2年ぶりに鶴見の新明丸へ
週末の釣行をひとつテンヤマダイと悩んでいたのですが、17日(土)は風雨強く、ウネリありとの予報から沖に出るのをやめました。翌18日(日)にもう一つの候補であったハゼ釣りに行くことにして、昨年あまり活躍できなかった和竿を堪能すべく、2年ぶりに鶴見の新明丸へ行きました。
6時前の電車に乗って到着した鶴見駅から歩きます。駅前のコンビニでゴハンを購入し、新明丸に着いたら、ハゼの乗船受付を行い、ハリス付きハリを購入します。お勧めされたのはハゼバリ7号。なんか思っているよりハゼが大きい予感がします(笑)。
船に向かうとハゼ船はお客さんで満員です。船長が釣り座を調整してくれて右舷胴の間に入れて頂きました。早速釣りの準備を始めます。
今日の道具
竿は竿昭作ハゼ中通し竿9尺5寸、恐らく1.5号の黒染めの道糸、途中に極小のスナップサルカンを通して遊動式にしてナス型オモリ3号をセットします。道糸の先に自動ハリス止めサルカンを結んで、ハリス1号付きハゼバリ7号を、ハリス約8cmにして止めました。
船が桟橋を離れると、橋をくぐってすぐに減速します。ほんの数十メートルといったところ。どうやらポイントは鶴見川の中のようです。
釣り開始の合図とともにえさを投入しますが、なかなかアタリが来ません。しばらくすると左隣の二刀流のお客さんに初物が釣れています。チラリと見ると結構大きい。
こちらにはなかなかアタリが出ません。あれこれ試して、えさのアオイソメのタラシを長めにして、あまりオモリを小突かないで待つと、ようやく待望のアタリが出ました。
う~ん?夏のように頻繁にアタるわけじゃない?ちょっと食いが渋い?ハリスを10cmちょいくらいに少し伸ばして、底にえさを置く時間を長めにして、アタリを出していきます。
一本の竿でのんびり釣っているので、そこそこの釣れ具合ですが、ちょっと束(100匹)には届きそうもないペースです。それでもプルプルと引っ張る感触は和竿ならでは。丁寧に一匹ずつ掛けてヒキ味を楽しんでいると顔がニヤけてしまいます。右隣のお客さんも楽しそうだねぇ。ヒキを楽しむならやっぱり和竿だねぇと声を掛けてくれました。
こんなのが楽しませてくれます
左隣のお客さんは、少し変わった道具を使っていたので、お話しを聞いてみました。へら竿を改造したという竿は全長1.5mくらい。チヌ筏竿のしなやかな穂先を繋いでいるので、鋭角に曲がり込みますが、柔らかいからアワせなくても掛かるよと仰る食わせ重視の竿です。この竿尻にワカサギで使うような小型のリールが付いていました。
仕掛けは太鼓オモリを使われていて、長短の2本バリ。ハリス寸は長い方でも10cmくらいですが、一匹のアオイソメにハリを2本掛ける孫バリスタイルでした。これがハゼにアピールするのかしら?でも途中で一本バリになってたような気もします。
このお客さんは最後に船長に釣果を訊かれ147匹と答えておられました。新明丸の釣果情報ではトップ188匹。束釣り6人とありましたから、釣る人はやっぱり釣るのですね~。
右隣のお客さんはリール竿、他にも和竿の二刀流の方もいました。めいめい好きなスタイルで楽しめるのもハゼ釣りの気楽で良いところですね。
この日はほとんど重みを感じてのアワセで掛かること無く、プルプルっというアタリでしかハリ掛かりしませんでした。当然食い逃げも多く、思ったほど数が伸びなかった…という感じで、58匹の釣果でした。やっぱり上手な人と差が出るなぁ。
帰宅してから彼女に手伝ってもらってハゼを捌きました。数がいかなくても良いサイズが混じったのが幸いです。大半を甘露煮、ハゼ出汁にすべく、素焼干しにしました。数匹をその日の晩、洗いで食べて、残りは翌日一人で天麩羅祭りです(笑)。
今回は型に恵まれ、和竿でハゼのヒキ味を充分堪能できました。二刀流も良いのですが、一本でじっくり楽しむ方が性分に合っているようで、やっぱり時季が来たら一年に一度は楽しまないとね…と、ニヤニヤしてしまうのです。
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