自転車で出掛けてた頃を思い出して
HYUGA 66-6ML 6'6" 6pcs : Megabass
33 Spincast Reel PINK : ZEBCO
2022年5月18日、ヤフオクで一本のロッドをポチっと落札してしまいました。Megabassのヒューガ(HYUGA)66-6MLです。
このひと月ほど前に懐かしいパックロッドを買ったので、久しぶりにベイトリール用パックロッドが欲しいなぁ。バイクに乗ってブラックバスを釣りに行きたいと思ったのでした。
とはいえ近年全くバスを釣っていないのに、新たにバスロッドを買うのはどうなの…?と躊躇われます。他の釣りにも流用できるとはいえ、安いものでないととても買えません。ゆる~くふらふらと探していたところに、偶然これを見つけたのでした。
ヒューガ(HYUGA)66-6ML
長さは6フィート6インチ(約195cm)で6本継。仕舞寸法は39cmです。ロッドソックス(竿袋)およびケースは無し。専用のロッドベルトが2本付属して、6本のピースを束ねて保管します。
購入金額は14,000円。メーカー希望小売価格(税別)が19,800円ですから、それほど値段が下がっていませんが、竿の状態が良かったので妥当だったと思います。
メーカーのキャッチコピーは最初の1本が、最適な1本であったら。新たな価値観を創造するバスロッド、HYUGA。とあり、お求めやすい価格設定からも分かるとおり初心者向けの竿で、2015年に発売されたようです。
1ピースと2ピースの他、6ピースがベイトリール用とスピニングリール用にそれぞれ1機種ラインナップされており、ベイトリール用のこの66-6MLは、レギュラーアクション(先調子と胴調子の中間)でルアーウェイト(適合重量)は1/8~1/2oz(約3.5~14g)、適合ラインは6~12lbです。
竿のプリントです
ブランクには色は濃い紫の塗装がされており、イメージカラーになっています。
ハンドル部分(リールシート+グリップ)
ハンドル部分を見ると、フォワードグリップは無し。ブランクスルータイプのリールシートにセパレートタイプのグリップと、初心者向けらしく近年のスタンダードとも言える構成です。
ガイド
ブランクは研磨なし(アンサンド)で、クリア塗装無しの艶のない仕上げです。ラッピングスレッドは緑で銀色の糸で端と中央に飾り巻きされています。トップガイドの下にシングルフットガイドが6個、ダブルフットガイドが2個の構成です。ステンレスフレーム+SiCリングのガイドでしょうか。リング内径は標準的なサイズです。
ひと昔前の感覚からすると、初心者に6フィート6インチは長めと感じます。昨今の陸っぱり竿はより遠くまで飛ばしたい意向を受けて、どんどん長くなる傾向です。
ベイトリール用の6本継はこの1機種のみなので、自動車を持たない若い子はコレを買っておけばOK!って位置付けのはずです。この竿も初心者=岸から釣る前提で、長めの竿でルアーを沖にブン投げる釣りを薦めてるんですかね?
初心者には手漕ぎボートに乗って軽快なショートロッドで良さげなカバーを次々と撃って、バスってこんな所に付くんだと学んで貰いたいと思うのは、アッシが古いオトコだからでしょうかね…?(苦笑)
ベルトで束ねて持ち運びます
この竿には竿袋(ロッドソックス)もロッドケースも設定されていないので、バイクの積載時に保護する手立てを考えねばなりません。キャンプなどでは特にギュウギュウとカバンに物を押し込んで詰めたり、荷締めロープで縛り上げたりが珍しくないので、折れない工夫は非常に重要です。
流用ロッドケース
手元にあったフライロッド(ブラウンストーン7ft #2-3 6pcs)のコーデュラケースに入れると、長さがちょっと余るものの、太さがちょうどピッタリで入りました。これはちょうど良いものを見つけたワイ、これで行こうかな?と考えています。
一方で、より耐久力の強いアングルのアルミロッドケースが頭をチラリとよぎります。パイプ長が380mmの6フィート6インチ6本継用なら当然ジャストサイズでしょう。
しかし竿を直接アルミのケースに入れると、中で暴れてガイドの脚が曲がったり、ガイドリングがとれたりしないか心配です。保護のために布地のロッドソックスに入れたいのですが、6ピース用は既製品が無いので、彼女に作ってもらうしかありません。
何より14,000円で買った竿なのにケースが7,700円って高すぎるよね?とどんどん課題と費用が出てくるので踏み出せないでいます。
ステッカーを買っちゃいました
ヤフオクでHYUGAのステッカーを見つけた時にアングルのアルミロッドケースなら、表面に貼れば他と見分けが付きやすいと思って買っちゃいました。前述の通りケースが高いのでアングル製を使う腹が決まりません。別の素材で安く自作できないかな…?とも考えちゃいますね。
