阪奈園へら鮒センターへ行ってきました
帰省に乗じて釣りに出掛けることにしました。冬の大阪となれば狙うは一つ。ウドン池入門です。寒くなるとやりたくなる両ウドンの底釣り、今月の例会ではイマイチ釣り切れなかったので、本場で修行します。
遠征になるので道具は事前にパッキングして実家へ宅配便で送ります。ウドンの釣りは道具が少なくて良いのですが、防寒グッズで荷物が膨れてしまいました(笑)。
というのも、今回目星を付けた釣行先は阪奈園へら鮒センターです。ネットでウドン池を調べて見つけ、大阪府大東市に行かねばならないというさる事情から白羽の矢を立てたのですが、実際にはもはや生駒の山中になるとか。随分と寒そうなので備えを強化した次第です。
6時半頃に実家を出発し、7時半頃に道に迷いつつも無事到着しました。
事務所で料金を支払い、池のペレットと白ウドンを購入します。事務所から見て左の1号池は自由釣り池で底釣り規定なし。右側の2号池が底釣り池でウドンのみ使用可能です。
水深など釣り座による違いはあまり無い、とのことです。事務所を背に池に向かって右斜め前から太陽が昇ってきます。天気予報では北西の季節風が強くて3mとのことでしたから、2号池向きだと風が背中から、になります。
2号池を見ると、奥の通路(桟橋?)にはお客さんが結構入っています。2つの池の間の通路は、真ん中あたりにお客さんが入っているので、池の奥よりに釣り座を構えました。
開店準備を始めます。荷物は極力コンパクトにまとめました。長物は、竿がダイワ孤月峰9尺一本きり。お気に入りの竿掛け寿光作一本半ものと玉の柄榎昭作一本もので計3本と厳選しました。
仕掛けは道糸PE0.3号、ハリスはフロロ0.35号30-35cm、ハリは上下ともガマカツのクワセマスター3号、ウキはリコーサーバンスのさみだれウドン用ソリッドトップ1号(トップ塗り替え済み)です。
えさは野本釣具店の速攻黄うどんを標準水量の130ccで作り、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーで絞りました。まぶし粉はあらびきM.V.Pと先程買ったペレットを混ぜました。先程買った白ウドンは速攻黄うどんでダメだった場合の保険としてとっておきます。
水深を測ってみると、1.5mちょっとというところでしょうか。1目盛分ずらしを掛けてウキをセットします。釣り始めたのは8時半過ぎでした。
硬い先調子の竿ですので、たすき振りでえさを打ちます。ウキはゆっくり左に流されて、1目盛沈みますので、少し深いようです。ウキのえさ落ち目盛が出てこないので少しずつズラシを掛けていきます。ところがこれが罠だったのです。
えさを打ち返せど、ウキが動きません。冬の寒い朝だし、活性が落ちているのかな?と思って、小さいサワリでもドンドンあわせて様子を見るのですが、ときおりスレで掛かるだけです。
瞬く間に時間が過ぎてしまって、太陽は昇ったものの、雲に隠れてあまり陽が差していません。10時頃になってようやく雲の切れ間から陽が差して暖かくなってきました。これで少しは活性が上がって、ウキにも変化が出るはず…と思っていたら、相変わらずサワリが出ません。
回りを見渡してみても、右隣の人は11尺の沖撃ちながら、ポツポツと絞っています。向こうの桟橋でも、上手な人は悪くないペースで釣っているのです。この釣り座に魚がいないのかな?、ここは思いきった対応をしないとマズい…と思い始めた時、もしかしてウキ下が深過ぎる?と思い当たりました。
ここからは少しずつ、ウキ下を短くしていきました。するとトップのナジミ幅はあまり変わらず、トップの戻り(ナジんでから浮き上がってくること)も少し早くなってきました。
もっとウキ下が浅くてもいい?と疑っていると、ゆっくりと1目盛抑え込む動きが出たので、すかさずアワせると、バッチリ掛かって、初物が釣れました。
とりあえず釣れたので、ウキ下はそのままで続けますが、何投かしてみて、やっぱり少しずつウキ下を短くすると、またもやゆっくりと1目盛抑え込む動きで2枚めが釣れました。これが約30分後の11時4分。ジリジリと少しずつ短くして、約20分後の26分に3枚め。また短くしていって、次は17分後の43分に4枚めが釣れて、次第に正解のウキ下に近づいてきた気がします。
すると、5枚めが50分に、6枚めが58分に、12時3分には7枚めが釣れて、突然の固め撃ち状態になりました。ツン!と鋭く1目盛落とすはっきりしたアタリが出るようになってきました。やっぱりウキ下が深過ぎたんだな。
ふと時計を見ると12時を回っていました。調子が上がってきたところですが、昼食を食いっぱぐれては大変と事務所へ行きます。事務所の建物の半分は食堂になっていて、天ぷらうどんを注文して暖をとります。
温まったところで釣り座に戻り、釣りを再開します。底休めで一発!なんて期待もしたのですが、ウキは動きません。ならば魚を寄せ直し!とえさを打ち返し、12時48分に8枚めを釣って、またもや少しずつウキ下を浅く調整していきます。
結局当初底立てした上ハリトントンから3cmくらいのズラシまでくると、次第にウキの返りが早くなってきました。朝よりなんとなくウキの動きにメリハリが付いてきたな…やはりウキ下が深かったんだな…と思っていると、ようやく適正なウキ下になったようで、明確なアタリが出るようになりました。13時26分に9枚めを釣ったら、これ以降、俄然ペースが上がったのです。
13時47分11枚め、14時2分12枚め、16分13枚め、21分14枚め、31分15枚め、37分16枚め、39分17枚め、55分18枚め、57分19枚め、と14時代は時間8枚の絶好調ペースになりました。気温が一番高くなる14時頃は、池の水温も上昇する冬場の一番アツい時間帯です。この時間帯までに適正なウキ下に辿り着けて一安心、といったところでしょうか。
15時になって、そろそろ終わりの時間が気になり始めます。
15時も過ぎたし、もう終わろうかな?と後片付けに取り掛かったら、周りの人達はまだ釣っています。やっぱり続けようかな?などと逡巡しているうちにズルズルと継続決定(笑)。太陽が傾いてきて気温がぐんぐん下がりながらも、27分21枚め、33分22枚め、40分23枚めと釣って、さすがにそろそろあがろう、と決心します。
初めはどうなることかと思いましたが、だんだん良くなる法華の太鼓ってヤツでした。底釣りはこうでなくっちゃ。でも最初からもっと早くに適正なウキ下に辿り着かないとね。まだまだ修行が足りません。釣れても釣れなくても宿題を貰う釣りであります。
Copyright (C) びぃ,2012-12-24,All-Rights Reserved.