プチ探検に出掛けてみました
彼女が住む埼玉県東部の町に釣りに出掛けました。以前より目星は付けていたのですが、なかなか機会が得られませんでした。前日の西湖釣行で疲れた体で、遅く起きた朝には丁度良い機会、時季も良いし、いざプチ探検と11時前に出掛けました。
道中、混雑する前に昼食をとり、12時過ぎ、最初に訪れたのは市場の横にある水路です。大通りから少し入ったところなのに、へらぶな釣りの釣り人が5~6人、既に竿を出していました。地元のメッカなのかしら?対岸から邪魔にならないように、竿を出します。
竿は小継ぎの真鮒竿9尺、道糸1号、シモリ浮きにハリス0.8号7cmに袖5号の2本バリの仕掛けです。えさはキヂを使いました。
藻の周りにえさを落とすと、水深が浅く、急に落ちる感じだったので、ガン玉を2BからBに落とします。岸近くの方に投げて、ゆっくりとえさが底まで落ちて、しばらく待っていたら、僅かな魚の感触が伝わります。
ギル子ちゃんがご挨拶(12:35)
小鮒ちゃんはいないのかな?とアチコチえさを落としてみると、僅かにウキが動いて、再びギル子ちゃんが釣れました。
藻の中では、時折大きめの魚がバシャッと跳ねるのですが、外側には出てきてくれないようです。もう一匹小さいブルーギルを追加して、このポイントを諦めました。
テクテク上流に歩いていくと、橋が架かっています。橋の上から覗き込むと、40cmくらいあるんじゃないか?と思われるブラックバスが3匹、ポカッと浮いて日向ぼっこしています。
目の前にキヂを落とし込んだら一発で釣れるんじゃないか?と思ったのですが、竹の小鮒竿では手に負える代物ではありません。次回はアイツをやっつけてやるか!と、足をさらに上流に伸ばします。
水門の脇が堤防になっていて、こっちへおいでと言いたげな階段がありました。テクテク登ると、そこは素敵な場所でした。
おお!PARADISO!
一目見て気に入りましたよ。こんなところがあったなんて。次回は釣り台を持ってきて、へらぶなを中心に、色んな魚を相手に一日のんびりじっくり釣りたいなぁ、と思いました。
とはいえ、今日は短竿の探り釣りの道具立てです。エンコ釣り(座って腰を落ち着ける釣り)の間ではロクに探れませんし、迷惑になります。写真左の土手の向こうに細い用水路があるのを目ざとく見つけて、覗き込みます。すると…。
いかにもな用水路
いかにもな用水路がありました。ここなら…と思っていると、足元でカエルが慌てて水に飛び込み、コイが水面でパクパクやっています。コイは水面を流れる小さな花びらのようなものを食べているようです。これなら真鮒もいるでしょ?とえさを投げ込みます。
4~5投したでしょうか。壁際でアタリが無いので、用水路の真ん中に投げ込んで、しばらく待っていると、シモリ浮きが小さく引き込まれます。ハッシ!とあわせると、ククン!と小気味良いヒキが感じられて、浮かせた魚を手網に抜いて、狙い通り小鮒くんとご対面です。
やったー(13:46)
まだいるでしょ?と続けて投げると、またもやシモリ浮きがツツーと動いて、あわせると、今度はグン!と先ほどよりも強いヒキが伝わります。寄せてくると、これはちょっと抜けないサイズ。慌ててフェンスを回り込み、手網に導いたら20cm超の良いサイズでした。
これは望外の良型…と記念撮影しようとしたら、バタバタと暴れて逃げられてしまいま した。まぁいいや。次も釣れるだろう、と思っていたら、悲劇が起きてしまいました。
次にちょっと手を伸ばして、遠くまで投げて探っていると、またもやシモリ浮きがツッ!と引き込まれたのです。すわ!と合わせると、ギュン!と強烈に向こうに走られました。ヤバい!コイだ!と思った瞬間、スポン!と穂先が抜かれてしまったのです。あー…。竿が寝ていたからなぁ。
こんなにまだあったのに
残念ながら、これにて強制終了となってしまいました。まだまだたっぷり用水路を探ろうと思っていたのに。この写真の一番奥が穂先を抜かれたところです。とほほい。
それでも諦めきれずに穂先を探しましたよ。この用水路を覗き込みながら、穂先はどこかいな~。ウキが浮いてないかいな~と捜索するも、穂先は見つかりませんでした。コイに引っ張られて、水底に沈んだ枝にでも引っかかったかな?
事件の現場を対岸から
横着しないで、最初からこちら側から釣れば、こんな悲劇に遭わなくてすんだのに…と思っても後の祭りです。現場からエノさんにコイに穂先を抜かれました。替穂を作ってくださいと、お願いメールを送ることしかできなかったのでした。
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