バイク乗り入れ不可のキャンプ場対策に
2019年11月2~4日バイブズミーティング@栃木にトレーラーを牽いて参加するにあたって、ふと思い当たりました。駐輪場とテントサイトって離れてるよね…?
グローブトロッターにテントなどのキャンプ用品を入れても、現地に到着してからが問題なのです。このカバンは車のトランクからホテルマンが取り出してカートに乗せるものであって、僕が手で持ってテントサイトを探してウロウロするものではないのです。
従ってカバンから中身を出して、駐輪場からテントサイトまで運ぶ方法を確保しなければなりません。そこで白羽の矢を立てたのが背負子(しょいこ)です。
釣り人には意外と馴染みのあるアイテムで、僕も一個持ってます。地磯釣行にはもはや必須アイテム(ザックではバッカンを運べない)で、渓流遡行の人にも使われているかな?早速これをグローブトロッターに入れようとしたらデカすぎて入りませんでした。当たり前か(笑)。
背負子
僕のはノーブランドのものですが、ほぼ同じものがプロックスから出ていました。これの幅の狭いМサイズなら横は入るのですが、縦はやっぱりハミ出します。アルミパイプを切っちゃうか…?と思ったものの既に生産終了になっていました。
仕方が無いので、改めてちょうど良い背負子はどれだ…?と探します。要件は1.コンパクトに折りたためてグローブトロッターに収まるもの。2.最大積載重量なんて少なくてよいから軽いもの。3.リーズナブルなもの。
条件ピッタリのものは見つけられなかったので、上州屋で買った3in1カート(税抜)2,980円を改造します。折りたたんで収納できて軽量、しかも椅子/カート/背負子の3種類に使える素晴らしい商品です。
3in1カート(上州屋Gett)
僕の欲しい機能は小さく折り畳めて軽量な背負子なので、椅子/カートの機能は不要です。部品を取り除いて、さらにコンパクトを目指します。
ラジオペンチで車輪を抑えるフタを取り外します
取っ手とストッパーを取り外します
ストッパーはこれです
取り外した後の穴にはバリがありました。肩紐を掛ける部分はちょうど丸くなっていて、いかにもズルっと下にズレ落ちそうなので、滑り止めとバリ隠しを兼ねてグリップテープを巻きます。
肩紐を掛ける部分にグリップテープを巻きます
車輪の付いていた車軸が長く、カバンにギリギリ収まるくらいの長さです。カバンに入れて運ぶと穴が空きそうなので、アトリエにお邪魔して、チップソー切断機を借りて左右とも約20mm程切り落とします。
このままだとフレームが撓んで抜けて車軸が抜けそうなのでハンマーで叩いて切断面を広げて、鉄鋼ヤスリでバリを簡単にさらいました。
車軸が長いので切り落としました
バイブズミーティングで使う予定の道具を揃えて、積載テストを行います。背負子に積載するのは比較的大きなもの、テント・コット・シュラフ・テーブル・チェア・タープ・タープポールです。重いものは背中に寄せつつ、大きいものから順に載せて、荷崩れ防止に気を付けながら、バイク乗りにはお馴染みの網状の荷物ネットを張ります。
こんな感じ
あまり欲張って積み過ぎないのがキモでしょう。登山やハイキングと違って、駐輪場からテントサイトまで、たかだか数分~十数分、数百メートルの距離で、何なら往復すればいいんです。
2017年のコメコメバイカーズパラダイス@寺泊では、欲張って荷物をいっぱい持とうとしたらサドルバッグが持ちにくかったです。これを覚えていた2017年のバイブズミーティング@苗場では、スキー場のゲレンデがキャンプスペースに指定されていたので2回に分けて運びました。1回目はテント・シュラフ・コットだけ持って、坂を登って適地を探し、サイトを決めたら2回目が運搬の本番。荷物を手に持って坂を登るのは結構大変でした。そんな苦労も背負子で大きく改善されそうです。
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