帰省は落とし込み釣り
8月27日から3日間、実家に帰省しました。夏の帰省となればチヌの落とし込み釣りです。2008年に初挑戦して30cmほどのチヌを釣りましたが、その後はさっぱり釣果がありません。年無し(50cmUP)とは言わないまでももうちょっと大きい魚を釣りたいなぁというのが偽らざる気持ちです。
情報収集すると大阪北港や南港では昨年より大きなチヌが釣れているようです。これは行かねばなるまいと28日の昼前、実家を出発し、大阪南港に向かいました。
道中、えさの岩ガニを買おうとTポートへ寄る際に道を間違えてしまって、丸高渡船の12時の出船時間に遅れてしまいました。結局14時の船に乗ってセル石へ向かいます。
渡船には僕の他に3人組の落とし込みのお客さんが乗っていました。上陸してさっそく仕掛けを作ります。竿は3.9mの落とし込み専用竿、リールはダイワのチヌ駒X200、道糸は2号、仕掛けは以前に作ったお手製目印付きです。3年ものなのでそろそろ作り直さないと強度が不安です(笑)。
ハリス1.2号フロロを1ヒロとって、ハリはガマカツの落とし込みカニ専用3号です。チモトにガン玉Bを打ちました。
岩ガニを付けて、足元に落としていくのですが、目印にさしたる動きも無いままに、1・2投で早々にえさが取られてしまいます。何かえさ取りがいるのかも?
沈んでいく目印に何やら怪しい動き、というよりも少し遅くなったり早くなったと感じるくらいでハッシ!と合わせてみます。するとクンクンと感触が伝わってきました。さて正体は何だ?
あまりゲストの来ない釣りだと思っていたのですが…コイツがちょっかいを出していたのですね。他に2回掛かりました。さっきからハリに掛からずにえさだけ取られるのはコイツが原因でしょう。予想以上に多いみたいです。
しばらく頑張っていると、大和川方面から一人、釣り人が歩いてきます。手にはタモを持っていて魚が入っているのですが、これがデカい!
すれ違う際に大きいの釣れてますね~と声を掛けると、いやいや(50cm超えているかどうか)微妙ですよと返事をされました。え~?どうみても50cm超でしょう。
僕もあんなの釣りたいな…と、えさ取りにも負けず根気よくえさを落としていきます。どのような落とし方が良いのかよく分らないのでいろいろやっているのですが、目印で水面に60cmくらいの円を描くような落とし方をしているうちに、3個ほど浮いている目印がスッと早く引き込まれました。
ハッシと合わせるとガッとハリに掛かった感触があります。竿を沖に出して、壁から離すように誘導すると、キュンキュンと小気味よく竿を絞ります。慌てるほどのサイズじゃないな…と見当を付けて、ゆっくりやり取りを楽しんでから水面に浮かせると30cmくらいでしょうか。
無事タモに納めて引き寄せると、黄色いヒレが目に入ります。キビレ(キチヌ)だ。落とし込み釣りでのキビレは初めてです。
続けて釣れないかな?と再び探っていきますが、それと判るアタリは出ません。どんどん歩いていくのですが次第に西風が少し吹いてきました。ちょうど潮が満ちてきて、岸壁の段差に当たってバシャバシャと音を立てています。ちょっとうるさいけど警戒心が解けて魚の食いが立つといいなぁ。
ところが釣果は続きません。えさはどんどん取られるので、何者かはちょっかいを出しているようなのですが、えさ取りなのかチヌのアタリが取れないだけなのか…。ついにはえさの岩ガニがなくなってしまったので、フジツボバリューに変更して続行です。
水面に浮いているなぁと思っていたものが、何やらモゾモゾ動いています。よく見るとカニでした。タモを伸ばしてそっと掬ってみました。
カニと戯れているうちに、迎えの船がやってくる時間が迫ってきました。帰り支度を整えて、船付き場に歩いて戻ります。
先程デカいのを持って歩いていた人は船付き場近くでストリンガーに掛けて活かしていました。採寸すると54cmとのこと。他にも同船していた人が51cmを釣ったそうです。いいなぁ。
やはり評判通り大きいのが釣れています。帰りの船は僕を含めて5人がセル石から乗ったのですが、そのうち2人が50cmUPとは…。夢のある釣り場ですねぇ。いつかは僕にも釣れるかしら?
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