トップ釣行記

恒例のイイダコ釣りへ

すっかりおなじみになりました

2014-10-19

 今年もイイダコ釣りに行きたい!とリクエストを頂きました。えさの交換がいらない、内湾で波が比較的穏やか、食べて美味しい、午後出船なら早起きしなくて良い、食べて美味しい、と彼女のハートをガッチリ掴んで以来、暑さが収まる頃から今年はどうかな?とイイダコの釣況が気になり始めるようです。

 いつもの千葉県富津川崎丸のサイトを覗いていると、今年はイイダコの成長が遅れているようです。10月に入ってから本格スタートし、潮の流れの速いところが良いとのこと。そのせいか長潮若潮の18・19日が狙い目かも?とのサイト情報がありました。船長のお勧めとあれば行くしかあるまいと19日に釣行と相成りました。

 10月19日はあいにくの東京湾アクアラインを通行止めにしたマラソン大会が開催されます。京葉道路から館山道を使うルートしか選べないため早めに集合し、富津港へと向かいます。

 港近くのコンビニで昼食の焼きたてパンを購入し、港へ着いたら親子連れなどで大盛況です。受付を済ませて、いざ乗船。

良い天気に恵まれました
乗船しました(12:40)

日頃の行いが良いから?
出船前の風景です

 少し遅れて船は富津港を出て行きます。少し走ります、とのアナウンスの後、最初に着いたのは第2海堡の近くでした。

船酔いの心配無し
海鳥も和むベタ凪っぷりです

 天気は最高、風も無く、波は穏やか、絶好の釣り日和です。
 今回、1.8mのシロギス竿を忘れてしまったので、二人とも1.5mの貸竿で釣ります。多分3号くらいの黄色いナイロンラインの巻いてあるスピニングリール、貸し出された8号のイイダコテンヤはお馴染みの道具です。

 込み合う船内ですので、隣の人とおまつりしないように気を遣います。最初のポイントでは空振りで、小移動した後に船内第1号を釣ったのは、左隣のうちの彼女です(笑)。

船内第1号!
釣れました(13:34)

 とはいえ、決して好調なペースというわけではなく、むしろ非常に乗りが悪い感じでした。14時までの30分程かなり集中してやったのですが、僕にはさっぱり釣れず、集中力が切れてお先に船上お昼ゴハンを頂きました(笑)。

 そんな中、彼女は頑張ってポツポツと数を伸ばしていきます。潮は左へ流れているようで、左舷に乗った我々は、道糸が船下に入っていくケースが多く釣りにくかったのですが、頑張って釣っていました。どうやら船下で乗るケースが多い?と気付いた時には、僕に遠くに投げない方がいいみたいと耳打ちすると同時に、船べりぎりぎりにテンヤを投入するなど、放っておいても自分なりの工夫をしています。う~ん。藍より青いな。

 本人は、隣とおまつりするのを避けただけ、とか、頑張って釣らないとから揚げ食べられないし、などと言っていましたが、自ら楽しむ術を心得ているので有難いです。
 16時まで頑張って、僕が5匹、彼女が14匹と3倍近い差が付いてしまいました。もはや僕の方が釣れる日が来ないのではないか?と言うほどの上達っぷりです。総量としてはちょっと物足りない感じですけどね。

 帰りは市原SAで休憩し、高滝産の新米を見つけたのでこれでタコ飯を作ろう!と購入。アクアラインが渋滞していたので、京葉道路周りで帰るとすっかり遅くなったので、イイダコはジップロックに入れて冷凍します。そのまま冷凍しておくと日持ちするし、ヌメリが取れ易いと聞いたので、日曜の夜遅くに無理して料理するのはやめました。

 結局、イイダコを食べたのは11月2日(日)の夜でした。下処理で墨袋を破ることなく綺麗に取り出す彼女の手際はもはや手馴れたもの。手も一切黒くなりません。
 どうやって食べようか?と相談し、できた料理はイイダコのタコ飯、イイダコのから揚げ、イイダコと舞茸とアスパラのバター炒めと、イイダコづくしの3品です。他に根菜のきんぴら、小松菜のおひたしと惣菜を買い足しました。

旨そう
晩ゴハンです

ちょっとピンボケ
イイダコと舞茸とアスパラのバター炒め

 イイダコと舞茸とアスパラのバター炒めは、少しすだち果汁をかけて仕上げました。料理(特に舞茸)の分量が多かったかな?と思ったのですが、食べ始めると、旨い旨いと思いのほか全部食べられました。これもすだちのさっぱり感があったからではないか?と思います。バターだけだとちょっとクドくなりますから。

iPhone5cは接写がヘタだな
タコ飯です

 間違いの無い旨さ、さすが定番料理です。新米を使うとただ炊くにしても水加減が難しいのですが、今回は上手くいきました。お代わりしたのは言うまでもありません。

久しぶりに釣った
イイダコのから揚げ

 から揚げは積年の課題でした。昨年はイイダコが爆発したため揚げ過ぎ、一昨年は鍋が小さく湯温が下がってカラッと感が足りない、と、何とか上手に作りたいとの思いがありました。今年はやはり少しイイダコが爆ぜたものの、ちょうど良い感じで揚げてもらい、美味しく堪能することができました。

 多分頭の中に水分が残って爆ぜるのでは?というのが彼女の推理です。そう考えると下処理が上手になった去年、今年に爆ぜたのも納得がいきます。今度作るときは頭を少し切る穴でも空けておこうと、美味しいものには貪欲な二人でありました。

 イイダコ釣りは、普段釣りをしない家族を誘って、一緒に料理を作るところまで楽しむのにピッタリですよ。オススメです。

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