終われません、このままでは
先週4枚しか釣れなかった三和新池へ再び行ってきました。このままでは12月8日に行われる例会の手蔓が掴めません。底釣りで絶えずモヤモヤとしていたサワリをどうにか釣果に繋げられないか?O氏が厳しいと言っていた宙釣りに打開の策は無いのか?今回はさすがに試釣っぽいことをやらねばなりません。
開場の6時30分に釣り場に着くと、今日もまた事務所前の駐車場に車がいっぱいです。道路を挟んだ第二駐車場に停めて事務所へ行くと、先週程ではないにしろ、たくさんのお客さんが釣り座に着いています。
料金を支払って釣り場に入ると、先週釣りをした東桟橋は既に人でいっぱい、その向こうの西桟橋も桟橋両端に少し空きがあるくらいで、一番奥の土手下桟橋にも入っているようです。
林下桟橋は、桟橋奥に数人の釣り人がいるくらいで、事務所側から15席が空いていました。そこで13席めに釣り座を構えました。
先週日曜日は、この辺りに入った人が長竿の宙釣りでポツポツ絞っていました。昨年の優勝も17尺タナ一本半のグルテンセットと聞いています。同様の長竿が効くがどうかウドンセットで試してみます。
竿はシマノ朱紋峰 攻17尺、道糸0.8号、上ハリス0.5号10cm、上ハリはバラサ5号、下ハリス0.4号38cm、下ハリはタクマ3号、ウキは弘月作の競(赤・旧モデル)の12号(セルパイプトップ8cm、1本取りボディ7cm、グラス足5cm)をオモリから約1.5mの位置に付けました。
バラケえさはペレ匠顆粒60ccを水120ccで吸水させ、麩王150cc(目分量)鬼武者150cc(目分量)速攻かっつけ120ccで作りました。食わせえさは力玉です。
今日は天気予報でも風も無く穏やか、とのことです。風が強いと長竿の浅いタナの釣りはウキが盛大に流されて難しくなるので、格好の機会です。
えさを打ち始めると、全然サワリが出ません。周りでもあまり絞っていないようです。とにかくウキが動かないことには…とバラケのタッチを探っていきます。少ない経験から寒くなると水が多めのシットリ系かな?と柔らかくしていくと、僅かながらにサワリが出ます。
これはバラけ過ぎると良くないパターンかな?と少し練ってじっくりと溶けていくようにすると、弱弱しいサワリが続きます。粉えさの粒子があまり漂っていないはずなのに、サワリが続くのは、食い気が少ないのかな?
あれこれ探って結局段差の底釣りのような、トップ1目盛り残しまでなじませて、チリチリとバラケが溶けて、ゆっくりトップがあがってくる最中にふわっとサワリが出る、というところまで傾向が掴めました。しかしアタリに繋がりません。食わせをタピオカウドンにしてみても改善されません。まだ力玉の方が弱いもののやや鋭いアタリが出ます。
とにかく小さくても鋭いアタリが出たら全部あわせていくと、ようやく初物が釣れました。
初物を掛けるまで1時間掛かってしまいました。バラケのタッチも段底っぽい感じなので釣りが遅いし、アタリの数が少なすぎます。この釣りは無理っぽい…。
一席空けた左隣に釣り人が座りました。13尺ほどの和竿を出しておられます。どうするのかな~と思っていたら、丸いタッパーにまぶし粉を入れてシャカシャカされてます。両ウドンだ!。僕も試そうと思っていた釣りをされるようですので、ちょっと様子が気になるところです。
管理人の松岡氏が通り掛かって声を掛けています。この池の常連さんかしら?両ウドンの底釣りと聞いて松岡氏はちょっと時間が掛かるかも知れないけど、いいと思うよと答えています。ふむ。そうなのか。
10時まで頑張ったものの、一向に好転する兆しがありません。これではイカン!と釣り方を変えて底釣りにします。目を付けていた両ウドンの底釣りです。左隣の釣り人には魚が1枚しか釣れていませんので、この釣りもどうかな?と思うところですが、18尺で沖を撃つことで、状況が異なるかも知れません。
ところが、取り出そうとしたシマノ峰匠18尺が竿ケースに入っていません。オーマイゴッド!忘れちまった!仕方が無いのでダイワ五天聖18尺を出します。せっかく10月に両ウドン用にと買ったのに。
道糸はPE0.3号、ハリスは0.3号30-35cm、ハリはコム3号、ウキはリコーサーバンスのさみだれソリッドトップウドン用4号(トップ塗り直し済)を付けましたが、さすがにオモリが軽すぎて振り込めないし、目盛りも見えないので、同6号(トップ塗り直しなし)にしました。
えさは野本釣具店のニュー黄うどんを標準水量の130ccで作り、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーで絞りました。まぶし粉は底そのまんまです。
えさを打ち始めると左の釣り人が底釣りですか?何尺?と聞いてきたので、18尺です。両ウドンです。僕はこの釣り修行中なんですと答えると、気さくに13尺ではアタらないから15尺にします。長い方がいいと思いますよとアドバイスをくれました。ええ人や。
えさを打っていくと、時折モヤーとサワるのですが、食いアタリが出ません。ウキ下の調節をマメにするのですが、PE0.3号は送り込みで振ったり、タナをいじる度にトラブルが出ます。う~ん、扱いにくい…。タスキ振り専用糸かしら?
