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最近じゃエリアフィッシング
って言うらしい

道具も釣り場も随分良くなりました
RiverRuns AREASPIN Type1 6' : AlphaTackle
BIOMASTER 1000 MgS : SHIMANO

areatackle

 昨今、管理釣り場の人気が高まっているようです。自然の釣り場ではなかなか釣れないからとか、ブラックバスが叩かれてブームが萎んでしまったのでメディア関係がエリアフィッシングと称して管理釣り場の釣りへと力の入れどころをシフトした、などと言われているようですが、新しい管理釣り場が次々にオープンしていて、これらがなかなか侮れないものだったりします。

 僕個人これまではフライフィッシングの修行としてフライを漂わせて食い渋り時の微妙なアタリを取るとか、スモークに向く大きめのニジマスだけを選って釣るためストリーマーをアレコレ試してみるなどテーマを決めて通い、かなり楽しんだりしました。
 そんなマニアックな楽しみ以外にも、職場の釣り部の例会だとか釣り初心者の洗脳(笑)だとかで、意外と行く機会があります。

 この道具はほとんど釣りをしたことが無かった彼女を徐々に釣りに誘い出し、のべ竿の釣りからルアーを使った釣りに挑戦する際に使ってもらうため、大宮の吉見屋で店員さんに見立ててもらって購入しプレゼントしました。2002年秋の頃だった気がします。
 この頃白河フォレストスプリングスに行こうかと話していたので、じゃあ、あそこは魚の平均サイズも大きいし、あまり弱くないしっかりしたこれで。6フィートありますから投げる距離も出ますよ。と勧められました。

 リールも同時に購入したものです。リールに関してはダイワとシマノの差はほぼ無かったので、いろいろ並べられて彼女も悩みました。僕がポロッとこのバイオマスターMgS(2000年モデル)は以前買おうかと思ったことがあると言ったらじゃあソレにするといった具合です。この後ダイワからエリア専用モデルが出たり、今では個性的な道具も増え、選択の幅も広がりました。

 これを持って白河フォレストスプリングス朝霞ガーデン加賀フィッシングエリアなどに行きました。クセもなくスムーズな竿なので、キャリアの少ない人にでも使い易いのではないでしょうか。

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淡水専用の軽いマグネシウムスプールは話題になった記憶があります

areatackle
そんなに高価なものではなかったはずです

 実際には本来の持ち主である彼女より、僕が持ち出す釣行の方が多いです。フィッシュオン王禅寺に行った会社の釣り部の例会の際には、2lbフロロカーボンラインとの組み合わせで感度の良さに驚きました。というのもPRO-KENNEX+Cardinal3やMr.DON StumpMaster+ABU C3といった1980~90年代の道具しか使っていなかったので、技術の進歩を感じることができました。

カヤックでレイクツーリングの合間に
奈良俣ダムでも使ってみました

 会社の釣り部の例会では竿を持っていない初心者もいるので、そんな人にも安心して使ってもらっています。最近のエントリーモデルは安くて扱い易い道具が増えましたよね。

 また釣り場自体も非常に良くなりました。僕のような釣りの経験がある人は連れて行くという立場になるのですが、意外に釣果以外の要素が重要だったりすることに気が付かなかったりします。
 トイレや洗い場が綺麗だったり、レストハウスや休憩ベンチなどの施設が充実していたり、足元を良くして雨上がりでもスニーカーに泥汚れが付かないとか、スペースを広くとってトラブルを避けて殺伐とした雰囲気にならないようにしたりとか、視界に入るところになるべく人工物を設置しない風景作りとか、昔に比べると客がレジャーとして快適に過ごせるノウハウを格段に増やした施設になっている釣り場が増えてきたと思います。
 初心者とか釣りをしない人が感じることが重要なんだけど、魚しか見えていない釣り人ではこういうことって分からないんですよね。

 釣りに連れて行って楽しんでもらうって意外と難しいんですよ。彼女や奥さん息子さんなど、失敗して二度と一緒に行ってくれないという失敗談は僕の周りだけでもたくさんあります。留意すべき点は他にもたくさんありますが、エリアフィッシングはかなり使える選択肢になりました。道具と釣り場の両面で随分イイ時代になったなぁ、と思います。

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