真夏の椎の木湖でメーター両ダンゴ
道満へら鮒会の8月例会が椎の木湖で行われましたので参加しました。
当会の入場順は2番目でしたので、釣り座選びは苦労しないかな?と思っていたら、先に入場した会は3号桟橋に並んでいます。ならば、と5号桟橋に入り、渡り桟橋より奥の方がモジリや跳ねが多いような気がしたので、ズンズン進んでいきました。
釣り座は645番にしました。1席あけた左隣にO氏です。右隣の席はロープが邪魔になるので、恐らく入る人はいないでしょう。
先月は底釣りに拘って釣れなかった反省を踏まえ、今日は真夏の定番メーター両ダンゴを通します。毎年同じ釣りですが、これでたくさん釣りたいのです。状況が悪ければ短竿チョウチンも視野に入れますが、いずれにせよ8尺か9尺しか使わない方針で挑みます。
竿はシマノ慶匠8尺、道糸1号、ハリス0.4号20-27cm、ハリは上下ともバラサ5号です。本当は0.5号のハリスを使おうと思っていたのですが、家に在庫が無かったのです。ウキは6月例会の際に会長に頂いたPCムクトップのものを使ってみます。
ハリ無しのえさ落ち目盛りをトップ付け根であわせると、ハリの重さが掛かってトップの先端の目盛の半分くらいしか水面に出ません。とはいえ椎の木湖のデカいへらが相手ですので、これ以上ハリを小さくするのは不安です。ハリの重さが掛かる前に釣る!と割り切り、落ち込みの釣りを試みることにしました。 えさは単品爆釣!両ダンゴA:同B:水を240cc:120cc:120ccで作ってから、同A120ccを追加して仕上げました。
準備が整い、釣りを始めたのは5時半過ぎだったでしょうか。えさを打ち始めると3投ほどでうっすらとへらぶなの姿が見え始めました。こうなるとウキはへらの泳ぐ水流で煽られて、えさが無くてもトップが沈没するケースが出てくるでしょう。とにかくトップ先端ギリギリまで沈んだら、すぐにえさを打ち返します。
トップ先端残しで沈むまでにアタリが出て欲しいのですが、なかなか鋭いアタリが出ません。これはえさがタナまで持ってない、水面直下で大きい魚に落とされていると判断し、えさを練り込んでみます。するとアタリが出始めました。
えさを作ると、まず最初は練り込まないのがクセなので、ウキになじみが出ない時はあれ?おかしいな?と少しずつ練り込むのが常です。これでどうだ?と何度も試すので時間が掛かってしまうのが難点ですが、練り込んだえさをバラけやすくする方が難しいので、練り込み過ぎ注意で少しずつ進めています。
次第に糸ズレが激しくなってきました。こうなると食いアタリなのかスレアタリなのか分らなくなってしまいます。こうした湧き湧きの状態は苦手です。どうにかおとなしくなってくれないかな?と、えさの付け方を変えてみました。えさを小さく、表面を丁寧に丸めてやってみます。
えさを練り込んでしまうと、麩の粒子が漂いにくくなります。それに気付かずにいると、魚が薄くなってしまいます。せっかくPCムクトップのウキを使っているのですから、ウキがなじみきったらすぐに打ち返して、手数で勝負します。
どうやら釣れる確率が高いのは、えさが煽られてウキのナジミが止められるのが、最も重要な点だと感じました。ウキがすんなり入るようなら、えさを大きく角ばらせて付けます。ところがやり過ぎると水面直下にへらが寄り過ぎるので、えさの表面を整えて、すんなりタナまで入るようにします。
目指す動きは、トップの付け根でトメが出て、つっかえながらナジんでいき、トップ1目盛残しくらい(ハリスが張り切る直前をイメージ)でドン!と入るアタリが出ることです。途中で糸ズレなどの無駄な動きが出ないのが理想。うまく行った時には、左隣のO氏が僕のウキを見て綺麗な釣り方してますね、やりたいことはよく分りますよと褒めて(?)くれました。
しかし補足もしてくれました。ただアドバイスとしては、こういう湧いちゃう時はパイプトップのウキで短ハリスですよ。ごっそり寄せてワサワサの中で活性のある魚に食わせちゃう方が手っ取り早いですと。そんな場合はウキが激しく踊ってしまうので、スレと食いアタリを判別する自信が無いのです。当会の浅ダナの名手達はこの手の釣りが得意ですね。
食い走られたり、ウキがなかなか立たなかったりするケースが増えてきました。せっかく会長からウキを頂いたのだからとここまで頑張って使ってきましたが、やはり限界です。1メートルのタナまでがやたらと遠く感じるなんて滅多に無いコトですが、もう少しオモリを重くして、速くタナにえさを届けたいので交換します。
孤山のPCムクトップ6番に替えてトップ付け根でバランスをとると、結構オモリを背負ってくれます。しかしバラサの6号を2本付けるとトップ先端数mmが水面に出る程度です。やっぱりここまで沈む前に勝負するしかないんですな。
ウキを変えた効果で、タナまでえさが入っていくようになりました。
いよいよ15時の終了の時刻が近付いてきました。するとにわかに雲が近付いて、次第に空が暗くなってきました。遠くでゴロゴロという音が聞こえたので、どこかでドラム缶を転がしているってコトはないよね?と早めに終了して、後片付けを始めます。それでもいつも一番最後になってしまうのですが。
トップの釣果は96kg。左隣のO氏は85枚を釣って85kgの2位。なんと1枚1kgペースを最後まで通してしまいました。もう椎の木湖の魚のデカさはとんでもない領域に入ってます。おおよそ普通のへらぶな釣りの道具では太刀打ちできないですね。
僕の釣果は53枚。45.69kgで、今回もトップの半分釣れませんでした。昨年の53枚、41.99kgが椎の木湖での自己最多記録でしたので、枚数は自己記録タイ、重量のみ自己記録更新です。0.4号ハリスがブチブチと切られたので、何枚か損をしてます。
PCムクトップのウキは、これまで竹脚のものだったので、カーボン脚のものを始めて使いました。トップが沈没しないハリってバラサ5号くらいまでだったので、かなり釣りにくかったです。もうちょっと太いトップのものが良いのか、アレコレ試してみないことには、まだこの釣り方のキモが全然分ってません。
参加賞を頂きました
参加賞はのり、うどん、ひやむぎの3点でした。
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