組み合わせるリールは、ガチの釣りの際にはメタニウムMgDC7を考えていますが、お遊び用に一台買ってしまいました。ゼブコの33スピンキャストリール・ピンクです。
2024年6月17日、キャスティング岩槻インター店でこのリールを見つけました。1万円を超える高級なものなど、いくつかのスピンキャストリールが置いてあったのですが、3,080円と一番安い値札を付けていたこのリールを見て気が付いたのです。金属に着色しているためピンクが紫っぽく見えるな…。これ、ヒューガに合う色なんじゃない?と。
ブリスターパック入りのリールは初めて買いました。おもちゃみたいですね。でも開封しようとハサミで切ったらプラスチックが硬いこと!往生しました(苦笑)
パッケージには日本語が一つも書かれてなくて、売り文句は英語とフランス語とスペイン語の3種です。購入時点では日本国内に正規販売店が無いそうで、これは並行輸入品なんですね。
・All-metal gears
→全て金属製のギヤ(歯車)だぜ
・Ball bearing system
→玉軸受を使ってるぜ
・Patented no tangle design
→特許取得済みの糸が絡まない設計だぜ
・Built-in Bite Alert™
→『魚信通知』™装置が内蔵されてるぜ
・QuickSet™ anti-reverse
→『速攻でキメる』™機構で逆転しないぜ
・Pre-spooled with 10lb Zebco® Cajun Line®
→10ポンドのウチの糸を巻いてあるぜ
と言ったところでしょうか。
バイトアラート™のスイッチを切り替えるとドラグは効かなくなり、キチキチと音を出しながらハンドルが逆転して糸が出ます。ハンドルの逆転切り替えは近年のスピニングリールでは廃止されて見なくなっているので、古い世代には嬉しい機構です。
音を出すのは本来置き竿に魚が掛かったら釣り人に知らせるための機能です。魚が走って糸を勢いよく出ていくことが多いからドラグを緩めに調節して音を出すのがベイトキャスティングリールの基本ですが、このリールはハンドルを逆転させて糸を出す仕組みで竿を持っていかれないようになっています。逆転するハンドルが何かに当たらないように注意が必要ですけどね。
糸の端にはスプール内部まで巻き込まないためのストッパーが結んであります。釣りする時はこのストッパーを外してルアーや仕掛けに結び替えるのですが、これは失くしそうだなぁ(苦笑)。
子供の頃、弟がプラスチック製カバーのスピンキャストリールを持ってました。どういう経緯で我が家にやってきたのか覚えてないんですけど。実際に釣りに使った記憶もないのですが、家の前で投げる練習をしてみたらこりゃ、投げるの簡単だな!と感動したことを覚えてます。
投げ方は、リール本体のお尻にある黒いボタンを押したまま、後ろに振りかぶって前へ投げる時にタイミング良くボタンを離すだけです。何度か練習すればタイミングがつかめるようになります。
どうして簡単なのかは、その独特な構造に秘密があります。
スピンキャストリールは別名クローズドフェイスリールとも呼ばれます。お椀のようなカップで覆われている(顔を覆っているイメージ)からなんですが、カップを外してみると糸を巻く(スプール)部分が現れます。
基本原理はスピニングリールとほぼ同じです。竿に対して直角にスプールがあることから想像が付きますよね。この写真の状態は、ボタンを押して放した(キャストして飛んでいく)状態です。
ハンドルを巻くと白いピンが出てきて糸を引っ掛けます。そしてピンのある金属部(ローター)がくるくると回って糸を巻き上げる仕組みです。
投げる際はまずボタンを押します。するとローターが少し前方にせり出してスプールが見えるようになります。糸がローターに当たって抵抗になると飛ばないので抵抗を減らしているのです。
そしてボタンを放すと白いピンが引き込まれます。即ち白いピンがスピニングリールにおける人差し指の役目を果たすわけですね。
前述の通り、ガチの釣りではメタニウムMgDC7を使うので、このコンビが登場するのは湖畔や河川敷キャンプに持っていき、朝夕のマズメ時にサクッと釣りをするケースになりそうです。
スピンキャストリールはスピニングリールやベイトキャスティングリールに比べて糸が絡んだりするトラブルが少ないですから、朝夕の薄暗い時や夜釣りには最適です。
また暗い時でも不安が少ない点で、夜のナマズ釣りに使おうかと思っています。近年は車を駐車できなくなってナマズ釣りから遠ざかっていますが、バイクなら停められるかもしれません。少々歩く場合でも、釣り竿を持って夜にウロウロすると警察官に職務質問を受けたりする(経験アリ)ので、コンパクトロッドのカバンに隠せる性能が遺憾なく発揮されると言うものです。
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