三和新池に行ってきました
道満へら鮒会の12月例会が三和新池で行われましたので参加してきました。
昨年より当会の例会会場となったのですが、その際は所用により欠席したため、この池での例会は初参加となります。行く道も分らなければ辿り着けない、とさる11月25日、12月2日と試釣を重ねて、道順だけはバッチリです。ところが今回はここ数回ゲスト参加されているM氏が車に乗せてくれましたので、覚えた道順も出番無し(笑)。まぁ来年以降に活きますからオッケーです。
無事、三和新池に到着し、朝礼の後、池に入ります。東桟橋に入ってみたのですが、先に例会のある組が東桟橋に入りましたので、釣り座がありません。奥まで行って、西桟橋に戻ってくると、中央やや奥よりの東向きにO氏とM氏が既に座っていましたので、O氏の右に一席空けて座ることにしました。
天気予報では朝のうちは無風、その後西風が次第に強くなる、との予報です。できれば西風を背にする釣り座が良いなぁと思っていましたのでまずまずです。右側の岸までには誰も座っていませんので、人災の影響も少ないでしょう。
前回の試釣では宙釣りのウキが動きませんでしたので、両ウドンの底釣りをやります。
竿はシマノ峰匠18尺。前回忘れてしまいましたが、今日は忘れず持ってきました。でも例会でいきなり使うっていうのはどうなの…?と独りでツッコミながら竿を継ぎます。
道糸はPE0.3号。ハリスは上下ともフロロ0.35号30-35cm、ハリは上下ともガマカツのT1クワセマスター3号です。ウキはリコーサーバンスのさみだれソリッドトップウドン用6号を付けました。
えさは野本釣具店のニュー黄うどんを標準水量の130ccで作り、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーで絞りました。まぶし粉は左隣の先週の師匠(笑)から頂いた余りを使って、無くなったらあらびきM.V.Pを追加します。
えさを打ち始める前に左のO氏は早くも初物を上げています。彼は19尺の両ダンゴで釣っていますから、同じ底釣りを選んだ僕にも期待が掛かります。3投打ったところで早くもウキにサワリが出始めました。よ~し!と思っていたら、道糸が絡んでしまって仕掛けの作り直しです。トホホイ。
道糸をナイロン0.8号に変えて仕掛けを作り直して再開です。右隣は岸まで人が入って居なかったのですが、この間に3人組の釣り人が来て、右側に入りました。あまり影響はないだろう、と10投ほどしたら、ウキにサワリが出始めます。ヨシヨシ。
ところがここからがなかなかアタらないのです。先々週も先週もサワリは出るのにアタらない、もどかしい釣りが続きました。今日も同じなのかしら…?
ゆっくりと1目盛押さえ込むサワリのような動きをあわせると、初物が竿を絞ります。よっしゃ。
ところがこの魚を撮影した後、うっかり再放流してしまいました。あっ!やっちまった~!例会なのにフラシに入れなかった!。一枚釣れたらフラシを入れようと思っていたのに、フラシの存在を忘れてしまっていたのです。あまり枚数が釣れないこの時期、一枚がとても重要になるかも知れないのに痛恨のミステイクです。
気を取り直して、えさを打ち返します。この日初登場となったシマノ峰匠18尺ですが、事前のリサーチ通りの硬めの先調子です。空アワセでもちゃんとウドンが切れてくれます。しなやかなダイワ五天聖18尺は魚を寄せる感触が心地よい竿でしたが、ウドンが切れないのでちょっとストレスを感じていました。シマノ峰匠18尺は少し重いのが気になるところ。魚を寄せる感触がちょっとゴツゴツした感じですが、結構ヤル気にさせるパワフルな竿です。
早めにえさを切って寄せることを重視していたら、モヤモヤとサワリが出始めます。そろそろ来るか…?と待ち構えていたら、再び押さえ込むアタリが出ます。
連続ヒットで釣れました。やっぱり小さな群れが回遊しているのかしら?このまま釣れ続けて欲しいのだけれど…との願いも空しく、ウキが動かなくなってしまいました。
これではイカン!とえさを打ち返すと、トップの付け根からえさ落ち目盛あたりでウキがぴょこぴょこ動きます。これは底より少し上に魚が居るみたい…?と思っていたら、左隣のO氏も同様の動きが出るらしく、同じような感想を述べていました。