糸と戦っている間に左隣の方はアワせる回数が増えてきました。やはり長い方がいいですね。どうです?アタります?と尋ねるので、糸と戦ってますとは言えず(笑)アタりませんねぇと答えたら、では、このまぶし粉使ってみてくださいと分けてくれました。おぉ!とてもええ人や。
聞くとまぶし粉が古いと臭いが抜けるので良くないのでは?と考えておられるそう。三国池で売っているクランブルに野本釣具店のまぶし粉を混ぜていました。
これで私は好転したのでまぶし粉だと思うんですよねと仰る言葉を受け、頂いたまぶし粉で打ち返すと、サワリが増えてきました。小さいモヤッとしたアタリをあわせると、魚が掛かって重さが伝わります。
おかげさまで釣れました。ありがとうございますとお礼を伝えると、ニコニコと笑っておられます。ええ人や。今日の師匠になってもらいましょう(笑)。
この後、左隣の今日の師匠はビシバシとアワせるようになり、4~5枚連続で釣ったりしていました。上手な人がやるとこんなに違うのね。
僕はというとかなりアタリを待っていましたから待ち過ぎですよ。ドンドンえさを打っていかないとまぶし粉が剥がれなくなりますよとのアドバイスを頂き、打ち返しのペースを上げます。すると1目盛り入るわかり易いアタリが出て、3枚目が釣れました。
この直後、左隣の今日の師匠はサワリが減ってきました。そちらはどうです?と状況の変化を聞いてきました。僕は今ちょうど釣れてよくなってきましたよと答えたのですが、やはり同じ釣りなら長い竿の方が良いのかも知れません。アドバイス通り、ペースを上げて良くなりましたから。
僕もちょっと待ち過ぎていたかな?と左隣の今日の師匠がえさ打ちのペースを上げたら、アワせる回数が増えていたので、やはり打つことは重要ですね。
他に魚が回っている感じですねと、人災を避けて魚が回遊している可能性も示唆しておられました。我々の釣り座は近くに他の釣り人が居ませんので、混雑を避ける釣り座選びも重要となりそうです。
もちろん基本的な技術も重要で、僕の釣り座は沖に向かってやや深くなっています。えさ打ちの場所が遠いと深くなじみ、手前だと急になじまなかったりします。えさ打ちの場所、ウキを立たせる場所を一定にするようにしながら、ウキ下をこまめに調節して、良いアタリが出るようにするのが肝要なのですが、モヤッと振れたようなアタリをあわせて、どうにか4枚目を掛けました
15時前、光線具合でウキが見えなくなってしまいました。ウキが黒い一本の棒に見えるのです。これをシオに左隣の今日の師匠は納竿されました。
僕はアガリ一枚を釣らねば帰れない!ともうちょっと粘って、えさを振り込みます。15時を回るとウキが見えるようになってきたので、今がチャンス!と少し力んでウキが少し手前に立った投で、小さくチクン!と動いたアタリをアワせると、アガリ一枚が釣れました。
良かった、これで帰れると安堵したところで、左隣の今日の師匠は喜んでくれてお先に。また機会があったら一緒に釣りましょうと爽やかに帰られました。ええ人やったなぁ。
結局、長竿のウドンセットで1枚きり、両ウドンの底釣りで4枚の計5枚しか釣れませんでした。さて、来週の例会はどうしよう?頭を抱えてしまいました。
風の無い好条件でさえ長竿のウドンセットはあまりに釣れなかったので、この釣りは多分捨てます。好みの問題(笑)で多分底釣り。でも両ウドンはまだまだ難しい。風が吹いたら短竿のチョウチンウドンセットになりそうです。どれもこれも釣れる気がしないなぁ。
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