次第に大きい魚へ挑戦します
自作のへら竿『から竹』は改良後、通算100枚を突破しました。これからはどこで使えるのか、快適に釣りができるのか、少しずつ大きい魚に挑戦しながらアチコチに武者修行の旅へ出掛けたいと思います。
今回白羽の矢を立てたのは、岩槻にある村国園です。過去に一度行ったことがあるのですが、平均が9寸から尺くらい。聞くところによると時折デカいのが混じるとのことです。こういう時折来るデカいのに対応できるのか?というのが、今後の検証課題です。
のんびり家を出発し、道に迷いつつ池に到着すると、意外にたくさん車が停まっています。事務所に行くと、西側が例会と書いてあります。東側を覗くと奥に入れそうな空きがあったので、料金を支払って入場します。
池の奥から10席めくらいの空きに入って、開店準備を始めます。
釣り方はメーター両ダンゴです。毎年8月の例会前は強化月間ですので(笑)。道糸0.7号、ハリス0.4号16-23cm、ハリはバラサの5号、ウキは極心の4番(ボディ5cm、カーボン足7cm、パイプトップ9cm)です。えさはガッテン:水を480cc:120ccで作りました。
えさを打ち始めると、5,6投ほどでサワリが出始めました。そろそろアタるかな?と思っていると、ツン!とアタリが出て、初物が釣れました。
12分、16分と順調に釣れたのですが、その後、アタリが出なくなってしまいました。ウキがポコポコと跳ねあげられ、落ち着いたかな?と思ったら、静かになってしまいます。えさを練り込んでもたせてタナへ捩じ込む…とも考えたのですが、これはもしや?とトップ付け根で出たアタリを合わせると4枚目が釣れました。
またもや落ち込みかい…と、PCムクトップのウキに交換します。カーボン足のウキを試そう…と取り出したのは孤山のPCムクトップ6番(ボディ6cm、カーボン足7cm、PCムクトップ10cm)です。このウキでは、バラサの5号2本分のハリの重さを背負いきれないのですが、トップが沈没する前のアタリで釣っていこうと決めます。
9時51分に5枚めを釣ると、54分、10時5分、9分、16分、21分、23分と釣って11枚です。ボディーが少し出た状態でポコポコとアタるので、数は伸びるけど、このままでは例会の練習にならない反則ちっくな釣りだから…とウキを変えます。
忠相のリズムシャローのサイズL(ボディ6cm、カーボン足9cm、グラスムクトップ11cm:旧モデル?)にします。ハリ無しでトップ付け根の赤い目盛りが半分沈むところでオモリ調節すると、ハリスを23-30cmにして、バラサの5号を背負って4目盛り沈んで止まります。これはヨイ、と使ってみると、やはりウキが立ってすぐのアタリを取る釣りですが、一応ボディが沈んでからなので反則ではないかな…?使いやすいです。うむ。気に入った。
10時45分に12枚目を釣って、48分、53分、57分、11時ちょうど、6分に17枚めと、やはり勝負の早い釣りです。
こうなればウキの違いをあれこれ試してみたくなります。次は碧舟のSnappyのLサイズに変更して、フカセの釣りに初挑戦してみます。
全6目盛りのトップの3目盛り出し、とえさ落ちを沈め気味に設定し、えさには手水を打って柔らかくして、振り切って投入します。素早くウキが立つので、トップが馴染んでいく途中の小さいアタリを凝視するのですが、イメージ通りにはアタリが出ません。結局釣れないまま時間が過ぎていくばかりなので、やめてしまいました。
結局、ウキをリズムシャローに戻します。すると12時12分に18枚めが釣れますが、次第にウケが少なくなり、トップがなじんでいく途中のアタリになってきました。22分、32分、34分、49分に22枚めと、昼の地合落ちを感じながらポツポツと拾っていきます。
グラスムクのトップではスーッとなじんでしまうことが増えたので、ウキを孤山のPCムクトップ6番に戻します。13時15分に23枚めを釣りますが、トップ付け根でのアタリが減り、あわせても空振りが目立つようになってきました。25分に24枚め、35分に25枚めと拾った後、大きく穴が開いてしまいました。
この頃には少し集中力が切れてしまいました。のんびりタバコを吸いながら、ボーっと釣っている時間になってしまい、14時を回って終了の時刻が近づいてきました。最後にえさを少しだけ作って、いくつか釣って終わろうと、開きの早い出来立てのえさをパカスカ打って、ウケを出すようにします。
水面下にうっすらと黒い影がちらほらするようになって、14時21分、55分と釣って、これが最後の一枚となってしまいました。
対岸の例会の方が30数枚と言ってましたので、まあまあの釣れ具合、といったところでしょうか。時折混じるデカいへら、というのは釣れませんでした。
この日も一日やって、竿は無事でした。尺を切るくらいのへらであれば、特段の問題は無いようですが、なんだか印籠芯(フェルール・プラグ)の傾きが目立つのか、カクカクした継ぎが目立つようになってきた気がします。メス側の中の竹が削られているのかしら?何だか少し気になります。
もっともっと使い倒して、その先に現れる問題を炙り出していかないと、長く安心して使える竿かどうかは見極められませんね。
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