少し浮いている魚を底へ引っ張り込まねばなるまい、とまぶし粉を付けたウドンを指先で揉んで剥がれ難いように細工します。するとウキの動きが落ち着き、またもや押さえ込むようなアタリが出ました。
これで何とかなるかな?と思ったのも束の間、5枚めが釣れるまで少し時間が掛ってしまい、その後は次第にウキの動きが少なくなっていきます。
これ以降はウキに動きが全然出ない、さっぱりな時間が過ぎてしまいました。底休めに、とM氏と一緒に事務所へ行ってお弁当を注文します。
事務所へ行く最中に会長や他の方の様子を見て回ると、あまり釣れていない様子です。僕の左後ろに入った幹事長が良いペースで絞っています。
注文の後、自分の釣り座に戻って再開するのですが、ウキがさっぱり動きません。左隣のO氏は底釣りを見限って、宙釣りに変更しています。
右側に入っていた3人組の連れと思われる人が、右隣の釣り座に入りました。見ると17尺のタナ1本半の宙釣りを始めるようです。直接は被らないな…と思っていたら、沖のロープに掛かるらしく、あー!だの、うー!だの喧しいこと。沖宙は掛かるよとの連れのアドバイスを貰っているのだから、さっさとやめればいいのに。お高い閃光Rが折れても知らないよ。
一方、こちらは11時を回っても現状は好転せず。釣り座まで弁当を届けてくれたので、気分転換にと少し早めのお昼ご飯にしました。
味も悪くないし、結構ボリュームがあってイケる方だと思います。お腹が膨れて少し人心地が戻ったところで再開します。
すると少し冷静になれたのか、えさ打ちを休んだのが良かったのか、ウキにサワリが出てくるようになりました。よ~し、昼ごはん効果だ!と浮かれていたら、ウキが震えるような小さなアタリを捕らえて、久しぶりの魚です。
ここへきての好転はありがたい、と気合を入れ直します。すると分かり易い、鋭く1節落とすアタリが出て、へらが竿を絞ってくれます。
連続ヒットです。地合がやってきたか?と色めき立ったのですが、後が続きません。なんだか続かないんだよなぁ。何枚か抜いたらさっぱりウキが動かなくなります。
懲りずにえさを打ち返すと、またウキが動き出す、という展開は一向に変わりません。サワリが出始めたら、来るぞ来るぞ…と期待が高まるのですが、次にサワリが出たのは30分以上経ってからでした。
すると俄然、集中力が高まります。この機を逃してなるものか…。数少ないチャンス、しかも今日は長続きしないんだから!
ツン!と分かり易いアタリをハッシ!とあわせて、どうにかツ抜けのへらぶなが掛かりました。
ここでも連続とはいきませんでしたが、一投おいてのヒットです。ところがやっぱり後が続かない。釣れる時とウキが動かない時の差が激しいので、小規模な群れが回ってくるような気がします。
そして、今度は延々、気配の無い時間帯に逆戻りする…と。本当にイイ時と気配の無い時がハッキリする状況でした。そして今度の波は長く2時間を越える停滞となってしまったのでした(泣)。
全然追加できないまま、14時30分になって、終わりの時間が気になります。今回は検量係を仰せつかっているので、早めに釣りを終えて後片づけに取り掛からなければなりません。何とかもう一枚、と粘って、1目盛を抑え込むようなアタリであわせて、最後の悪足掻きを試みます。
今日の傾向から、一枚釣れればもう一枚くらいはイケるはず、とえさを3投ほど振り込んだのですが、残念ながら追加ならず。終了としました。
釣果は12枚、計量は11枚で7.2kgでした。トップは西桟橋の西向きに入った幹事長で17尺タナ2mのウドンセットで19.2kgでした。またもやトップの半分釣れなかった…。トホホイ。
優勝した沖宙半端ダナは、試釣で僕も試してウキが動かなかった釣りですが、この日は土曜とあってお客さんがやや少なく、混雑がかなり緩和されたようです。
この2回の試釣から底に魚が居るんだけど、ウキがモヤモヤするだけでアタリが出ない傾向を、どうにかしたくて両ウドンにしましたが、とても打開策と言える程の釣れ具合ではありませんでした。どうにかならないものかなぁ。
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